満月に寄せて  平和への行動

いつも「月よ月よのお話」をお読みくださってありがとうございます。
今日は皆様にお願いがあります。
署名をお願いしたいのです。
新聞やテレビでも紹介された、あのホワイトハウスへの請願署名です。
この署名で出される請願の内容は、辺野古の工事をせめて来年の県民投票の結果が出るまで待ってくださいというものです。
この署名請願サイトでは、提案から30日以内に10万筆を得た請願については、60日以内にホワイトハウスが何らかのアクションを起こすという約束になっているそうです。
既に10万筆は超えたものの、もっと多くの方に署名していただき、いま日本で何が起こっているのかということについて、世界中の方に知っていただきたいのです。
なお、辺野古に基地を作らなかったら、普天間を返還できないという方がいらっしゃいますが、そんなことはありません。
また、辺野古に基地を作るというだけでは普天間が返還されない可能性もあります。
辺野古に作る作らないより、まず普天間の返還が実現しないといけないのです。
辺野古に基地を作らないと中国が攻めてくるとか北朝鮮からミサイルが飛んでくるとか、そんなことは、基地を作るかなくすかの問題ではなく、もっと基本的な外交の問題です。
それは、沖縄にアメリカの基地を増やすこと以前に国が外交で解決していかなければならないことなのです。
また、辺野古には、多様な生物が生息する貴重な自然があります。
世界でも珍しいサンゴの生息地で、絶滅を危惧される生物も生息します。
これらは、一度埋め立ててしまえばもとにはもどらないものです。
そして、県民の意志として、玉城デニー知事が選ばれたのです。
その知事と政府との話し合いの最中に突然始まった土砂の投入は、民主国家の在り方として、許されるべきものではありません。
これがもし、自分の街に起こったことだったら…。
それを想像したときに、もし、許せないという気持ちをお持ちでしたら、ぜひ署名にご協力ください。
もちろん、既に多くの方が署名されていますので、このブログをお読みくださっている皆様の中にもお済みの方が多くいらっしゃると思います。
まだの方は、どうか下記よりサイトに移動していただき、ご署名いただければ幸いです。
PCでしたら、サイトの左側に「名」「姓」「メールアドレス」を入力する欄がございます。
スマホでしたら、サイトを表示したら下部に出てくる「Sign Now」というところをクリックしていただきますと、署名欄が出てまいります。
どちらの場合も、「名」「姓」「メールアドレス」を入力し、その後「Sign Now」をクリックいたしますと、入力したメールアドレス宛に、確認メールが届きます。
そのメールの中ほどに、「Confirm your signature by clicking here.」という文言が青い文字で出ます。この青い文字をクリックしていただきますと、署名が完了します。
Twitterなどからこのサイトに入った場合に、一部のスマホでは確認メールの青い文字が出ず、署名が完了しないという問題があるようです。
その場合は、署名サイトを開いたのちに、別のブラウザに移動して閲覧することで署名が可能になります。
くれぐれも、確認メールの青い文字のクリックをお忘れなく。この確認が行われて初めて署名が完了いたします。
署名サイトには下記URLからいらしてくださいませ。
https://petitions.whitehouse.gov/petition/stop-landfill-henoko-oura-bay-until-referendum-can-be-held-okinawa

どうか皆様のご協力をお願い申し上げます。
沖縄の仲間を犠牲にして、自分たちの平和を守れるとは思いません。
むしろ国全体で、世界を味方にして、広く平和を訴えていきたいと思います。
よろしくお願い申し上げます。

2018年12月新月

12月7日16時22分、人馬宮15度07分の新月です。
人馬宮ですから、スタート感というか、蹴りだす力がありそうな新月ですね。
双魚宮に火星と海王星コンジャンクションで、そこにスクエアですから、この火星と海王星は、着火剤みたいな感じですね。
火と水ですけれど。しかも水の中。
水中からロケットが発射される感じかもですね。
夏休みに、子どもたちを集めて花火大会をしたのですけれど、中にはいろいろ実験したい子もいて、燃え盛っている花火を、水の中に入れるんですね。
本人は、「ジュッ」と消えるのを期待したのでしょうが、意に反して、バケツの水の中で花火は燃え続けるんですね。
もちろんいくつかやっていると、燃え続けるものと消えるものがあることにも気づくわけです。
子どもたちは、
「なんでや?」
ということになるのですが、これはご存知の方も多いと思います。
酸化剤が入っているものと、そうでないものがあるのですね。
この日の新月(太陽と月のコンジャンクション)と、火星・海王星コンジャンクションは、どちらかが着火剤で、どちらかが酸化剤になりそうですね。
水の中で着火して、外にドーンと飛び出しそうな感じなのです。
心深く抱いた思い。
そこに、何らかの形で火が付きそうです。
新月は7室で起きますから、常日頃向き合っている人との関係から生まれるのかもしれませんね。
火星と海王星は10室後半ですから、自分自身の目標を達成して、そろそろそれを多くの人にシェアしたいと思うような状態だと考えられます。
そこで、まずは身内からというところでしょうか。
そして、その新月のすぐそばまで木星が来ています。
人馬宮ではあるのですが、6室か7室か微妙なところです。
連れ合いとかパートナーとかいうと、お互いに頼り頼られですから、そんな関係を豊かに享受することで、新月の力もより受け取ることができそうな気がします。
新月のおとなり、磨羯宮には、冥王星と、ここをホームとする土星がいます。
こっそり遠くからご先祖様が見守ってくださっているような気がします。
今すぐというわけではないけれど、必ずその努力が報われる日が来るよって、言っていただけているような、そんな気がします。
冥王星新月セミセクスタイル
土星木星セミセクスタイルです。
角度が緩いので、ふんわりと包むような大きな力です。
そして、この木星と同じ6室に、天蝎宮の水星と金星がいます。
水星はこの新月の日の朝に順行に戻ったばかりですから、まだまだ勢いはありませんが、その分、水面下での情報収集が効くでしょうね。
人様のために真面目に動いていたら、知識やスキルが自然に身につくという感じでしょうか。
焦らないほうがいいですね。
動くことで加速がつくことになります。
小さなことでもいいので、人様を大切にすること、同様にご自分自身を大切にするということを何か始められるといいのではないかと思います。
それによって、ご自分の意識しないような深い深いところで、何らかの変化が起きそうです。
滑らかに動くというわけにはいかないかもしれませんが、このように動かざるを得なかったというような動きだろうと思うのです。
というのも、ここにある金星とオポジション、水星とインコンジャクト、木星とバイクインタイルの位置に、白羊宮の天王星がいます。
この天王星は火星海王星とはセミスクエアですから、ここの動きによってはダイレクトに変化に結びつく可能性もありますが、これはややぶつかり合いの傾向があります。
それでも、何らかの行動と、あなたの深い思いが、ご自身の心の変化を導き出すという方向には動きそうです。
この天王星は12室で、3室にある巨蟹宮ドラゴンヘッドとスクエアでもあります。
ドラゴンヘッドは水星とトラインでもあります。
ささやかなやり取り、一言のコミュニケーション、その小さな動きが大きな変容を生む力になると信じましょう。
わたくしたちはたくさんの思いを抱えながら生きています。
それらは他の人との共感を生むものもありますし、なかなか共感を得られないものもあります。
伝え方を変えれば、相手の理解の仕方が変わることがあります。
同じように、聞く姿勢を変えれば、相手への理解の深さが変わります。
わたくしたちは、自分の行動を変えることはできても、人様の行動を変えることはできません。
小さなコミュニケーションでも、思い切って踏み込むことで、現状を打破することになる場合もあります。
人間関係に悩んでいるときは、相手に「変わってほしい」と思うものですが、自分が起こす行動で、相手が変わらなくても現状そのものを変えることができる場合が多くあります。
この新月の星回りでは特に、あなたの行動で変わるのはあなた自身です。
相手が変わるかどうかはわかりません。しかし、そんなことはどうでもよくなるくらい、あなた自身が変化していくことが可能なのです。
どうか、お楽しみに。
素晴らしい新月をお迎えくださいませ。

2018年11月満月

11月23日14時40分、双児宮0度52分の満月です。
双児宮の月に、人馬宮の太陽。
太陽のそばには木星、逆行中の水星がいます。
木星は、この前の新月の日の夜に人馬宮に入ったばかり。
太陽はこの前日に、月はこのほんの1時間ほど前にイングレスしたところで、新しい空気に満ち満ちた満月になりそうです。
さらにこの満月は双児宮ですから、身近な人とのコミュニケーションが盛んになりそうです。
併せて人馬宮の水星が逆行していることもあり、しばらくあっていなかった人との再会、滞っていた事案の再稼働など、新しいこととともに、以前関わったことが再び浮上するようなことが起こるでしょう。
これは蒸し返されるというような感じではなく、過去に取りこぼしたことについて、再度新しいアプローチで臨むという感じでしょうか。
太陽、木星コンジャンクションに、天秤宮の金星、磨羯宮の土星がそれぞれセミクインタイルです。
この金星と土星はそれぞれ月にバイクインタイルです。
この金星、土星木星と、双魚宮にいる海王星は、全て自分の支配するサインにいます。
星の力が素直に出ると考えられます。
土星はMCに近く、それぞれお仕事や人生の役割で責任が重くかかってくることも多いかと思います。
しかし、それが2室の月を助けます。
この時期の努力があなたを裏切ることはありません。
そして、金星は7室にいて、あなたが今向き合っている人こそが、あなたの助けになるということを示します。
さらに対岸からは、太陽とともに木星と水星が輝いています。
経済的な問題、所有物に関する問題、自分自身の身体的な問題を抱えている方にとっては、何らかのヒントが得られる時期になると思われます。
いつものことではありますが、あなたの手の届く範囲の大切な人とのやり取りを大切にすることを、より一層意識なさることが、この満月の鍵だと思われます。
さて、土星が9室でMCの近くにいるのですが、その反対側、磨羯宮の冥王星が10室の前半のほうにいます。
磨羯宮の冥王星も長いですね。
2008年の一年間をかけて、あっち行きこっち行きして、人馬宮から磨羯宮に移動しました。
この満月の時に、権力の頂点に座す感じなのですが、もう、MCを越したらあとは下降ですかね。
この冥王星ですが、木星、太陽のグループと、双魚宮の火星とセミスクエアです。
つまり、木星、太陽は火星とスクエア。
火星は月とスクエアになりますので、ここはTスクエアです。
権力も、社会からのバッシングや、これまで潜んでいた不満で地に堕ちるという可能性もあります。
時節柄、大手自動車メーカーの話だと思われるかもしれません。
それもあるでしょう。
しかし、腐りきった権力というのは他にもあるわけで、何よりも早くやめてほしいのは今の内閣ですが。
ちょっと見てみたら、今の長期政権って、2012年の12月26日、磨羯宮冥王星天蝎宮土星のミューチャルレセプション、しかもタイトなセクスタイルに、火星が宝瓶宮にイングレスした日にできてるんですね。
セクスタイルが絡むと長くなるんですねぇ(涙)
もっといい政権が長く続いてほしかった。
まあ、冥王星土星のミューチャルレセプションなので、水面下で権力を奮って、それが腐りきるまで続く予感はありますね。
さて、満月のお話に戻りましょう。
この満月とはセミセクスタイルの位置に白羊宮の天王星があります。
サイン一つまたいでしまうんですが。
この満月の時、アセンダントが白羊宮にあるので、天王星は1室。
この白羊宮にアセンダントというのも、勢いがついて、節目感がありますね。
そしてこの天王星、太陽とはインコンジャクトなのです。
そしてさらに、双魚宮海王星セミスクエア、巨蟹宮ドラゴンヘッドとはスクエアで、金星とはオポジションなので、ドラゴンテイルも含めると、グランドクロスを作ります。
天王星グランドクロスというと、しばらく前まで冥王星がらみで長らく緊張の時が続きましたね。
冥王星はまだ磨羯宮にいますし、天王星が白羊宮に戻ったということもあり、あの緊張が、また戻ってくる感じでしょうか。
しかし、実際にはわたくしは天王星金牛宮に入ってからのほうが気を付けなくてはならないと思うのです。
今は、よく注意して見るとき。
来年の春以降の世の中の動きを変えられるのは、わたくしたち民衆だけなのです。
日本を「戦争のできる国」にしてはいけません。
それを止められるのはわたくしたち国民だけです。
今の政権にとっては、平和と基本的人権国民主権を守ろうとする国民こそが、天王星なのかもしれませんが…。
この満月の時、何か足を引っ張るような感じというか、勢いに乗り切れないとしたら、あなたの中の意外性に、あなた自身が驚いて躊躇するのではないでしょうか。
それは天王星のしわざかもしれません。
そうかもしれませんが、ならばこそ、そこに耳を傾けて、よりよい人生のために、思いもよらないご自分も含めて、全てを受け入れる姿勢で、新しい一歩を踏み出す力にしていただけたらいいのではないかと思います。
さて、いろいろ書いてまいりましたが、このようなわけで、今回の満月はかなり切り替わり感がある満月のように思われます。
是非、一つ上のステージへ。
この満月をきっかけに上っていただけたらと思います。

2018年11月新月

11月8日午前1時03分、天蝎宮15度11分の新月です。
これまで気づかなかったご自分の力を発見できる新月になるかもしれません。
この新月双魚宮海王星とトラインで、天蝎宮冥王星とゆるいセクスタイルです。
そして、この冥王星は、新月の起こる天蝎宮の支配星です。
新月は3室にありますが、この冥王星は5室です。
あなたの好きなこと、運命的に惹かれることが、今始まろうとしています。
ご自分の内側をずっと見つめ続けてきたという方も、何も始まらないし迷い続けてきたという方も、この時期、何かが静かにあなたの心の奥で芽生えそうです。
さらにこの新月の時、アセンダントやMC周辺には星がいませんが、アセンダント処女宮、MCは双児宮で、共に支配星は水星です。
この時水星は人馬宮で、IC付近にいます。
あなたの最もくつろげる場所はどこでしょうか。
あなたが最も力を発揮できる場所はどこでしょうか。
それを踏まえて、ご自分自身をしっかりと見つめてください。
人間というのはおかしなもので、何かが始まるというと、全く新しいものが始まるような気がしがちです。
しかし、本当のところを言うと、たいていの人は、ご自分の中にすでに何かを持っていらして、その値打ちに気づかないでいることが多いのです。
全く何の体験もないことに飛び込むというのはよほどのことがなければありません。
また、好きなことを仕事にというと、趣味や遊びでやっていることでお金を稼げると考えがちになるようです。
これも本当のところを言うと、好きなことそのものより、その好きなことをしている自分自身の性質を生かした仕事をするほうが、好きなことそのもので仕事をするよりうまくいくこともあるのです。
歌が好きとか、映画が好きとか、それで単純にその世界の職業という考えではなく、物事の細かいところを見るのが好きとか、繰り返し練習するのが好きとか、そういうご自分の行動の「好き」を汲み上げてみてください。
すると、事務的なことが向いているとか、営業が向いているとか、職人が向いているとか、そういうことが見えてくるかもしれません。
そしてこのように視点を変えてみることで、これまで見えなかったものが見えて、「新しいことが始まる」ということにつながる可能性が高いと思います。
そもそも、新しいものは、既に持っているけど気づかないものということが多いのです。
どうか、ご自分の中身をよく探してみてくださいませね。
さて、星の配置にお話を戻しましょう。
水星のいる4室から見てICを挟んで3室、天蝎宮の端っこには木星がいます。
この木星は29度。
この時巨蟹宮ドラゴンヘッドとほぼぴったりのトラインで、この後木星は、21時39分ごろに人馬宮に入るまでがボイドですね。
ボイドは、わたくしはその星のやりたい放題が出るのではないかと思っています。
良い悪いではなく、ただただ、その星の特徴が強く出る感じ。
木星の特徴が強く出るとは何でしょう。
成長、守護、拡張…
よさげなものばかりですが、「過ぎたるは猶及ばざるがごとし」
その過ぎたる状態になりそうな木星のボイド、新月の一日、お気を付けくださいませ。
さて、この木星、磨羯宮の土星セミクインタイル。
ドラゴンヘッドとのトラインは勢いが増して、世の中に向けて盛大に送受信しそうなのですが、土星が絡むことで、いいブレーキになってくれるでしょうか。
また、新月の前日に白羊宮に戻った天王星とはインコンジャクト。
きっと、スピードを出してガンガン進んでいたら捕まったという感じになるかもしれません。
天王星は、ドラゴンヘッドとスクエアです。
ちょうどこの記事を書き始めた日のニュースでは、リミッターを外した車が新幹線並みのスピードでトンネルを通過し、ドライバーが書類送検されるという事件でもちきりでした。
なんとなくこの新月木星っぽい話だなぁと思いました。
リミッター、外すと違法ですからね。
さて、閑話休題
木星に戻りましょう。
木星はそのほか、少しゆるめですが、宝瓶宮の火星とスクエアです。
火星は、天秤宮の金星とトライン。
物事が矛盾なく進みそうな、安定した感じがいたします。
労働に対しては適正な報酬が得られ、満足な結果になるでしょう。
意欲を持って人様のために働いたら、それだけ返ってくるものも大きいということです。
金星は少しゆるめですが、天王星オポジションになります。
ひょっとしたら、ここ数年頑張ってきたことが認められ、次へのステップにつながるようなことがあるかもしれません。
この天王星は来年3月6日の夕方まで白羊宮に滞在します。
この間に、ここ7年の動きがよみがえるような、またはやり残したことを片付けるようなことが起こるかもしれません。
それは自然な動きです。
放っておいても起こることですし、起こっても、目に留まるかどうかもわかりません。
それでも、片付くことは片付きますし、おさまるところにおさまるのです。
自然の流れに任せてみましょう。
抵抗せず、静かに心の奥を見つめましょう。
そのうえで、自然の動きにしたがって物事を始めれば、この新月により似つかわしい過ごし方になるかと思います。

2018年10月満月

10月25日午前1時46分、金牛宮1度13分の満月です。
一つの物事が今しっかりと完結し、新たな一歩を踏み出す時です。
月が金牛宮天王星コンジャンクション
太陽が天蝎宮で金星とコンジャンクション
このそれぞれと獅子宮ドラゴンヘッドがスクエアで、不動宮のTスクエアができています。
もう一つ目立つのが、太陽と磨羯宮の土星がそれぞれMCに対してインコンジャクトで、太陽と土星セクスタイルのため、ヨードが出来上がっていることです。
さらに、月とアセンダント土星が、それぞれトラインでグランドトライン。
このグランドトラインは、太陽、金星を突破口にしたカイトになっています。
どこでつまずいているのか、何が問題なのか、そういうことがよく見えてくるのではないでしょうか。
このヨードからは、現実的にやりたいことがあり、そのために周辺の様々なことを収めていっている様子がうかがえます。
今すぐに大きな動きができるわけではないけれど、情報を集め、ご自分の基礎となる部分を固めていくことで、焦点を絞る時期であるように思えます。
また、カイトに目を向けますと、これは地のグランドトラインに、月から水の太陽に向かう作りです。
金牛宮の満月は豊かな実りを連想させます。
そして、自分自身の体や、それを構成し取り巻く様々なものが、より快適になっていくような感じです。
その満月を一角とする地のグランドトラインは、その豊かさをしっかりと保持する感じがします。
しかし、ただ保持するだけではわたくしたちは何の実りも得られません。
豊かな土地をしっかりと保持することは大切なのですが、それだけでは何も生み出すことはありません。
グランドトラインをカイトに仕立てる太陽と金星は、水のサイン、天蝎宮にいます。
豊かな土地というのは、水の恵みが大きい土地でもあります。
この満月の時、月の豊かさに太陽のエネルギーが、乾いた土地に水を注ぎこむように力を与えることでしょう。
また前述の通り、この満月にはドラゴンヘッドを頂点とするTスクエアもついています。
それはそれなりに成り立っているところへ、より大きな力が加わり、カイトの足には天王星もついていることですから、思わぬ展開で、実りをもたらすことになるやもしれません。
全体としては明るい方向に動けばいいなという期待を持ってはおりますが、安定しているところに水が入って意外な展開にというと、どうしても水害の怖さも頭をかすめます。
念のために非常用の水食料や電源などの点検をお願いします。
また、必ずしも満月のその時に来るとは限りません。
これを機会に、日頃の用心や準備を見直してみられるのがいいのではないかと思います。
さて、そのほかの星ですが、太陽、金星と同じ天蝎宮木星、水星。
土星と同じ磨羯宮に冥王星
宝瓶宮に火星。双魚宮海王星です。
そして水星と冥王星セクスタイル海王星冥王星がとてもゆるいセクスタイルです。
海王星と水星については、少し幅がありすぎて、トラインとはいいがたいのですが、この小三角の影響を受ける方もいらっしゃるかとも思います。
また、この水星は火星とスクエアです。
大切な方との心のつながりは、ほんの少しの言葉でより豊かに、また逆に緊張が増したりすることもあります。
この機会に、ご家族やパートナーとの言葉のやり取りを、再確認されてはいかがでしょう。
もちろん、日ごろから言葉かけに心を砕いていらっしゃる方も多いかと思います。
そんな方もまた、新たな気持ちで見直してみられたら、より素敵な発見につながるのではないかと思います。
さて、きっぱりした今回の満月。
このあたりで一つの結論が出たという方もいらっしゃると思います。
一息ついて、次の新しい道を目指してくださいませ。
良い満月をお過ごしくださいませ。

2018年10月新月

10月9日12時48分、天秤宮15度48分の新月です。
相方さんとの関係をよく見つめなおしてみましょうという感じですね。
もちろんお読みくださっている方の中には、漫才コンビ組んでませんから、というかたもいらっしゃるでしょう。
あ、それは大半ですよね。
しかし、結婚という形で人生のパートナーがいるという方もいらっしゃれば、同居や入籍という形は別として、人生のパートナーがいらっしゃるという方もいらっしゃると存じます。
もちろん、恋愛や生活を抜きにして、仕事や社会活動などで組んでいるパートナーを含めば、範囲はもっと広がります。
形やきっかけはどうあれ、人生を共に過ごしているという方を相方さんと呼べば、なんとなく感じはつかめるような気がしますよね。
相棒でもいいと思います。
その相方さんとの関係を、よりよいものにしましょうという新月になるのではないかということです。
訪れる変化というと、個々でその大きさや内容は違うと思います。
天秤宮新月は、獅子宮ドラゴンヘッドとクインタイルです。
そのドラゴンヘッド天秤宮のお尻のほうにある水星、金牛宮の前のほうで逆行している天王星と、それぞれスクエア。
天王星が3室、水星が9室で、サインはまたいでいますが、これらがオポジションなので、Tスクエアですね。
なので、このあたりにヒントがあるのではないかと思います。
ドラゴンヘッドは7室ですから、ここは、人生のパートナーやライバルについて語る部屋です。
天王星と水星が何か角度を作ったら、通信関係に注意というのは、結構多くの方が経験されていると思います。
わたくしもそれに関しては枚挙にいとまがないほどやらかしています。
しかもそれが3-9室のオポジションで、7室のドラゴンヘッドと絡めば、たいてい相方との連絡の行き違いや、家庭の通信機器の故障というふうに顕れてもおかしくありませんので、何かあれば、「なぁんだ、星の影響なのか」と、余裕かましてくださいませ。
何もなければ、「ささきも当たらん占いやっとるなぁ」で済ませてくださいませ。
さて、このドラゴンヘッドは、12室にある磨羯宮の土星とインコンジャクトです。
ここでいろいろ我慢するとか、自分に制限をかけているとか、そういうことが相方との関係で現れるような気がします。
土星と同じ磨羯宮に冥王星がいますが、これはアセンダントを挟んで1室にいます。
この冥王星が、新月とはスクエアです。ちょっと厳しい目の感じですよね。
ご自分がこうありたいという思いと、周囲や相方がこうあってほしいという思いの中でのぶつかり合いがなんとなく浮上してきそうにも思います。
そこは個々の話し合いなのだと思いますが、できるだけ視野を広く、視点を遠く持ったあたりから離していかれることをお勧めします。
今回の星回りですと、無自覚なまま自分で自分に制限をかけていることがはっきりするかもしれません。
少し詳しく書きますと、
新月というか、太陽と冥王星がスクエアですから、ひた隠しにしてきたことも、ここらへんではっきりするのでしょう。
冥王星は磨羯宮。その支配星が土星でホームの磨羯宮にいますし、12室ですから、実に自分と世界が融合して混とんとした中に、あるべき力を秘めて、じっと息をひそめているわけです。
そしてそもそもその土星がわたくしたちにかけてくる制限や、山のように目の前に積まれた課題が、太陽と月が冥王星とのスクエアを作ることで、露呈してしまうという感じでしょうか。
それまでは、それがそうだと気づいてはいなかったことが、ぽろぽろ出てくるかもしれません。
自分が作って自分を苦しめていたさまざまな課題、制限、そうしたものが浮き彫りになるでしょう。
それは、あなたがあなたの心を鍛える場面で出てくると思われますし、ここで活躍してくれるのがあなたの相方さんのようです。
ただ、あなたの作った制限を解除してくれるのか、制限をより強固にしてしまうのかはわかりませんが、少なくともあなたの意識にまで引き上げて、はっきり認識する助けにはなると思います。
それは、主語があなたでも相方でも同じです。
あなたはあなたの制限を、相方は相方の制限を、それぞれ自分自身で解除していくわけです。
互いに相手の鏡となり、互いを磨く砥石となるわけです。
そうはいっても、正面切って直接ものを言うような磨き方になるとは思えません。
水星が双魚宮海王星とはセスキコードレイト。
この、なんか、合ってるんだか合ってないんだかって感じが好きなんですよ。
ぴたっと合うトラインよりも、なんかずれてる。
人間関係だと、そのずれがあるからお互いに理解しようという意識が働く。
もっと知りたいとか、これじゃあかんのかいとか。
そういうもどかしさの中で、お互いを磨いていくのですね。
海王星はまた、天王星とはセミスクエアです。
たぶん、人と人との理解について言えば、この時ばかりは情に訴えても理屈をこねてもあかんのやと思います。
気持ちの点でいえば、情熱を傾けるとか、熱を持つとかの感覚を表す火星が宝瓶宮
それにスクエアの位置で、好きとか楽しいとかいう気持ちを表す金星が天蝎宮
素直な喜びの感情は底深く沈められ、自他の奥深くを探求することには熱くなりそうな感じです。
楽しくはじける時期ではなさそうですし、角突きあわせるというわけでもありません。
互いにご自分のなすべきことをきちんとしながら、相手の動きをよく観察して、適切な行動をしていくということですね。
もちろん、相方さんは自分自身とは違いますから、自分の思うように動いてくれるわけではありません。
自分がどうするかということと、人様がどうするかということは全く別の話です。
「わたしがあなたのためにこうしたから、あなたはわたしのためにこうしてください」などというのは、愚の骨頂です。
たとえ長く一緒にいる相方さんでも、自分ではありません。
ここは一線を引いておきたいところですね。
特に、相方さんを大事にするあまり、ご自分を見失うということも、多くの方が経験されることのようです。
この新月の時、金星と同じ天蝎宮には木星がいて、冥王星とはセクスタイルですが、かなりルーズで、それ以外にメジャーなアスペクトが見当たりません。
他には、マイナーアスペクトで、新月とゆるいセミクインタイルを作っているくらいですね。
これが10室にいるので、お仕事や将来の夢といったところでは、思いが空回りしてややぼやける感じがありそうです。
こんな時こそ、ご自分と相方さんの関係性を注視して、足元を固めていかれることをお勧めします。
これをお読みくださってる皆様は、比較的年齢層が高くていらっしゃると思います。
若い方でも、30代でしょうか。
主流は40代50代の方ではないかと思います。
生活でも、お仕事でも、いろんな我慢をしてきはったと思います。
そして、それが美徳とされる頃に子ども時代を過ごしてこられた方も多いと存じます。
けれど、我慢や努力は、自分のためにすることです。
自分が美しく花開くため、大切なものを大切にするためのものです。
ですから、ここで少し言い換えておきます。
我慢する=楽しみに待つ
努力する=豊かさをふやす
この言い換えで当たらないことであれば、少し考えなおしてもいいかと思います。
どうか、ご自分と相方さんを大切に。
良い新月をお迎えくださいませ。

2018年9月満月

9月25日午前11時54分、白羊宮1度59分の満月です。
月は白羊宮、太陽が天秤宮です。
太陽と水星がMCを挟んで大変近く、コンジャンクションと言えるでしょう。
したがって月はIC近くにあります。
太陽も月も、1室にある磨羯宮の土星とスクエアで、活動のTスクエアを作ります。
また、火星が宝瓶宮ドラゴンヘッド獅子宮オポジション
これに金牛宮天王星がそれぞれスクエアで不動のTスクエアを作ります。
これらのTスクエアが交わり、太陽と火星、ドラゴンヘッドと月、それぞれがトラインで結ばれ、太陽とドラゴンヘッド、火星と月のそれぞれがセクスタイルで結ばれています。火と風のミスティックレクタングルです。
さらに、天王星土星がトラインで結ばれ、土星ドラゴンヘッド天王星と太陽が、それぞれインコンジャクトで結ばれます。
それぞれがなかなかタイトな角度ですし、緊張感も高いので、どうも閉塞感のある満月のようです。
白羊宮の満月ですが、それほど前へ前へという感じがしません。
Tスクエアはあるのですが、邪魔が入るというわけでもありません。
むしろミスティックレクラングルもあるので、中でもがきながらもなんとか折り合いをつけるというか、新しいものに飛びつくよりも、今まで積み上げたものをもう一度点検し、しっかり足元を押さえることで、次の段階を模索するというような感じになるでしょうか。
珍しいことよりも、既に持っているもので勝負してみましょうということです。
わたしたちはなんでも前へ進むというと、新しいことをしなければいけないような気になるものです。
しかし、実際には、どんなに新しいことをするについても、その元手になるものは、自分の既に持っているスキルや知識だったりします。
例えば転職にしても、たいていはこれまでの経験をもとにして同様の職種を選ぶことも多いと思われます。
また、全く畑違いの仕事を目指して、学校に通うところから始めたとしても、これまでに培った能力を否定する必要はありません。
むしろたいていは、新しい職業でもそれらは必ず役に立つに違いありません。
満月は、一つの成就を表します。
ここまでの間に積み上げたこと、続けてきた努力、そういったものがここでものを言うでしょう。
一つのことが成就すれば、次のことが始まります。
10月9日に迎える天秤宮新月までには、ここで感じている閉塞感はほどけていきます。
この場合、すっきりしていくというよりは、問題意識がはっきりしてくるという感じでしょうか。
それまでは、ご自分の得意なことをより磨きつつ、生かしながら足元を固めていかれてはいかがでしょうか。
さて、ここまでのお話に出てこなかった星を見てみましょう。
土星とともに磨羯宮にいる冥王星が、天蝎宮木星セクスタイル
その木星は太陽とセミスクエア、火星とクインタイルです。
また、木星と同じ天蝎宮には金星がいて、太陽とセミクインタイル、月とバイクインタイルです。
木星は成長の星、金星は愛とお金の星。
同座しているからと言って、お金が増えるとか愛が増えるとか簡単には言いませんが(笑)
木星はひとつのサインを1年ほどで通過します。昨年の10月に天蝎宮に入ったので、あとひと月半ほど天蝎宮にいます。
あまり表に現れないことや水面下での動きが活性化してきた一年と言えます。
これまでの努力も成果も、見えてくるのは今年も終盤になってからです。
また金星は、今月の9日に天蝎宮入りし、10月いっぱいはここに滞在します。
途中逆行で11月ごろは前の天秤宮に戻るのですが、12月にはまた天蝎宮に返ってきます。
天蝎宮の金星は、人様の隠された魅力に気づく時です。
木星も金星も11室にいますから、多くの人と接する中で、自他の魅力に気づき、交友を広げていくことになりそうです。
互いを尊重し、喜びにあふれた交流ができますように。
さて、今回はほとんどの星が活動宮か不動宮にいます。
唯一柔軟宮に座しているのが双魚宮海王星です。
こちらは土星とクインタイル。
もしも閉塞感が強くて、枠の中で力をふるいきれずにいるとしたら、一度すべてを手放してみましょう。
一日の終わり、寝床に入る前のひと時、静かに部屋に座って目を閉じてみましょう。
座る場所は、床でも椅子でも布団でも何でもいいのです。
お仕事のことも、勉強のことも、人間関係も、何もかも忘れて、ほんの数分、静かに過ごしてみましょう。
いろんな思いが沸きあがってきても、放っておきましょう。
そこにつかまらないように、流してゆくのです。
そして、ゆっくりとご自分の呼吸に耳を澄ませましょう。
そのようにすることで、ご自分の内側に静かにつながってゆくことができるかもしれません。
状況がどんなに動かなくても、心を自由に解き放つことができれば、あなた自身の本来の力が十分に発揮されるでしょう。
いろんなことで、胸がいっぱいになっていらっしゃるかもしれません。
しかし、いつかはそれもほどけてゆきます。
ゆっくりとした呼吸に乗せて、心も体も緩めていかれますように。
良い満月をお過ごしください。