2019年5月新月

5月5日午前7時47分、金牛宮14度11分の新月です。
先月の下旬から冥王星が、末から土星が逆行していますね。
これらは寄り添いつつ、磨羯宮を運行中です。
ちょうどドラゴンテイルにも重なっていて、巨蟹宮ドラゴンヘッドオポジションになりますね。
ここに双魚宮海王星が調停という形で入ります。
そして海王星は、金牛宮天王星セミスクエア、白羊宮の金星とセミセクスタイル
金星はドラゴンヘッド土星冥王星に、それぞれ緩いスクエアですので、活動宮のゆるいTスクエアになっています。水星も参加可能かな?というくらいゆるっと寄り添っていますけどね。
むしろこの水星は人馬宮木星とのトラインのほうが角度としてははっきりしているでしょう。
木星双児宮の火星とタイトなオポジションを作っています。
そしてこの火星は件の土星冥王星とインコンジャクト、新月セミクインタイルですね。
星の配置だけ一度に書いてしまいましたが…
木星土星冥王星が逆行で、土星冥王星が重なっているので、結構重しが効いていてしんどいかもしれません。
木星が火星をけしかけ、土星冥王星が牽制していますので、うまく使えば、アクセルとブレーキを駆使して大きな取り組みができそうです。
何も考えずにいると、思うままに任せないじれったい状況になったり、突然物事が展開し始めるなど、ついていけない状況もあるかもしれません。
しかし、怖がるには及びません。
何が起こっているのか、自分はどこへ行こうとしているのか、そういったことをきちんと把握するよう気を付けているといいでしょう。
また、ご自分がするべきことと、したいことの区別は、常にはっきりつけておきましょう。
たいてい、そこのところがはっきりしていないので、どんなに頑張っても徒労感がつきまとうのです。
したくないことはするべきことでもしなくてもいいとは言いません。
きちんとご自分の中で区別をつけて、より合理的な優先順位をつけることで、気持ちの疲れは少しでも軽減されると思います。
中には、するべきことが多すぎて、したいことができないという方もいらっしゃるでしょう。
多くの方がそうです。
まず、何とかして休む時間を確保してください。
職場やご家族の協力を取り付けたり、時間の工夫をしたりすることは大変ですが、一日にたとえ一時間でも、ご自分だけの時間を作るようにしてみてください。
そしてそれと並行して、していただきたいことがあります。
それは、ご自分が「すべきこと」と分類しているものの中に「したいこと」が混ざりこんでいないかを調べること、そして、「したいこと」をしているときに「すべきこと」が滑り込んでいないかどうかを調べることです。
多くの場合、これらは混在しています。
また、ご自分のなりたい職業についたとか、ご自分の入りたい会社に入ったとかいう方は、「したいこと」の中に「すべきこと」が入っているのです。
この「すべきこと」がなければ「したいこと」が成立しません。
それを「こんなはずじゃなかった」「こんな仕事をするために会社を立ち上げたんじゃない」とか思っていらしたら、いろいろ問題があります。
一度整理してみてください。
余分な仕事もあるでしょうし、いやでもしなければならないこともあるでしょう。
逆に、「すべきこと」として処理している業務の中に「これ、意外に好きやなぁ」と感じられることがあったりませんか?
そうなれば、たとえ「すべきこと」であったとしても、ご自分の心の中で「したいこと」に分類してしまえますよね。
また多くの方が、お仕事や家事について、「今日はこれをしたい」という言葉を使われます。
それは、「楽しいからしたい」というのではなく、「これを今日してしまわないと次が回らない」という意味でつかわれるわけです。
それも、意図的にご自分に「これをしたい、できたらすっきりする」というふうに言い聞かせて鼓舞されるのもいいですし、「したいわけではないけれど片付かないので誰かに手伝ってもらおう」と、作業をシェアされてもいいわけです。
ご自分が一番楽に動ける工夫をぜひなさってみてください。
この時期は、未来の展望もより希望に満ちて見えますし、人間関係と目標とのバランスも良いのではないかと思われます。
新月の力を借りて、ご自分の元々お持ちの力と、周囲の方のお力をあわせることで、より一層、目標に近づく動きができるのではないかと思われます
どうか、何でもかんでもご自分一人で背負い込むようなことをなさいませんよう。
ご自分をより深く見つめたうえで、周囲の方にどんどん助けを求めてくださいませ。
そしてあなたご自身も、身近などなたかのために、手を差し伸べてみてくださいませ。
そのことで、あなたご自身も共に豊かな時間を過ごすことができるでしょう。
世の中は今、妙に浮かれた空気が流れています。
どうか、その浮かれた空気に隠された様々なことに目を凝らしてみていただきたいと思います。
そうすることで、未来もまた、拓けてくると思うのです。
よい新月になりますように。