2019年6月満月

6月17日17時32分人馬宮25度53分の満月です。
月と同じ人馬宮には逆行中の木星がいて、双魚宮海王星とタイトなスクエアです。
どちらも自身のホームにいて力を発揮できそうなのですが、木星のほうは逆行で、巨蟹宮の火星・水星・ドラゴンヘッドとインコンジャクトです。
木星は成長の星です。
それが逆行しているうえに何やらチクチクとストレスを受けているという感じですね。
それに対して海王星は同じ星の固まりとトライン。
さらに磨羯宮で逆行中の土星冥王星海王星セクスタイルなため、木星に対して優勢な感じなのです。
この土星冥王星木星とはセミセクスタイルです。
土星冥王星巨蟹宮のかたまりとオポジションのため、海王星はそれに対して「調停」という位置にあります。
木星海王星も広がる、拡大するという意味では同様に力を発揮します。
違いは、木星のほうが理想に向かって成長していくというイメージですが、海王星は夢や妄想が入ります。
木星の理想もかなり高いので、一人の人間の目標としては夢に近いのですが、それにしても、その夢をかなえるためにはこんな学校に行って、あんな学問を修めてという段取りもあれば教育の道もあるわけです。
かたや海王星は、守備範囲にドラッグや酒、博打、音楽や芸術があります。
芸能芸術関係のことについては素晴らしい力を発揮するので、もちろん悪い星ではありません。
星のことを善悪で分けても意味はないと思われますし。
こうして見ていくと本来理想に向かって進むべきものが、夢や幻想によって阻まれているという感じですね。
その時周辺がどうなっているかというと、火星・水星・ドラゴンヘッドの固まりについて言えば、火星は意欲・情熱、水星は情報、ドラゴンヘッドは運。
というふうにざっくり書いてみます。
すると、まっとうな理想は意欲や情報や運に邪魔され、どこへ行くかわからない幻想はこれらに助けられるというふうに読めます。
また、その反対側の土星冥王星を見てみます。
土星は我慢・制限。冥王星は破壊と再生。
これが二つ磨羯宮にあることで、かなり大きな「権力」を感じますが、これが海王星とはセクスタイルなので、安定的にこの海王星が力を持っている感じがうかがえます。
まぁ考えてみれば、情報や意欲という若そうな力と権力が対峙するのは本来当たり前なのですが、そこに夢や幻想の海王星…、いや、ここでは嘘と幻想の(としておきましょうか。)海王星がそれらを結び合わせてまとめる役割をしています。しかも安定的に動かない感じです。
対して木星のほうはこの意欲や情報をうまく使いこなせず、若干いびつな力がかかっているかのようです。では権力はどうかと言いますと、決して緊張感の大きな状態ではなく、むしろ今こそ雌伏の時という感じです。
じっくりと時間をかけて権力を奪回する時期のようです。
なんか、あれですね。
わたくし、満月のことを忘れて政治的なことを書こうとしていますよね。
いえ、皆さんがこれをお読みくださって、お好きなように判断していただけたらいいと思うんです。
ですからここでは政治的な読みをしてみますね。
現在、統計の改ざんや記録の隠ぺいその他もろもろで、絶賛虚言妄想政治中の安倍政権ですが、残念なことにこの満月の時についてはメディアを味方につけて権力をほしいままにしているという状況です。
対して野党のほうは、メディアとの関係も緊張度が高く、意欲や情熱も存分に発揮できていません。
しかし、この角度はインコンジャクトなので、必ず「ここ」という場所を見つけて足を踏み出すことになるため、決してまるまるダメというものではありません。むしろこの先が楽しみなのです。
また、この満月は人馬宮で、木星のホーム。
さらに木星は1室にあって、この満月の時を支配する力があるのです。
また、破壊と再生の冥王星、我慢と制限の土星との関係がよく、これは単純な安定というより、二者の歩み寄りが可能な関係という感じです。
現政権は、今、嘘で塗り固めた権力の上に胡坐をかいています。
インターネット上に現政権に対して賛成の意見や、野党に対して批判的な意見が多いのは、そういった意見を書く「アルバイト」があるからです。
スマホで隙間時間にお小遣い稼ぎをした経験のある方なら、一行10円とか、一件200円という「書き込み」の仕事があるのをご存知かと思います。
そういった中に、「現政権に賛成の立場で」という内容の求人があるのです。
本人がどのように思っていても、また、そのことがどのような結果を生み出そうとも、目の前の10円や200円で、それを売るのです。
売るほうも求めるほうも、その考えはあさましいというよりほかにないと思います。
このようなあさましい砂上の楼閣である日本に、わたくしたちは住むことを余儀なくされています。
一度すべてを破壊し、時間をかけて再生することで、豊かで健全な国づくりを目指すことこそ、この満月のエネルギーにかなうことなのです。
では続いて、他の星を見てみましょう。
先述の巨蟹宮のかたまり(火星・土星ドラゴンヘッド)は金牛宮天王星とクインタイルです。
天王星は革命、改革の星です。
わたくし個人は、改革改革と改革の安売りをする政治家は信用していません。
改革というと、何か良さそうに思います。
しかし、だいたい政治家の言う改革は、その政治家と属するグループにだけ都合よく変えることをさしているからです。
しかし、天王星の改革は、物事を本当の意味でひっくり返してしまいます。
それは、根本的な「改革」です。
この天王星が情報や情熱の星を助ける位置にいます。
情報の水星はメディアをさすと思われます。
また、情熱の火星は怒りであったり、支持者の熱意であったりすると思われます。
これが、根本的に今の状態からひっくり返る可能性もあるわけです。
考えたら当り前ですよね。
先日、あるファッション雑誌が自民党に対するメッセージを投稿してTシャツをもらおうといった企画をあげて大炎上しました。
元の記事を読むと、読者に素敵な自民党のイメージをアピールし、その素敵な自民党にバラ色の未来を期待するメッセージを送ろうという内容になっていました。
まともに情報を集めていればそんな手には乗らないと思いますし、実際ツイッターのリプ欄は、自民党と、その企画の雑誌に対する批判で溢れました。
自民党やそこに群がる人々のあさましい考えも、ここまでくればもうそろそろひっくり返るでしょう。
それは、自然の摂理です。
さて、今ここまでで金星が出てきていませんね。
この満月では全体としてタイトな角度が多いのですが、唯一金星だけが、タイトな角度を持っていません。
金星は太陽と同じ双児宮にいます。
太陽と金星は、双児宮の情報の受発信の力、コミュニケーションの力を担います。
どんどん発信していきましょう。
金星のやさしさ、太陽の温かさを言葉に乗せて、本来わたくしたち人間一人一人が持つ人権を、今この時こそ守り抜くために、丁寧に発信していきたいものです。

さて、今日はたいへん長くなってしまいました。
満月のお話は今日はここまでです。
ここで、一つお知らせをしたいと思います。
今回をもちまして、この「月よ月よのお話」の定期更新を、しばらくお休みいたします。
理由はそんなにたいそうなことではなく、実は長いこと手が回らなくなっていて、いつ辞めようかと悩んでいた状態だったのです。
ですからお休みと言いつつ、結局そのままフェイドアウトの可能性もあるのですが…
さらに、Yahooブログがこの12月にサービス休止になるようですので、これはひとつのきっかけです。
ブログ自体は、今年中に別のブログサービスに移行いたしますので、その時はまたあらためてご挨拶申し上げます。
そんなわけでブログそのものはまた休み休み書いていきますので、お目汚しになりますけれども、ご機嫌伺いさせていただきますのでよろしくお願い申し上げます。
Twitterは相変わらずうろうろしておりますので、よろしければお声掛けくださいませ。

長らくの間お付き合いくださいまして、ありがとうございました。
また別の記事にてお目にかかります。
では、よい満月をお過ごしくださいませ。