2018年12月新月

12月7日16時22分、人馬宮15度07分の新月です。
人馬宮ですから、スタート感というか、蹴りだす力がありそうな新月ですね。
双魚宮に火星と海王星コンジャンクションで、そこにスクエアですから、この火星と海王星は、着火剤みたいな感じですね。
火と水ですけれど。しかも水の中。
水中からロケットが発射される感じかもですね。
夏休みに、子どもたちを集めて花火大会をしたのですけれど、中にはいろいろ実験したい子もいて、燃え盛っている花火を、水の中に入れるんですね。
本人は、「ジュッ」と消えるのを期待したのでしょうが、意に反して、バケツの水の中で花火は燃え続けるんですね。
もちろんいくつかやっていると、燃え続けるものと消えるものがあることにも気づくわけです。
子どもたちは、
「なんでや?」
ということになるのですが、これはご存知の方も多いと思います。
酸化剤が入っているものと、そうでないものがあるのですね。
この日の新月(太陽と月のコンジャンクション)と、火星・海王星コンジャンクションは、どちらかが着火剤で、どちらかが酸化剤になりそうですね。
水の中で着火して、外にドーンと飛び出しそうな感じなのです。
心深く抱いた思い。
そこに、何らかの形で火が付きそうです。
新月は7室で起きますから、常日頃向き合っている人との関係から生まれるのかもしれませんね。
火星と海王星は10室後半ですから、自分自身の目標を達成して、そろそろそれを多くの人にシェアしたいと思うような状態だと考えられます。
そこで、まずは身内からというところでしょうか。
そして、その新月のすぐそばまで木星が来ています。
人馬宮ではあるのですが、6室か7室か微妙なところです。
連れ合いとかパートナーとかいうと、お互いに頼り頼られですから、そんな関係を豊かに享受することで、新月の力もより受け取ることができそうな気がします。
新月のおとなり、磨羯宮には、冥王星と、ここをホームとする土星がいます。
こっそり遠くからご先祖様が見守ってくださっているような気がします。
今すぐというわけではないけれど、必ずその努力が報われる日が来るよって、言っていただけているような、そんな気がします。
冥王星新月セミセクスタイル
土星木星セミセクスタイルです。
角度が緩いので、ふんわりと包むような大きな力です。
そして、この木星と同じ6室に、天蝎宮の水星と金星がいます。
水星はこの新月の日の朝に順行に戻ったばかりですから、まだまだ勢いはありませんが、その分、水面下での情報収集が効くでしょうね。
人様のために真面目に動いていたら、知識やスキルが自然に身につくという感じでしょうか。
焦らないほうがいいですね。
動くことで加速がつくことになります。
小さなことでもいいので、人様を大切にすること、同様にご自分自身を大切にするということを何か始められるといいのではないかと思います。
それによって、ご自分の意識しないような深い深いところで、何らかの変化が起きそうです。
滑らかに動くというわけにはいかないかもしれませんが、このように動かざるを得なかったというような動きだろうと思うのです。
というのも、ここにある金星とオポジション、水星とインコンジャクト、木星とバイクインタイルの位置に、白羊宮の天王星がいます。
この天王星は火星海王星とはセミスクエアですから、ここの動きによってはダイレクトに変化に結びつく可能性もありますが、これはややぶつかり合いの傾向があります。
それでも、何らかの行動と、あなたの深い思いが、ご自身の心の変化を導き出すという方向には動きそうです。
この天王星は12室で、3室にある巨蟹宮ドラゴンヘッドとスクエアでもあります。
ドラゴンヘッドは水星とトラインでもあります。
ささやかなやり取り、一言のコミュニケーション、その小さな動きが大きな変容を生む力になると信じましょう。
わたくしたちはたくさんの思いを抱えながら生きています。
それらは他の人との共感を生むものもありますし、なかなか共感を得られないものもあります。
伝え方を変えれば、相手の理解の仕方が変わることがあります。
同じように、聞く姿勢を変えれば、相手への理解の深さが変わります。
わたくしたちは、自分の行動を変えることはできても、人様の行動を変えることはできません。
小さなコミュニケーションでも、思い切って踏み込むことで、現状を打破することになる場合もあります。
人間関係に悩んでいるときは、相手に「変わってほしい」と思うものですが、自分が起こす行動で、相手が変わらなくても現状そのものを変えることができる場合が多くあります。
この新月の星回りでは特に、あなたの行動で変わるのはあなた自身です。
相手が変わるかどうかはわかりません。しかし、そんなことはどうでもよくなるくらい、あなた自身が変化していくことが可能なのです。
どうか、お楽しみに。
素晴らしい新月をお迎えくださいませ。