2019年6月新月

6月3日19時03分双児宮12度34分の新月です。
双児宮ですから、コミュニケーションが活発になるとか、動きが機敏になって様々なことに好奇心を持つ時期とか、そういう感じになりますね。
さらに、人馬宮にいる木星双魚宮海王星とスクエアを取っていて、ものすごく忙しそうな新月になりそうです。
この木星は、磨羯宮にいる土星冥王星コンジャンクションセミセクスタイル
海王星は、この土星冥王星巨蟹宮にいるドラゴンヘッドとのオポジションを調停する仕事をしています。
あなたが思ってもみなかった大きな力がもらえそうですよ。
自分はこんなふうに人様に期待されてたんだとか、こんなところに実力を発揮できるんだとか、そんな感じかもしれません。
これまで見えていなかったことが、ひしひしと感じられてくるでしょう。
また、土星冥王星金牛宮の金星とトラインです。
人様の助けになることなら喜んで努力しますっていうふうにも見えます。
あなた自身が動くことによって、人と人とが結びあわされていくようなことが起こるかもしれません。
そしてこれは、ありがたいことにタダ働きということにはならなさそうです。
報酬がお金かどうかはわかりませんけれど。
つまり、何らかの見返りはあるということです。
ただし、あなた自身が決して見返りを望んでいるわけではないので、むしろそれはおもいもよらぬ喜びごととして感じられるでしょう。
新月はまた、巨蟹宮の火星とセミセクスタイルドラゴンヘッド金牛宮天王星セミクインタイルでもあります。天王星木星とセスキコードレイトですね。
わたくしたちは、生活の中で、物事を好き嫌いで決めることは、なかなかできません。
仕事はもちろんのこと、着る服や持ち物まで、少なくともある程度の制約があり、その中で自分の好き嫌いを出していくことが多いと思います。
この新月の時も、それは同様です。
あなたはこれまで様々な社会的制約の中で無理なくご自分の好き嫌いを表現の中に組み入れてきたことでしょう。
しかしこの新月の時には、そこに少しひねりが入りそうです。
あなたは朝、新しい服に手を通すときに思うでしょう。
「あんまり好きな服じゃないんだけどな。今日の相手には好感を持ってもらえるかな。」
その考えは功を奏することでしょう。
本当ならば、今日が終わればその服はまた次の勝負の時までクローゼットにかかったままかもしれません。
しかし、満を持して迎えた取引先とのミーティングのための勝負服、思いを寄せる人の気持ちにそうために着たその服が、意外に自分の好みであることに気づいたりしそうなのです。
もちろんこれは喩えです。
本、趣味、SNSでの発言、仕事、あなたの好き嫌いを反映するいろいろなことで言えることです。
本来ならば、自分の行いを自分ではない誰かの好みに合わせておいて納得するなどということは、あまり良いことではないと思います。
自分らしさがそがれてしまいますからね。
けれど、人間というのは成長するものですから、その成長の過程のどこかで好みが変わっていくこともあります。
また、自分が好きだと思っていたものが、実は周りの人の反応を見てそのように思い込んでいただけだということがわかるという場合もあります。
どのような場合でも、あなたがあなたの好き嫌いを大切にして、心豊かに暮らせるようになることが重要で、この新月にはそこに新たな一面が加わるということです。
あなたの思いのまま、心のままに動くことができますように。
あなたの物差しは、あなたしか持っていません。
逆に言えば、あなたの物差しはあなたしか測れないのです。
努々お忘れなく。
では、よい新月をお迎えくださいませ。