2019年3月新月

3月7日午前1時05分、双魚宮15度47分の新月です。
新月にほぼ重なる位置に海王星がいて、タイトなコンジャンクションです。
また、金牛宮の火星とセクスタイル
火星は双魚宮の水星とセミスクエア、巨蟹宮ドラゴンヘッドとクインタイル、人馬宮木星とバイクインタイルです。
水星は金牛宮に移動したばかりの天王星セミセクスタイル
天王星新月セミスクエアです。
また、水星は磨羯宮の土星セミクインタイル。
この土星新月及び海王星とゆるいセクスタイルです。
したがって、火星とはトラインですが、これは少しゆるめです。
土星と同じ磨羯宮には冥王星がいて、これは人馬宮木星セミセクスタイル
木星宝瓶宮の金星とセミスクエア。
さて、この木星はホームの人馬宮で第1室にいて、海王星もまたホームの双魚宮新月と重なっています。
また、この新月の数時間前6日18時前ごろ、天王星金牛宮に移動します。
その一日前の5日17時ごろの月とのセクスタイルから約一日のボイドを経ての移動です。
したがって、この日の新月は何やらエネルギーが茫洋と大きいような気がします。
日常生活のレベルに対してはエネルギーが大きすぎて、日々の出来事や行動ではあまりはっきりとしたスタート感は得にくいかもしれません。
けれど、新しい時間の始まりは、なんとなくでも感じられるのではないでしょうか。
昨日とさして変わらない今日に思えても、ものごとは少しずつでも動いています。
その目で見ることがかなわないような大きな動きが、体感で感じられるような新月になるのではないかと思います。
むしろ日々の生活の中でのスタート感は、次の満月のほうが大きいと思います。
次の満月は春分と同日で、太陽イングレスの3時間40分後くらいなので、この新月は薄ぼんやりスタートの輪郭が見えてきた感じで、実生活の大きなスタートはむしろこの2週間後になると思われます。
そうはいっても、天王星のイングレスと新月がほぼ同時に起きるわけですから、ここで始まる動きは、しっかり意識しておきたいと思うわけです。
天王星が白羊宮にいたこの7年から8年の間、どのようなことに力を入れ、どのような変革を目指してきたのか、また、何を変えていこうとしてきたのか。
それを見つめなおしてみましょう。
そしてこの日を境に、その同じことを同じように変革させるというのでは、早晩詰まってくると思います。
もちろん無理やり変える必要はありません。
昨日と今日とで急に変わるということはそうあることではないからです。
しかし、新しい動きは自然に出てきます。
今までと同じようにしていてはきっと何らかの違和感が出てくると思いますので、その時に自然に任せてハンドルを切ればよいのです。
天王星がイングレスする、新月だ、満月だ、春分だと、しょっちゅうしょっちゅう書かれていては、何やら珍しいことが起きなければいけないような思いに駆られるかもしれません。
けれど、本当はそんなふうに思っていただくために書いているのではありません。
このように星のイベントがあり、人々の生活と何らかの関わりがあるということを感じていただいて、日々の生活の中で、ご自分の思いにしたがって自然に動くべき方向にハンドルを切っていけるようにしていただけたら、幸いです。
そのハンドルの切り方は、お玄関の花をシックなものから少しポップな色合いのものにしようとか、新しいマグカップをおろしてみようとか、そんなことです。
そして、そういうことの積み重ねが、新しい気分を作り上げたり、前に進む力になったりしていくのだと思っています。
「派手な星のイベント」という言葉は、あくまでお空が派手だということです。
その派手さが、地上に降りて一人一人の生活に入りこむ時、それぞれの人の持つ星の地図に呼応して、やさしくその人の背中を押すのです。
あなたは、あなたの思うように、感じるように前に進むだけなのです。
あなたは、これまでも最善を尽くしてこられました。
これからも同じです。
ただ、今日からは、ステージが新しくなるだけです。
大丈夫。
一歩前に進むだけです。
良い新月をお迎えくださいませ。