2019年2月新月

2月5日午前6時05分宝瓶宮15度45分の新月です。
宝瓶宮新月は旧のお正月です。
あけましておめでとうございます。
しかもこの新月は夜明け前。
ホロスコープでは1室になります。
水星をそばに従えて、双魚宮海王星、磨羯宮の土星とそれぞれセミセクスタイル
海王星土星セクスタイルになります。
土星と同じ磨羯宮には冥王星、金星もいます。
ご自分自身を深く見つめるのに適した新月ですね。
どんなふうにありたいか、何を身につけたいか、そして、何が苦手か。
「苦手」というのは、目に見えていることは別にいいんですよね。
克服しなくっちゃなぁ、時間がないなぁ(言い訳)てな具合になるんです。
そのあたりはご自分のご都合に合わせて進めていけるわけですから。
ここでは、見えていないこと、見ようとしていないことのほうが問題になります。
見えていない苦手は、苦手として表に現れるのではなく、あなたの行動や考え方を支配するような形で現れることでしょう。
この時期は、あなたがご自分の在り方を見つめることで、その「苦手」がふと見えてくるということがあるかもしれません。
意識しなければわからないかもしれません。
相当深い「苦手」です。
「傷」と言い換えていいかもしれません。
この新月の時、それがあなたの人間としての在り方を方向付けている、その様が見えてくることでしょう。
また、冥王星が白羊宮の火星とスクエアですので、ご自分の「怒り」の方向性に目を向けることで、ご自分が今問題にしなければならいことが浮き彫りにされるでしょう。
何かの物事に「怒り」を感じるということは、そこにあなたが大切にしなければならない何か、または、かばいたい何かがあるということです。
怒りを感じたら、まずは深呼吸をして、静かにご自分の心を見つめてみましょう。
さて、磨羯宮には金星もいると書きました。
お隣の人馬宮木星とともに11室です。新月とは、金星はセミスクエア、木星セクスタイル
バレンタインデーも近いことですし、気分は少し華やかでしょうか。
世間では、有名ショッピングセンターのバレンタインデーの広告が話題になっています。
並んだ女の子たちが後ろで引っ張り合いをしていながら、女の子って楽しいとかいうものです。
ちょうどこの金星がなるほどなぁという位置関係です。
白羊宮の天王星とはトラインですが、サインがまたがります。
新月とはセミスクエアですし、直球ではなく、ちょっと癖のある変化球というところでしょうか。大きく曲がるのではなく、ボール一つ分横にずれるような感じです。
当たるのですが、ヒットにはならない感じです。
広告も、話題になったということでは当たっているのですが、中身の評判がよろしくないようです。
わたくし自身も、男女関係なく、あの広告のように上っ面がよくて底意地の悪い人なんて、そうそういないと思います。
そんなわけでこの時期は、金星に象徴される「女の子っぽさ」や、ハートキラキラ感は、よい意味であっても、強調して持ってくるのは避けて正解でしょう。
悪くないけどちとずれるという方向に行きそうだからです。
逆に、木星の自由さと、それによって拡大する人間関係の希望のほうに意識を向けることで、今後のご自分の在り方について、より大きな発展が見込まれるような気がします。
自由であること、寛容であること。
この時期の人間関係の広がりの鍵は、そこにあると思われます。
実際は、いつでもそれは大事なことですけれども、特にこの時期は意識してみてくださいませ。
もちろん、恋愛もその延長と考えたほうが良いと思われます。
いかにも恋愛関係を強調するより、のびのびとした人間関係、自他の自由を尊重する寛容な姿勢が、よりよい人間関係作りにつながり、よい恋愛関係を育てる礎になると思われます。
ですから、恋愛そのものに対する執着は捨てたいものです。
とかなんとかかっこいいことを言ってますが、実際はなかなか捨てられないので、捨てた気になってみるだけでもいいかもしれません。
苦しい時には好きな音楽でも聴いて、静かにスイーツやお酒を楽しむのも一つの方法です。
もちろん、過ぎたるは及ばざるがごとしです。
海王星が2室ですので、スイーツやお酒も、楽しむだけ楽しんでふと気づいたら…などとなっては、また後に禍根を残します。(スイーツ経験者談)
そんなわけで、恋愛に限らず、仕事も人間関係も体調も、状況に余裕のある方には瞑想をお勧めします。
本当は余裕のない方にこそお勧めしたいのですが、ふと思い出して、瞑想でもやってみようという時は、たいてい余裕のある時です。
そんなときにやってみてください。
それほど難しいものではありません。
以下に、簡単な方法を書きます。
初めての方はご参考になさってください。
床に座る方は、正座、胡坐、蓮座、何でもいいですから背筋がまっすぐ伸びる座り方で座ります。
椅子に座る方は、クッション性の少ない事務用の椅子やダイニングの椅子に浅めに腰かけて、背もたれを使わないように座ります。
お腹の中、胴体の底に赤く温かい大きなボールがあると想像しましょう。
そこに真っすぐすとんと背骨を立て、両手を両ひざの上に、手のひらを上に向けて置きます。親指と人差し指で輪を作ってもいいです。そして、肩の力を抜きます。
一度軽く息を吐いたら、お腹の中のボールを大きく膨らませて息を吸い、次に、ゆっくりしぼませながら息を吐きます。
これをゆっくり繰り返していきます。
1分でも、2分でも大丈夫です。
長ければいいというものでもありません。
気持ちが落ち着けばそれでいいのです。
気楽に、自由に。
この新月は、冒頭でも書きましたとおり、旧のお正月でもあります。
ご自分にも人様にも寛容な、よい一年をお過ごしになられますように。