2019年1月満月

1月21日14時17分、獅子宮0度52分の満月です。
月がドラゴンヘッドのそばに、太陽がドラゴンテイルのそばにあり、この日は日本では観測できませんが、皆既月蝕になります。
そしてその満月は獅子宮
太陽が宝瓶宮です。
月はこの2時間ほど前までボイドで、そのボイドに入る直前の接触が白羊宮の天王星とのスクエアでした。
で、時間が進んでこの満月の図の中では、天王星は動きが遅いため白羊宮の28度に残り、巨蟹宮ドラゴンヘッドとちょうどスクエア。
月とも少しゆるい角度ではあるのですが、スクエアを保っています。
したがってこの天王星は太陽ともスクエアになります。
また、太陽のすぐそば、磨羯宮のドラゴンテイルと重なるほど近い位置に水星がいますので、天王星はこの水星ともスクエアです。
満月、ドラゴン軸、水星が絡むオポジションに、天王星の絡むTスクエアです。
ただ、太陽と月は天王星とスクエアとは言っても、サインの関係からは純然たるスクエアとは言いがたいものがあります。
ちょっとWikipediaで見てみたんですが、スクエアとかポジションとかは、「悪運」らしいです。
しかし、何でもそう簡単に善悪とか良し悪しで物事を切り分けるというわけにもいきませんよね。
むしろ、わたくしはTスクエアのような厳しい角度が出てくると、「乗り越える」という感じがして力をもらえるような気がします。
さらに言えば、この満月と天王星のように、角度ではスクエアであっても、サインの関係では調停の位置関係になるというのはとても面白いと思います。
どこからどう見てもスクエアの角度であれば、乗り越えるのは断崖絶壁を命綱なしで上る必要があるのかもしれません。
しかし、このようにサインをまたいでいるようなときには、少し違うように思えます。
命綱があったり、絶壁ではない山道であったり、景色がきれいであったり…。
何か「助かる」ことがあるのではないかと思います。
まぁ、そうはいっても、ドラゴンとか水星なんかは正味のTスクエアですけどね。
で、さらに正味のスクエアと言えば、人馬宮木星金星のコンジャンクションと、双魚宮海王星
この木星金星と海王星は、それぞれ月ドラゴンヘッドとセスキコードレイト、太陽水星ドラゴンテイルとセミスクエア。
さらに、この木星金星は、白羊宮の火星とトライン、天王星とセスキコードレイトです。
なんか、強烈ですね。
ものすごく好きな仕事、やりがいのある仕事なんだけど、持ち出しが多い割になかなか目に見える形でお金が回らないという感じ。
仕事そのものは喜びだし、人様にも奉仕できて幸せなんだけれども、かけた資金の回収はまだ先とか、売掛金は40日後に振り込まれるとかそんな感じですかね。
まぁ、土星も磨羯宮で木星金星とはセミセクスタイルだし、その土星は火星とスクエアだし…。
「我慢」と「努力」そのものが星の動きに適うのではないかと思われますので、それはそれでありなのかもしれません。
また、冥王星は磨羯宮にいて、太陽や水星とともに8室です。(つまり月は2室)
お財布事情はよろしくなくとも、あなたの今のお仕事は、これからの社会のお役に立ってきます。
さらに言えば、実質的に「儲からない」お仕事であっても、何らかの資金援助はあるかもしれません。
もちろんわたくしは、やりがいがある仕事は儲からなくてもよいなどという考えは毛頭ありません。
商売は、近江商人の経営理念と言われている「売り手よし買い手よし世間よし」の「三方よし」が基本だと思います。
儲かって、喜んでいただけて、世の中のためになる、そんな仕事がしたいものです。
しかし、今はなかなかそうはいきません。
けれど、必ずそれが報われる時が来るのではないかとこの満月の星まわりを見て思うのです。
厳しいアスペクトにさらされる2室の満月ですが、それを照らす8室の太陽は、冥王星や水星とともに、今は手元になくともこの後受け継がれる隠された富を表すと思えるのです。
たとえ今手元不如意であったとしても、どこからともなく救いの手が現れるかもしれません。
あるいは、もし今頑張っていらっしゃることが報われずに終わったとしても、そこからしか生まれない何かが、次のあなたの第一歩につながるでしょう。
人生は、それほど捨てたものではありません。
どこかに必ず救いの手はあるものです。
そして、あなたご自身がその救いの手として、どなたかの窮地を救うこともあるはずです。
何があっても、あきらめる必要はありません。
全ては必ず、あなたの乗り越える力となるはずです。
どうか、よい満月をお迎えくださいませ。