2018年12月満月

12月23日午前2時50分、巨蟹宮0度49分の満月です。
冬至の日の深夜、日付が変わって翌日未明の満月です。
夜の長い冬の季節が、これから少しずつ昼の時間を延ばしてきます。
春に近づいてはゆくのですが、気候はまずは最も寒い時期を越えなければなりません。
ここで、寒い冬を超えるということにちなんで、星とは違うお話をひとつ入れさせてください。
12月14日、沖縄県名護市辺野古の新基地建設工事の土砂投入が始まってしまいました。
その少し前、12月8日に始まったホワイトハウスへの請願署名が、18日午後、目標の10万筆を超えました。
この署名活動は、沖縄県系4世のロバート梶原さん(現在ハワイ在住)が、ホワイトハウスの請願サイト「We the people」から始めたものです。
最初ここで署名の方法について詳しく書こうとしたのですが、長くなりすぎたので別のページに移しました。
下記よりそちらへお越しくださいませ。
「満月に寄せて 平和への行動」
https://blogs.yahoo.co.jp/irisacion7/34561577.html
署名サイトへのリンクもそちらに貼ってあります。
よろしくお願いします。
さて、これがなぜ冬至の暗い冬にちなんでということになるのかということですが、いま日本という国は、最も長い冬の季節を迎えているのではないかとわたくしは思います。
民意を無視した政権運営
国民主権基本的人権を否定する与党の政治家の発言。
それを見逃す報道機関。
これで、緊急事態条項を含む憲法草案が現実のものになってゆくとしたら、これからはもっと暗い冬になるでしょう。
しかし、この辺野古の問題が世界で報じられ、署名が多く集まることで、何か一つの突破口のようなものが見えてくるような気がするのです。
そしてその突破口から、小さくとも明るい光が見えてくるような気がするのです。
それがさらに大きな光になるのは、これからのことになるでしょう。
大きく変わるについてはまだまだ時間がかかるかもしれません。
しかし、あきらめないで進みたいと思います。
さて、やはり長くなってしまいましたが、ここからは星のお話に戻ります。
冬至直後の満月です。
太陽が磨羯宮に入ったばかりのところへ、月が巨蟹宮に入りました。
この時、月とセスキコードレイトの位置に天蝎宮の金星がいます。
この金星は、太陽とはセミスクエアです。
またこの金星は1室でアセンダントのすぐ近くにいて、双魚宮海王星とトラインです。
クリスマスも近いことですし、深い愛が心の奥に宿るような満月になるでしょう。
愛というと、恋愛を想起する方が多いかもしれません。
恋愛を語る部屋は5室です。
この満月の時、この5室には双魚宮の火星がいます。
この火星はドラゴンヘッドとトラインですし、磨羯宮の冥王星とはセクスタイル土星とはクインタイルです。
しっとりとした恋愛の気配がします。
すぐさまそのような出会いがあるかというと、それぞれの持つ星というものがありますから、一概にそうですとは言えないところが辛いのです。
しかし、それでもクリスマスに近い連休で心も浮き立つ満月ですから、華やかな場所に出かければ、そのような雰囲気は楽しめるかもしれません。
しかしそれがそれほどの深いご縁になるかどうかは、静観しなければならないということになるでしょう。
この時育つのは、あなたが心を傾け、情熱を注ぎ、全力でその存在を尊重しようとするような「愛」です。
もし、相手を尊重しているつもりが自分の思いを押し付けていたり、その在り方をそのまま受け止めるということができなかったりした場合、あなたの愛しているのはその相手ではなく、ご自分自身ということになります。
それは自己愛の中に閉じ込められた「愛のようなもの」です。
この満月の夜は、そのような「愛のようなもの」は、自己愛から解き放たれることがなければ淘汰されることも考えられます。
自己愛から抜け出て、自分と同じように他者を尊重するということができて初めて、「愛」は純粋な美しさと喜びを伴った「愛」たりえます。
そしてここで生き残るのは、そのような愛だけです。
金星とトラインを作る海王星は、白羊宮の天王星セミスクエア、巨蟹宮ドラゴンヘッドとセスキコードレイトです。
天王星は、ドラゴンヘッドとスクエアで、人馬宮木星と水星のコンジャンクションにセスキコードレイト。
木星と水星のコンジャンクションドラゴンヘッドとセスキコードレイトで、海王星とスクエア、磨羯宮の土星セミセクスタイルです。
才覚をもって真面目に努めることで、何らかの利益が得られるのかもしれませんし、周囲の人々から評価が得られるのかもしれません。
あるいは、無償のボランティアだと思って一所懸命尽くしていたら、意外にも何らかの豊かな実りが得られるということも考えられます。
しかし最初から見返りばかり求めていたのでは、何も得られそうにありませんから、目的は、人様や家族のために尽くすことそのものだと思って行動するくらいがちょうどいいのかも知れません。
欲をかいたら、「愛のようなもの」と同じように、淘汰されていきそうです。
大切なのは見返りや報酬ではなく、あなたの行いそのものなのです。
人様のために尽くすこと、それそのものに喜びを感じるのでなかったら、すぐにその行いをやめましょう。
「人様のために行うことはよいことで、自分のためにだけ行うのは悪いこと」
そんな考えは捨てましょう。
人様のために行うことも、自分のために行うことも、喜びをもって行うことそのものが大切です。
そして、自他ともに全力でその存在を尊重し、一所懸命向き合うことでしか得られないものがあることを知るのも、この満月の時かもしれません。
どうか、よい満月をお過ごしくださいませ。
今年もお付き合いいただきありがとうございました。
新年は1月6日の新月日蝕が最初になります。
来年もまた、よろしくお願いいたします。