2017年6月満月

6月9日22時11分人馬宮18度53分の満月です。
6月ですしね。皆さん新しいクラスや職場に慣れてきた頃でしょうか。
人馬宮は学問を表しますし、満月の起こる11室(大阪)は、友人関係、あなたの外の社会を表します。
満月ですから、太陽は双児宮で5室。
双児宮は身近な人間関係、交通、連絡を表しますし、5室は恋愛や楽しみごとを表します。
この太陽が磨羯宮12室の冥王星とインコンジャクト。
当然(中心角の計算なので)、冥王星は月とセミセクスタイル
オポジション月と太陽は緊張感があるので、満月というと、表面張力を思い出すのですが、そこに綱渡り的な位置で冥王星が絡んでくるのですが、一方、その冥王星は緊張をほぐす力も持っている。
この緊張感を解くためにより一層の緊張感を持って行動を起こす冥王星は、たぶん、あなたの隠れた野心だと思うのです。
「こんな分不相応な夢、だめだ」
とか
「こんなことできるわけない。だまっとこう」
とか。
そうやって隠している夢そのものが、あなたの緊張を解き、膠着している人間関係をも動かします。
あるいはその逆かもしれません。
膠着を解くため、厳しい行動をとらざるを得ないあなたは、恋人や友達にいろいろ働きかけ、その結果、あなたの心の奥底に眠る隠れた野心を掘り起こす。
どのような動きになるかはわかりませんが、あなたの隠れた夢と今向き合っている緊張感には密接な関係があるということだけは確かなようです。
さて、月のすぐそばには土星がいます。この土星は、獅子宮7室のドラゴンヘッドと、白羊宮3室の天王星とともにグランドトラインを作っています。
この満月とともに完成した事柄は安定的にその状態を保ちます。
また、ここで新しくスタートした事柄は、長期戦の見通しでいきましょう。
火のサインで起こるグランドトラインですから、活力のある状態が続きそうな気がします。
さてこの一角の天王星のすぐそばには金牛宮の金星。巨蟹宮の火星とセクスタイル、そのちょうど間、金星火星とともにセミセクスタイルの位置に双児宮の水星がいます。
ここもやはり安定していますね。
ホームグラウンドに関係した場所については大きな変化はなく、急に何かが起こったとしても、ご自分の守備範囲内で処理できる内容だと思います。どうか、ご心配なく。
ただ、ここで登場する金星は月と、水星は冥王星と、それぞれセスキコードレイトです。
安定しているといっても、完全に満足する状態ではないかもしれません。
それでも、何かあった相談できる人がそばにいるとか、とりあえず小康状態を保っているとか、そういう感じになっているのかもしれません。
違和感を掘り下げて考えるとすれば、あなたが我慢している様々なことに行き当たります。
ここはじっくり考えてみるというのもいいですし、最初のほうに書いたように、緊張感のある行動に出て、その我慢している夢を掘り当てるのもいいかもしれません。
で、この場合の行動のヒントになると思うのですが、双魚宮で1室の端っこのほうにある海王星が、天秤宮で8室の木星とインコンジャクトになっています。
拡大を表す二つの星が、緊張感のある角度で結ばれています。
膨らみ切った風船を、あと一息膨らますような感じですね。
大丈夫、破裂はしません。
破裂しそうなぎりぎりの緊張感は伴いますが…。
どうか、あまり無理な行動はなさらないように。
無理な行動をしても、一気に物事が解決するという感じにはなりません。むしろ、緊張感をもって少しずつ動きつつ、少しずつガスを抜いて今の状態を保持していくというのが一番安全かもしれません。
いえ、そのようにしか動けないと思います。
ここは現状維持しながら、小さな小さな進歩を目指しましょう。
1日1センチ進めば、時々後退しても、一か月に10センチや20センチは進みます。後退がなければ30センチ。
それは大きな進歩でしょう?
どうか、この満月を機会に、綱渡りのような小さな注意深い一歩の大きさを感じてくださいませ。