2017年3月新月

3月28日午前11時58分、白羊宮7度37分の新月です。
この新月春分後最初の新月ですね。
春分は西洋占星術では一年の起点になります。
つまり、お正月ですね。
もうすぐ4月ですし、新しい職場、新しい学校、新しいクラスというふうに、周囲の環境もすっかり変わるという方もいらっしゃるでしょう。
または、3月も4月も同じ、毎日普通だという方もいらっしゃるでしょう。
たとえ環境が変わっても、自分が新しくなるための主たる原因になるわけではないのですが、変わるきっかけにするもいいのでしょうね。
わたくしは通年、いつでもそれほど変わりはありませんが、変わるきっかけというものはいつでもどこにでも転がっているので、自分を変えることにそれほど環境の力を要するというわけではないことも承知しているつもりです。
しかし、それでも、ご自分がとても生きにくい場所にいると感じているという方は、思い切ってご自分から環境を変えるのもいいかもしれませんね。
ただしそれは、その決意そのものがご自分を変え、付随して環境が変わるという順番なのですけれどね。
さて、星の話を全然しないままに文字数だけが増えていっていますが(笑)
そろそろ本題に…(笑)
新月の起こる白羊宮には、この時、太陽、月、金星、天王星、水星と、五つの星が集まり、MCもここです。
MCは天頂です。人生においても頂点を表します。
今回の新月は、この界隈で起こります。MCを挟んで反対側に金星がいて、月、太陽、金星、MCがコンジャンクションです。
さらにこのグループは、処女宮ドラゴンヘッドとインコンジャクト。
またこのドラゴンヘッドは磨羯宮の冥王星とセスキコードレイトです。
どこを向いてもやすやすと進めそうな気がしません。
一歩の踏み出しどころが見つからないといいますか、そういう、迷いと緊張の中にいるあなたの姿が見えます。
しかし、よくよく観察してみてください。必ず「ここ!」というところが見つかります。
迷いながらでも大丈夫。ちょっとくらいずれていても平気です。
とにかく、一歩を踏み出すことが大切なのです。
あなたの人生の目標に向かって、スタートするときがやってきたのです。
ここでの決断、ここでの準備、ここでの一歩は、必ずこれからのあなたの人生の土台になります。しかもそれは、あなたの人生の最も高いところを作り出す柱の基礎になるでしょう。
まだ何も決まっていないという方も、すでに目標たる職業についているという方も、この新月に起こす小さな変化は、その後のあなたの人生を力強く導くことになるでしょう。
そうはいっても、今何をしていいのかわからないという場合もあるかもしれません。
そういう方は、とりあえず貯金箱でも買ってきて、小銭を入れてみましょう。
ここに入っていくお金が、将来の自分を助けてくれる資金になる…そんなつもりでささやかな貯金でも始めてみましょう。
取り立てて何も思いつかないという方はそれで十分です。
それは、きっとあなたの将来を支えてくれるでしょう。
生命保険の契約や銀行の口座開設など、決めているけど月曜日にしようか火曜日にしようかと考えている方は、火曜日のお昼頃、この新月の時を狙ってください。
ちなみにこの日は一粒万倍日でもあります。
一粒で一万倍。豊かさの種をまく日です。
ですから逆に、借金などは厳禁です。
月末までちょっと足りないのでキャッシング…というのは、この日は避けてください。
しかし、家や車のローンなど、家族の繁栄のための大きな目標に関わることは、決していけないとは思いません。
どんなに大きな夢も目標も、本当にあなたがすべきことなら、一歩ずつ進むことできっと達成できるはずです。
どうか、大きな未来を描いてください。
そして、その大きな未来は、このとき金牛宮にいる火星が応援してくれるでしょう。
白羊宮の金星、金牛宮の火星と、サインとその家主さんが入れ替わっていますね。ミューチャルレセプションです。さらに火星は新月セミクインタイル。
これらの形が、この新月の一歩を強く後押ししてくれそうです。
さらにこの火星は、双魚宮海王星セクスタイルで、人馬宮土星とセスキコードレイト、これは、自力ですべてを動かそうという感じじゃないですね。
わたくしたちは、わりに何でも自力でやりたい、やっていると思いがちですが、実際はそうではありません。
自分自身が人生において何かを成そうとしたら、だいたいは向かう先に自然と道が開けるようになっているわけで、自分でできることと言ったら、自分にスイッチを入れて一歩を踏み出すことくらいです。
そしてまた、その一歩を踏み出さないことには道は開けてこないわけですから、結局は自分が進まなくては何も動かないわけですね。
世界はうまくできているものです。
さて、その他の星も調べてみましょう。新月と同じ白羊宮にある天王星と水星は、人馬宮土星とトライン、天秤宮木星オポジション、そして、磨羯宮の冥王星とスクエアです。冥王星木星とのスクエアのほうがタイトですね。そうそう、Tスクエアですね。
もう、天王星冥王星のスクエアとか、書くの飽きますね(笑)
それだけ長いスパンのものだとお考えください。
2週間に一回くらい書いていると、そういう大きなことが毎月2回ぐらい来るのかしらと不安になります。
しかし実際はそうではなく、何年もかけて大きく変化する時代の曲がり角に、今わたくしたちはいるということなのです。
それだけ大きな変化です。
世の中を注視してください。
特に国の動きで、見なければならないのは小学校の国有地売買の問題ばかりではありません。
わたくしたちの首を真綿で締め上げていく法案がどんどんできていこうとしています。
放置していると、気づいた時には身動きが取れなくなっている可能性があります。
これから先、この天王星冥王星のスクエアが完全に外れ、天王星金牛宮に移った時、どのような状況になっているでしょうか。
前にこの天王星が、白羊宮、金牛宮双児宮と動いた頃、世界は戦争の時代でした。
冥王星巨蟹宮から獅子宮に動く時代で、特に1935年3月に天王星が白羊宮から金牛宮に移る少し前まで、天王星冥王星の、活動宮のスクエアが形成されていました。
その同じころ、海王星処女宮でした。
現在は冥王星が磨羯宮、海王星双魚宮で、それぞれこの1934年のころのちょうど真向いの位置です。
今の状況が1930年代に似ているとか、現在の内閣は戦前回帰を狙っているんじゃないかとか、そういうことはネットを調べればすぐ出てくるわけですが、ネットを調べなくても、星を見ていればそういう感じはしてきます。
そして、やはりここまでくれば、問題はこの先です。
星の動きが似ているからと言って、同じ歴史をたどるとは限りません。
しかし、放置していれば、同じ歴史をたどる可能性だってあります。
わたくしたちは、このまま手をこまねいていていいのでしょうか。
あの同じ悲劇をまた繰り返さないために、わたくしたち一人ひとりに何かできることはないのでしょうか。
少なくとも、真綿で首を締めあげられる前に「NO]を表明するだけの勇気と胆力を鍛えなければと思います。
こんなささやかなブログでさえも書けなくなるような、そんな窮屈な日本にならないよう、今のうちから、時々ここでこんなふうに書いていきたいと思います。
長くなりました。
お読みいただき、ありがとうございます。
皆様の新月が、恵みにあふれ、素晴らしいものになりますように。