2017年3月満月

3月12日23時55分、処女宮22度13分の満月です。
太陽が双魚宮、月が処女宮
さらにこの満月は天頂に近く、太陽のすぐそばには水星がいて、その太陽・水星と、月に対してスクエアの位置、東の空の、地平線に上がる直前の場所に、人馬宮土星がいて、柔軟宮のTスクエアができています。
この日もう一つのTスクエアがあり、それは白羊宮の天王星天秤宮木星オポジションに磨羯宮の冥王星がスクエアをつくる、活動宮のTスクエアです。
この二つのTスクエアは角度が緩い部分もあるのでそれほどの破壊力があるとは思えないのですが、太陽-月のオポジション天王星木星オポジションは、ちょうど長方形の対角線のような交わり方をしていて興味深いです。
月と木星、太陽と天王星がそれぞれセミセクスタイル、太陽と木星天王星と月がそれぞれインコンジャクト。
窮屈な感じがあるとすれば、Tスクエアより、この長方形ですね。
しかし窮屈ではあっても無理なく収まっているし、このまま行こうと思えば行けるでしょう。
新しい収納家具も欲しいけれど、既存のクローゼットなどにようやく収めて、それはそれで何とかなっているという状態です。
もちろん、変えていくことも可能です。
いえむしろ、積極的に変えていこうとするほうが、この星の動きにはかなうでしょう。
そして、本当に変えていこうというあなたの思いを助けてくれるのは、突き動かす熱情や、華やかな輝きではなく、他の何もかもを捨てても手に入れたい、理想の生き方への孤独な執念であったりするのです。
つまりこの時期、あなたはある決断をするだろうということです。
しかもそれは、何も今でなくてもよかったのかもしれません。
これまでにもチャンスはあったし、これからに引き延ばすこともできる。
それでも、今この時を選ぶには、きっと何かの理由があります。
そしてその理由というのは、「あなたが本当のあなたであり続けるために」ということなのかもしれません。
それはあなたが意識してそうなのかというと、そうでもなさそうです。
むしろ表面に現れている意識では、「生きなければ」「働かなければ」というような、切実で現実的な思いに支えられていると思います。
そしてその切実さの中にあっても、お金になれば何でもいいということにはならないのです。
双魚宮海王星と、白羊宮の金星がセミセクスタイルで、あなたの愛を支えます。
また、太陽のすぐきわにある水星と金牛宮にある火星がセミクインタイルで、さらにこの火星は処女宮にあるドラゴンヘッドとトラインです。
あなたの好きなこと、どんなに困難なこともそれを乗り越えることすら楽しいと思えるようなことが、今後あなたの生計の支えになるかもしれません。
もちろんそれは単に「好き」というだけのことではありません。
報酬の問題、能力の問題、それをカバーする集中力、さらに仕事を継続するための生活の在り方、そういったものすべてが何らかの形で調和しないと、仕事としては成り立ちません。
この時期の決断は、その「好き」と「報酬」の問題については多少の不安がよぎるかもしれません。
それでも決断せざるを得ない理由がそこにあります。
時期の問題かもしれません。
お金の問題かもしれません。
表面上はいろいろあるかもしれません。
しかし本当のところ、この決断は、あなたのあなたである所以なのです。
大きな決断になりそうです。
しかしどんな決断をしても、考えに考え抜いたその決断は、あなたの幸福につながるのです。
どうか、お腹に力を入れて、
「よし!」
と言ってみてください。
大きな声でなくてもいいです。
心の中でもいいです。
あなた自身に気合を入れて、顔をあげましょう。
それでいいのです。
進みましょう。
この満月が、あなたを応援します。