2016年2月新月

2月8日23時40分、宝瓶宮19度16分の新月です。
宝瓶宮新月。旧のお正月ですね。
おめでとうございます。
いい一年にしていきましょう。
なんて、爽やかに書いてますけど、今回の新月、一口で言うと「虎視眈々」といった感じですね。なかなか動けない状態の中で、しっかりとチャンスをうかがっている感じです。
宝瓶宮新月ですから、始まりの機運が高まり、さらに、天蝎宮の火星が1室にいることもあり、エネルギーも満タン、3室では水星・金星・冥王星が磨羯宮でかたまっています。
さらに、この三つの星の固まりは、処女宮にいる木星ドラゴンヘッドのランデブーにトラインです。お仕事や地位に関する連絡も安定して、なかなかいい感じですので、すでにある広い人脈をしっかり生かして動きたいところです。
広い視野からぐぐぐっとご自身の奥へ入っていくような動きがあると思われます。
商売でも勉強でも、拡げていくということはいいことです。しかし、時にはすでに持っているものを掘り下げて、さらに確実な売り上げを確保したり、一層の磨きをかけたりということが必要になる時期があるのではないかと思うのです。
どんどん広げていきたい方には、もどかしい感じがする時期かもしれません。
件の木星ドラゴンヘッドと、火星がセクスタイルで白羊宮の天王星とそれぞれインコンジャクト。この天王星新月セクスタイルで、木星ドラゴンヘッドとそれぞれインコンジャクト。新月、火星、木星ドラゴンヘッド天王星が関わるヨードが二つ組み合わさっています。いかにも動きがとりにくそうですね。
昨年から土星人馬宮入りしていて、木星がここ一月ほど逆行しています。1月中には水星も共に逆行する時期がありました。
様々な星の動きを受けて、年明け早々あまりすっきりスタートできない雲行きだったという方も多いでしょう。今回の新月はそこにヨードも二つ抱えていて、さらに動きが鈍くなりそうです。
しかしこのヨードの組み合わせは、角のそれぞれの片方に当たる火星と新月がスクエアを作ります。これがなかなかタイトで、最初に書きましたように、始まりの機運が高まり、エネルギーも満タン、という状態を生み出します。これは安定的な要素よりも、むしろガツンとぶつかる感じによって生み出される感じがします。
ご自分の持っている要素の中で、また、家庭や、ご自分が地盤としている場所、つまり、ホームグラウンド的な場所においての新しい発見があるでしょう。外を探しても何も見つかりません。
幸せの青い鳥は、むかしからずっと、あなたの懐にいるのです。
また、スクエアといえば、天王生冥王星のスクエアがまだまだタイトで強い力を持ちます。この新月の時には、この冥王星に水星・金星が重なり合っています。特にこの配置なら、兄弟関係や身近なつながりの中で、これまでくすぶっていた何らかの問題が表面化してきそうな気がします。
そういえば「長女病」というのがあるようですが、そういう言葉があることを最近知りました。
言葉は初めて知りましたが、現実に「長女」である人の多くが、家庭での自分の立ち位置や、あり方そのものに疑問を持ち、辛い思いをしているということをよく聞きます。「わたし、長女なんですよ」とか、「妹や弟は好きなようにしてるのに」とか、いろんな方からよく聞きます。
長女って大変だなぁ…と、弟と二人兄弟のわたくしは感心して聞いています。(あ、あたしも長女や!)
長女の皆さん、革命を起こすなら、この新月かもしれませんね。
今まで我慢していたことの多くは、しなくてもいい我慢を自分に強いてきたのだということを、ここで知ることができるでしょう。いえ、知るだけでなく、そこから脱却することもできるのです。
だいたい、長女だからって、何も家族の責任を負う必要なんてないんですよ。
ちなみに、長女でなくても、たまたま兄弟の中で一番のしっかり者がこの貧乏くじを引くことがあります。
しかし多くの場合、そのくじをわざわざ引いているのです。長女でも末っ子でも、「自分がしっかりしなきゃ!」と思った時点で、その貧乏くじを選んでいます。
しっかりしなきゃいけないのは全人類であって、あなただけではありません。しっかりして、自分の夢をかなえて、自分も周りも幸せにする。家族構成も、兄弟の有無も、それには何の関係もありません。
長女だからとか、自分がしっかりしなきゃとか、そんなことで、「みんなのための犠牲」という美しそうに見える衣を着るのはおやめなさい。そんな衣を着ていれば、周りはあなたをその衣の価値でしか見なくなります。
あなたには、そんな衣などなくても十分な存在価値があるのです。さっさとそんな衣を脱ぎ捨てて、本当にあなたが着たいドレスに着替えましょう。
あなたの魅力を引き立てる素敵なドレスが、この世界にはわんさとあります。それを選ぶ楽しみも、あなたには既に与えられているのです。
どうか、どうか、本当にあなたに似合うドレスを選んでください。それは、きらびやかでゴージャスなものかもしれません。ドレスではなくジーンズやジャージかもしれません。
選び放題、本当にお好きなものを、これから探しましょう。
もしも、今はそういうわけにはいかないと思われても、いつか必ずチャンスは来ます。どうかしっかりとそのチャンスを狙ってくださいませ。
良い新月をお迎えください。