2016年1月満月

1月24日午前10時47分獅子宮3度29分の満月です。
獅子宮の満月は4室で磨羯宮の金星、双魚宮海王星とそれぞれインコンジャクト。金星と海王星セクスタイルから外れているので、ヨードというわけではありませんが、多少動きが制限される感じがします。
満月だからということで無理に動きの範囲を広げようとするのではなく、むしろ基盤をしっかりと意識して行動することが後々楽な気がします。
そのなかでも、金星が磨羯宮で9室ですから、いろいろ勉強したいときではあります。しかしここでは、外に出るよりご自身の内側を強固にしていくような学び方が求められるでしょう。
太陽は宝瓶宮で10室なので、家庭と仕事というごく当たり前のことを意識するのが楽かもしれません。
さらに、太陽と同じ10室、天頂近くで磨羯宮の冥王星と水星が重なっています。この水星は逆行です。昨年末、クリスマス前に引っ掛かりを感じた事柄が、早ければ、この満月の一週間ほど前から浮上しているのではないでしょうか。水星はこの満月の翌日に順行に戻りますが、月末までの数日間は動きが止まる状態になりますので、ここでしっかり時間をかけて整えるとよいでしょう。実際、片づけなければならないような動きが生じます。面倒くさがらずに乗っかるときれいに解決します。この水星・冥王星人馬宮土星セミセクスタイルです。面倒くさいと思うだけストレスがたまります。何も考えずにやるのが一番楽なのです。
さらに、この水星・冥王星は、12室で白羊宮の天王星とスクエアです。なかなかタイトですから、ここしばらくいろいろきついことがあったのではないかと思われます。そこに逆行の水星がのっかったわけですから、様々な雑事が浮上して、やり直しの嵐だったと思われます。
お疲れ様です。
水星の運行状況から見れば、今月いっぱいでかなり楽になります。どうかお気持ちを楽になさってください。あともう少しです。
とか言って元気づけておきながら、別のしんどい話を盛り込もうという魂胆のわたくしです。
それは、頑張りすぎは禁物という話です。
といいますのも、6室処女宮木星が逆行でドラゴンテイルとコンジャンクションっていうのが気になるわけです。これ、タイトですねぇ。
この木星ドラゴンヘッドの組み合わせが12室白羊宮の天王星と緩いインコンジャクトで、7室天蝎宮の火星と、これも緩いセミスクエア。
このインコンジャクトとセミスクエアはどちらも5度以上のずれがあるので、考える必要なしとみれば、木星ドラゴンヘッドが孤立してしまいます。
他の星に縛りを加えないけれども自分もやりたい放題って感じですかね。
これがまた処女宮にあって6室で逆行なので、他の星との関連性がないとなると、人のために働きすぎて豊かな才能を使いつぶすようなイメージがわいてしまいます。
アスペクトを考えないと、一人で勝手に使いつぶす感じですが、火星と天王星とのアスペクトを考慮すると、それなりにブレーキが効いて、立ち止まることができそうです。つまり、「人のために働く」ということに何らかの疑問を持つ可能性があるということです。
人様のために働くことは、もちろん素晴らしいことです。しかしそれは同時に自分の喜びでなければなりません。また、自分の喜びのためなら人様の迷惑など考えないというような態度は論外です。
いずれにせよ、自分自身の幸せを追求するなら、自分以外の人の存在を無視しては動くことはできません。利己的であることと、利他的であることは、同時に実現することができるとわたくしは思っています。
幸い、この時、対人関係・結婚を語る7室に天蝎宮の火星、友人関係を語る11室に双魚宮海王星がいて、比較的タイトなトラインです。対人関係においては情熱を語り、友人関係においては理想を語り、それが安定的に符合していきます。積極的で豊かな人間関係を育むチャンスでもあります。
ご自身の感受性に従って、周りの人々皆さんに向き合えば、受け止めるべきこと、流すべきことが自然に見えてきます。
そして、なんといってもあなたの人生の主役はあなたです。獅子宮に輝く満月は、必ずそれを思い出させてくれます。
どうか、ご自分自身が主役として輝きながら、美しい舞台を作り上げてください。
良い満月をお迎えください。