2015年7月満月

7月2日午前11時21分、磨羯宮9度55分の満月です。
満月は4室、太陽が10室にあり、6室で双魚宮にある海王星がこれを調停しています。たいへん豊かな満月であることが感じられます。満月を形作るための太陽は、月のホームである巨蟹宮にいますし、そのそばには火星が寄り添っています。自分自身が目指すものと、自分の居場所が一致するという感じでしょうか。
月のそばには冥王星が寄り添い、その冥王星に3室で天蝎宮土星セミスクエアです。この土星は太陽とランデブーする火星とバイクインタイルです。そしてこの火星は1室でアセンダント近く、天秤宮ドラゴンヘッドとスクエアです。
あなたは今どこにいますか?
駅とかオフィスとかそういう意味ではありません。あなた自身の居場所はありますか?あなたが心落ち着ける場所、ここでなら力を発揮できる場所、そのような場所としての居場所がある方は、そこにこそ、ご自身の夢をかなえる鍵があるということに気づくでしょう。
また、ご自身の居場所がないと思っていらっしゃる方は、それを探すことに力を傾けることになりそうですが、どうか忘れないでくださいね、青い鳥を探しに出かけた子どもたちがまさしくその鳥を見つけたのは、自分の家だったというお話。
あなたがどこを見るかで、今あなたのいるその場所が、あなたの大切な「居場所」になるのです。
さらにここで気を付けていただきたいのは、あくまでも「あなた」の居場所ということです。
ここならみんなの笑顔を見られるとか、ここならみんなに喜んでもらえるというような場所は「みんなの」居場所です。それは後からついてくるものです。もしこの段階でそのような理由での居場所を見つけようとすると、ずっとずっと人のためにばかり動き続けることになってしまいます。もちろん、それが大好きならば別ですが。
ですからまず、あなた自身が笑顔でいられる場所、あなた自身が喜べる場所としての居場所を探しましょう。あなたが笑顔でいられる場所には、きっと同じように笑顔を輝かせた人が集まりますよ。
そのために、もう一度ご自分自身を見つめてみてくださいね。
さて、もう一つ、この満月図では素敵な配置があります。11室で獅子宮木星と金星がランデブー、その二つの星と7室で白羊宮の天王星がトライン、9室で双児宮の水星がそれらにセクスタイルで小三角を作っています。これまで願っていたことが、その願いの延長線上にわかりやすく動きを見せるような配置ですね。ガツンとした動きというより、カチッとはまるという感じが見えます。時計が正時をさしたらハトが出てくるというような、計画してきたうえで期待される結果が出るような感じです。
そう書くと、長く願ってきたことがたくさんある方は、その一番の願いがかなったり、濡れ手に粟のような状態になったりを想起される方もいらっしゃるかもしれませんが、こういうものって、必ずしも大きな願い事からかなうというものでもありませんし、願う気持ちの強いものからというものでもありません。
大きな願いで言えば、不妊治療が実って妊娠が確認されるとか、長く交際してきた人と結婚の約束をするとか、籍を入れるとか、ひょっとしたら外国の大学などへの入学許可が下りるとか、そんなこともあるかもしれません。
また、小さな願いでいえば、「ほしいものリスト」に上げていた中古の文庫本が入荷したとか、以前から探していた理想の形のキッチンばさみを買うことができるとか、そういうことです。
どんなことが起こるかはわかりませんが、楽しみにしていただいていいかと思います。
実際に起こるのは、たぶん、家族や友達のような周囲の人間関係、配偶者やパートナーに関することではないかと思います。勉強や仕事に関しては、より深く学んだり、スペシャリストとしての力をつけたりという点において、なかなかの飛躍がありそうです。情報力がものを言いそうな感じもしますので、アンテナを張り巡らせておいてくださいね。
なお土星の位置関係から言うと、その情報は見えないところに隠れている可能性もあります。あまり突飛なところを探すのではなく、ごく身近なところを探してみてくださいね。
幸せは、いつもあなたの中に。見つからなければあなたの隣に。反対側の隣も見てね。
素敵な満月をお迎えください。