2015年4月新月
4月19日午前3時58分、白羊宮28度25分の新月です。
前回の新月が春分の前日でしたから、今回の新月は春分後初めての新月です。パワー増大ですね。
今回の新月では、双魚宮にアセンダントがあり、月、太陽、天王星のある白羊宮が続き、さらに金牛宮が同じ１室内に現れ、２室のカスプがその金牛宮になっています。
インターセプトですね。
そしてちょうど真向いの７室で、ドラゴンヘッドのある天秤宮がインターセプトです。この新月の影響は、少しひねった形で出てくるかもしれません。
さて、先日から火山のことについて友達とおしゃべりしていたのですが、今回の新月はちょうどその火山のような感じです。
それは、桜島のように常に活動している火山ではなく、今は眠っているけれど、いつ爆発するかわからない休火山のような感じです。しかも、この新月の期間に何やら活動を開始しそうな気配があります。
あ、どうか誤解のないようにお願いします。わたくしは自然現象としての火山噴火について話しているのではありません。
あくまでたとえです。
新月が一室にありながらインターセプトに入っているということで、とてもとても重要なことなのに心の奥にしまわれていることが、この新月の重要なポイントになります。
もし、火山の例えが不安を呼ぶのなら、およそ目に見えているのにふんわりとヴェールに覆われている美しい花嫁の姿に例えましょうか。
この新月は、９室にある人馬宮の土星とバイクインタイルになっています。
あなたには、今一所懸命勉強していること、取り組んでいること、はるか先の目標に向かって少しずつ進んでいること、それらのことで薄ぼんやりしていることはありませんか。これからの幸せに向ってヴァージンロードを歩む花嫁の美しい輝きがヴェールに覆われているのと同じように、あなたの夢や目標の輝きは、今はまだ何かに覆われているように薄ぼんやりしているのです。
この新月の時期にはそういう薄ぼんやりした目標というものが、次第次第に形をとってくるようなことが起こるかもしれません。
または、これまで目標や夢を持ってはいたけれど、それに向かって何をしていいかわからないとか、向かっていっていいかどうか迷いがあるとか、そういうことについて、ご自身の中で決意が固まる時期になるのではないかと思います。
まだまだ具体的な行動になるかどうかはわかりませんが、ご自身の心の奥に消えない炎のようなものが点り、それがだんだんに赤々と燃えてゆくような時期になるでしょう。
先日、昨年末以来獅子宮で逆行していた木星が順行に戻りました。いろいろととまっていたことが動き出したという方も多いでしょう。
新月の時、この木星は５室です。
もしあなたがご自分の目標にまだ自信が持てないのならば、そのことが本当のご自分の楽しみや喜びにつながるかどうかという視点でお考えになるといいでしょう。
しかし、その楽しみの中に、「みんなが笑顔になること」とか、「周りの人に喜んでもらえること」ということがあれば、それは外してくださいね。
なぜなら、それは自分のためではないからです。
例えば、あなたが料理好きだったとして、料理が好きなのは「作るのが好き」「食べるのが好き」の二つに大別されますが、「作るのが好き」と言っている方の多くが「おいしい料理を家族に出したときに喜んでもらえるから料理が好き」
とおっしゃいますよね。気を付けていただきたいのは、それは料理が好きなのではないということです。
本当に料理が好きなら、自分自身は料理を作ることで楽しんだわけですから、食べる人が無言、無表情で食べてもそれは関係ないはずです。けれど、料理を食べる人の笑顔が好きなのなら、無言無表情で食べられるとがっかりしますよね。つまり、料理をするという喜びより、食べる人の喜びを優先しているということになるのです。いいことのように聞こえますけど、違いますよね。特にここしばらくこのブログをお読みくださってる方は、すでにご理解いただいていると思います。
そもそも、人を喜ばせることを自分の喜びとするというのは大変不安定な「喜び」です。なぜならそれには喜んでくれる相手が必要で、さらにその相手の気分や状態に左右される喜びなわけで、それは自分の行動と基本的には何の関係もないからです。「あなたに喜んでもらえることが私の何よりの喜び」なんて、素敵な言葉のようですが、結局それによって相手の感情を縛ることになりますし、相手が喜ぶために何か自分が我慢しなければならなくもなるので、結局は自分の本当の喜びとは離れていってしまうのです。ちょっと、窮屈ですよね。
しかし、この新月の時には、そういう不安定な喜びとはお別れです。
周りの人がどう思おうと、自分自身が楽しいと思えることをあなたの心の奥に見つけるのです。
いえ、見つかるのです。
そのためには、静かにご自分の心の奥をのぞき込んでください。
ちょうど１２室にある双魚宮の海王星と２室にある金牛宮の水星がセクスタイルを作り、７室のドラゴンヘッドとのインコンジャクトでヨードを作ります。
あなた自身を客観的に見つめ、心の奥の声を聞くことで、もやもやとした何かを探り当て、つかむことができるでしょう。楽な作業ではありませんが、必ず「これ」ということが見つかります。ご自分に正直に、さらに客観性を大切になさってください。
また、ごく身近な方とのやり取りの中に、ご自分の思いを見つけることもあるかもしれません。３室にある双児宮の金星が、ドラゴンヘッドとトライン、海王星とスクエアになっていて、あなたの心の声を、仲良しのお友達やご兄弟を通じてあなたに教えてくれるかもしれません。
また、２室にある金牛宮の火星が、木星とスクエア、冥王星とトラインになっています。木星と冥王星はインコンジャクトですね。迷った時にはご自分の「欲」を自覚してみてください。生きていくためには何らかの形で「欲」がなければならないと思います。そこに正直になることで、あなたが生涯をかけて目標にしていくかもしれないことに出会う可能性も生まれます。
相変わらず天王星と冥王星はスクエアですが、最も厳しいピークは抜けましたので、もうしばらく頑張っていきましょう。
この時期ぐんと成長したあなたも、まだまだ伸びしろがあります。もう一頑張り行きましょう。
そうそう、この天王星と土星がセスキコードレイトになっています。
既に何か目標を持って頑張っていらっしゃる方は、ちょっとだけ居心地の悪いもの、微妙にぴったりしていないものに注目してみてください。
そこに何かの「鍵」があるかもしれません。
どうか、この新月には、慌てず騒がず、ご自分を静かに見つめる時間をお持ちください。
必ずや、あなたの心の奥に、小さくとも激しく燃える炎に出会えるはずです。
良い新月をお迎えください。
前回の新月が春分の前日でしたから、今回の新月は春分後初めての新月です。パワー増大ですね。
今回の新月では、双魚宮にアセンダントがあり、月、太陽、天王星のある白羊宮が続き、さらに金牛宮が同じ１室内に現れ、２室のカスプがその金牛宮になっています。
インターセプトですね。
そしてちょうど真向いの７室で、ドラゴンヘッドのある天秤宮がインターセプトです。この新月の影響は、少しひねった形で出てくるかもしれません。
さて、先日から火山のことについて友達とおしゃべりしていたのですが、今回の新月はちょうどその火山のような感じです。
それは、桜島のように常に活動している火山ではなく、今は眠っているけれど、いつ爆発するかわからない休火山のような感じです。しかも、この新月の期間に何やら活動を開始しそうな気配があります。
あ、どうか誤解のないようにお願いします。わたくしは自然現象としての火山噴火について話しているのではありません。
あくまでたとえです。
新月が一室にありながらインターセプトに入っているということで、とてもとても重要なことなのに心の奥にしまわれていることが、この新月の重要なポイントになります。
もし、火山の例えが不安を呼ぶのなら、およそ目に見えているのにふんわりとヴェールに覆われている美しい花嫁の姿に例えましょうか。
この新月は、９室にある人馬宮の土星とバイクインタイルになっています。
あなたには、今一所懸命勉強していること、取り組んでいること、はるか先の目標に向かって少しずつ進んでいること、それらのことで薄ぼんやりしていることはありませんか。これからの幸せに向ってヴァージンロードを歩む花嫁の美しい輝きがヴェールに覆われているのと同じように、あなたの夢や目標の輝きは、今はまだ何かに覆われているように薄ぼんやりしているのです。
この新月の時期にはそういう薄ぼんやりした目標というものが、次第次第に形をとってくるようなことが起こるかもしれません。
または、これまで目標や夢を持ってはいたけれど、それに向かって何をしていいかわからないとか、向かっていっていいかどうか迷いがあるとか、そういうことについて、ご自身の中で決意が固まる時期になるのではないかと思います。
まだまだ具体的な行動になるかどうかはわかりませんが、ご自身の心の奥に消えない炎のようなものが点り、それがだんだんに赤々と燃えてゆくような時期になるでしょう。
先日、昨年末以来獅子宮で逆行していた木星が順行に戻りました。いろいろととまっていたことが動き出したという方も多いでしょう。
新月の時、この木星は５室です。
もしあなたがご自分の目標にまだ自信が持てないのならば、そのことが本当のご自分の楽しみや喜びにつながるかどうかという視点でお考えになるといいでしょう。
しかし、その楽しみの中に、「みんなが笑顔になること」とか、「周りの人に喜んでもらえること」ということがあれば、それは外してくださいね。
なぜなら、それは自分のためではないからです。
例えば、あなたが料理好きだったとして、料理が好きなのは「作るのが好き」「食べるのが好き」の二つに大別されますが、「作るのが好き」と言っている方の多くが「おいしい料理を家族に出したときに喜んでもらえるから料理が好き」
とおっしゃいますよね。気を付けていただきたいのは、それは料理が好きなのではないということです。
本当に料理が好きなら、自分自身は料理を作ることで楽しんだわけですから、食べる人が無言、無表情で食べてもそれは関係ないはずです。けれど、料理を食べる人の笑顔が好きなのなら、無言無表情で食べられるとがっかりしますよね。つまり、料理をするという喜びより、食べる人の喜びを優先しているということになるのです。いいことのように聞こえますけど、違いますよね。特にここしばらくこのブログをお読みくださってる方は、すでにご理解いただいていると思います。
そもそも、人を喜ばせることを自分の喜びとするというのは大変不安定な「喜び」です。なぜならそれには喜んでくれる相手が必要で、さらにその相手の気分や状態に左右される喜びなわけで、それは自分の行動と基本的には何の関係もないからです。「あなたに喜んでもらえることが私の何よりの喜び」なんて、素敵な言葉のようですが、結局それによって相手の感情を縛ることになりますし、相手が喜ぶために何か自分が我慢しなければならなくもなるので、結局は自分の本当の喜びとは離れていってしまうのです。ちょっと、窮屈ですよね。
しかし、この新月の時には、そういう不安定な喜びとはお別れです。
周りの人がどう思おうと、自分自身が楽しいと思えることをあなたの心の奥に見つけるのです。
いえ、見つかるのです。
そのためには、静かにご自分の心の奥をのぞき込んでください。
ちょうど１２室にある双魚宮の海王星と２室にある金牛宮の水星がセクスタイルを作り、７室のドラゴンヘッドとのインコンジャクトでヨードを作ります。
あなた自身を客観的に見つめ、心の奥の声を聞くことで、もやもやとした何かを探り当て、つかむことができるでしょう。楽な作業ではありませんが、必ず「これ」ということが見つかります。ご自分に正直に、さらに客観性を大切になさってください。
また、ごく身近な方とのやり取りの中に、ご自分の思いを見つけることもあるかもしれません。３室にある双児宮の金星が、ドラゴンヘッドとトライン、海王星とスクエアになっていて、あなたの心の声を、仲良しのお友達やご兄弟を通じてあなたに教えてくれるかもしれません。
また、２室にある金牛宮の火星が、木星とスクエア、冥王星とトラインになっています。木星と冥王星はインコンジャクトですね。迷った時にはご自分の「欲」を自覚してみてください。生きていくためには何らかの形で「欲」がなければならないと思います。そこに正直になることで、あなたが生涯をかけて目標にしていくかもしれないことに出会う可能性も生まれます。
相変わらず天王星と冥王星はスクエアですが、最も厳しいピークは抜けましたので、もうしばらく頑張っていきましょう。
この時期ぐんと成長したあなたも、まだまだ伸びしろがあります。もう一頑張り行きましょう。
そうそう、この天王星と土星がセスキコードレイトになっています。
既に何か目標を持って頑張っていらっしゃる方は、ちょっとだけ居心地の悪いもの、微妙にぴったりしていないものに注目してみてください。
そこに何かの「鍵」があるかもしれません。
どうか、この新月には、慌てず騒がず、ご自分を静かに見つめる時間をお持ちください。
必ずや、あなたの心の奥に、小さくとも激しく燃える炎に出会えるはずです。
良い新月をお迎えください。
