春日大社

春日大社にお参りしてきました。
自宅からわりに行きやすい場所にあるのですが、そうしょっちゅう行くわけではありません。
実はわたくし、昨年の終わり頃にある方から「あなたには鹿島さんのお守りがある」と教えていただきました。
鹿島さんといえば、茨城県鹿島神宮。さすがにそんな遠くまではお参りに行けませんが、鹿島さんの御祭神である建御雷之男神様は、春日大社の御祭神でもあるのです。
春日大社ならJRでも近鉄でも、奈良駅からちょっとした遠足でお参りすることができます。

今日は日曜日で、午前中家でのんびりして、お昼前に夫と二人、ぶらぶらと出かけました。
参道に入ると、もう気配が変わって、とても静謐な感じがしていました。そして境内に入り、奥の本殿のほうへ。大きな神社はどこも内外に小さなお社がたくさんありますよね。
今日もいつものように、ある小さなお社で手を合わせていると、頭のてっぺんに、なにか滴が落ちたような感じがしたんです。上を見ると、ヒバの木がありました。しかし、滴が垂れてる気配でもない。何だろうと思って、頭のてっぺんをさわったけど濡れてもいない。
変だなと思いながら回れ右してそこから一歩動いたら、 突然「何か」が来て、いきなり派手に泣き出してしまいました。
驚いたのは夫のほうです。振り返って「どうしたんだ?」と聞いてきたけど、アタシもわからないので「わかれへん。どうしたんやろ?」というより他なかったわけです。
実のところ、今日は本殿前や周辺のエネルギーが強くて、ものすごい振動を感じながら歩いてたのですが、 何か滴のようなものが頭に落ちた時に、ロックが外れたのかもしれません。で、エネルギーの振動をまともに受けたのかもしれません。
こういうのは、初めてではありません。前にお伊勢さんにお参りしたときにも、やはり小さいお社の前で手を合わせていたときです。その時は目を閉じていたにも関わらず、 お社の扉から光が溢れてきたのが見えたのです。そしてその光がわたしのほうへ伸びてきて、届いた瞬間、それに押されるように「何か」がわたしの体を振動させ、「泣く」という動作を引き起こしました。
この体験で共通するのは、涙が溢れてきたとかじゃなくって、何か体の中から震えというか振動のようなものが起こって、結果その動きが体の動きになったときに、 たまたま「泣く」というかたちになったような感じであるということです。自分では何が起こっているのかわからず、「なんか自分泣いてるけど、これ何?」という感じで、感情的なものは一切ありません。
ですから、お参りして感動したとか、美しい境内のようすに感動したとか、そういうのは一切なくて、何だか顔が歪んで涙が出て、体が震えて「うわぁ」って声が出てるんですけど…という、何とも不可思議な感じなのです。
何しろ周りにいる人とかビックリしてはったみたいやし。 
お伊勢さんの時は夫には気付かれず、後で話したのですが、今日は本当に驚かせたらしく、後で聞くと周りの人がとても驚いて、遠巻きに変な人でも見るように見ていたそうです。(そりゃそうでしょう。そうでしょうとも。でもアタシだって驚きましたよ。)
そして、帰ってきてから夫に聞いたら、突然アタシの泣き声が聞こえて驚いたそうです。そして、「どっかで頭でも打ったのか、それとも何か感じたんか、半々な気持ちやった」と言っていました。
で、「お伊勢さんの時はし知らんかったやろ?」と聞くと、「前に京都でも、何か変やとか言うて泣きそうになっとったからな」と言われました。
そうでした。忘れとりました。京都のあるお寺です。あそこでは、全く別の振動が来て、境内の中にある神社の鳥居の中に避難しておりました。
しかし、それは全く別の感じで、しかもその感じはわりにいろんなところで感じるものです。
神社で感じるあの振動、そして、それに体が反応したときに起こる「泣く」という動作。
唯一回だけなら全く偶然のことですが、二度目があったということで、またこれからあるかもしれません。
大きな神社の小さなお社で手を合わせていきなり号泣している女性がいたら、それはアタシかもしれません。


そのあと東大寺へもお参りしました。大仏さんはやはりありがたく、手を合わすと何やら暖かいエネルギーに包まれ、眉間がモゾモゾして、なんとも言えない気持ちになりました。
夫は「久しぶりに友達に会うた」と言うてました。何故大仏さんが友達かと聞いたら、「仏様はみんなの友達や。すべての人にとって等しく親であり友でもある」と言っていました。 
感じ方はそれぞれ。夫もわたくしも、神仏のありがたいお力をいただいた素敵な日曜日でした。