2014年1月新月

2014年1月1日20時15分、磨羯宮10度57分の新月です。
御元日と新月が同日というのはなかなか素敵ですよね。
始まり感満載な感じです。
さらに今回の新月冥王星、水星と1~2度以内でピッタリ重なっている状態です。そしてこの一団と真向かいの位置、巨蟹宮の中ほどには木星があります。
このオポジションとそれぞれスクエアの位置、白羊宮には天王星天秤宮には向こう半年以上長逗留する火星と、いう強力な布陣でグランドクロスを作っています。
さらにこの磨羯宮の一団は、天蝎宮にある土星、さらに反対側にある海王星と、それぞれセプタイルを作ります。この海王星土星と同じ天蝎宮にあるドラゴンヘッドとトライン、一団と少し離れた位置にある磨羯宮の金星、その反対側の白羊宮の天王星と、それぞれセミクインタイルを作っています。
なんとも
劇的な一年のスタートになりそうです。
この新月の時のアセンダント、つまり東の地平線は獅子宮に位置します。獅子宮の支配星は太陽ですので、新月ですから月と同じ位置にいます。部屋で言えば5室、人生の喜び事の部屋です。ここでこの新月冥王星が、ほぼピッタリ重なっているわけです。
さらにこれらは土星海王星天王星や火星ととても緊密な角度を取っています。
この喜び事に接するあなたは、配偶者としての自分、家族の一員としての自分、さらには人間としての体を持つ自分、命を受け継ぐ力のあるものとしての自分を、強く意識せざるをえないでしょう。
この喜び事は、一見楽しく気軽なもののように見えます。しかし、それは追求するにつれて責任と自分の存在の重さを感じさせるものになります。
わたくしは、この喜び事をことさらに喜んで受け取るべきだとも、自粛したり避けたりすべきだとも思いません。
どのようなスタンスで迎えても、結局は自然に受け取ることになるでしょう。
受け取ることによって、大きく人生が変わるというようなことになる方もいらっしゃるかもしれませんが、見た目にはそう大きな変化がないという方もいらっしゃるかもしれません。
例えば、結婚や妊娠や出産など、誰でもわかるような形でこの喜び事を受けとるのならば、変化としても大きいですし、わかりやすい出来事かもしれません。
そのような形で出ない人の場合は、もっとご自分の心の奥深く、魂のありようのようなものが変化する可能性があります。
もしあなたが、家族の一員としての自分、配偶者としての自分、そこに動かしがたい枷を感じているならば、その状態をさらに深く味わってみましょう。これは、それを味わうための星回りです。そして、そこに生きる喜びを見出だすための星回りです。
あなたは、今のご家族のもとへ、こあなた自身の肉体を使って生まれてきました。そして、そのご家族とともに、その肉体を使ってこの人生を生きてゆくのです。
それはあなたがご自分の魂の学びのために、選んできたことです。
ご自分自身でご自分の家族を、生まれてくるタイミングを、そして生まれてくる状況を選んだのです。
しかしわたくしは、「だからそんなに幸せなんだよ」とか、「だから今の境遇は仕方ないんだよ」とか言うつもりはありません。あなたがどのように感じていても、あなたが今の状況でいることは、あなたにとって必要であり、とても大切なことなのです。その学びこそが、あなたにとって一生かけてあなたの魂を磨き上げる最も根本的な学びなのです。
そのことをより強く実感するようなことが起こるであろうという、この新月、2014年元日の星回りです。
ご心配には及びません。起こることそのものは喜び事です。あるいは喜び事に関する何かです。
まずは素直に受け取りましょう。
どうか素晴らしい新月、素晴らしい2014年をお迎えくださいませ。
今年もお付き合いくださり、ありがとうございました。
来年もどうかよろしくお願いいたします。