2013年12月新月

12月3日午前9時23分、人馬宮10度59分の新月です。
人馬宮の太陽と月を中において、天蝎宮から磨羯宮までの三つのサインの中にいろいろ密集している感じです。とは言えよく見ると、火星が処女宮木星巨蟹宮天王星が白羊宮、海王星双魚宮と、全体としてはわりに散らばっているんです。ところがその他の惑星と、アセンダント、MC、ドラゴンヘッドなどがこの三つのサインに入っているせいか、やたら密集しているように見えるんですね。
天蝎宮に、水星、土星ドラゴンヘッド。このあたりで何やら強いメッセージを受ける新月と予感させますね。さらに、人馬宮に太陽と月の新月、磨羯宮に金星、冥王星。運命に後押しされた何かが起こりそうな配置です。
これだけの星が、東の地平線から天頂までの間にいるのですが、特に新月と緩めのセミスクエアを作る金星は、まだ地平線から顔を見せていない位置、すなわち1室のアセンダント近くにいます。
これがこの新月期のキーになりそうです。
この金星はちょうど西の地平線に沈もうとしている木星オポジション。年末ですし、お金の出入りも多くなりそうです。あわせて、クリスマスやお正月にむけて、美容室、ネイルサロン、エステティックサロンなどで女っぷりをあげようという計画も着々と進行しそうですね。外見だけではなく、立ち居振る舞いや心の持ち方も、女性としての力を発揮できる時になりそうです。
あ、もちろん男性の皆さんも、ご自分の魅力アップに努めてくださいね。おしゃれは女性の特権ではありません。おしゃれを楽しむすべての人のためのものです。それに魅力ある男性は、世界の宝です。よろしくお願いします。
また、この金星は少し緩めですが、処女宮の火星とトライン。天蝎宮の水星がこれらの星とセクスタイルで小三角を形成しています。何やらいいお知らせのある予感がしてきます。水星絡みの小三角に、新月とタイトなトラインを形成する白羊宮の天王星は、3室、通信の部屋に位置しています。思わぬところから新しい風が吹いてくるのではないかと思われます。ただし、天王星は相変わらず磨羯宮の冥王星とタイトなスクエアです。何かいらないものを始末したり、引きずっているものを断ち切ったり、そういうところから新しい風が吹くのかもしれません。この冥王星新月セミセクスタイル。失うように見えることも、決して悪いことではないはずです。この一年の締めくくりのときに、脱皮のように古いものを脱ぎ捨てることで、新しい年を迎える準備ができるのかもしれません。
ところで、この冥王星なんですが、12室に位置しています。どうしてもこだわってしまって捨てられない思い、コンプレックス、それらの中でも自分の意識の上にすら上ってこないほどの深いところにある痛みが、なんらかの形で浮上しそうです。天王星との関係でもそうかもしれません。もしそうなら思わぬメッセージから気づくことになるでしょうが、実はこの冥王星、2室に位置する双魚宮海王星とセプタイルなんですね。あなた自身の所有する何か、それはものか人かはわかりませんが、いずれにしてもあなたが所有していると自覚しているもの、そういうものとの関係において、あなた自身の深い痛みやコンプレックスが浮き上がってきそうな気がするのです。
それは、ご自身にとってはとてもつらいものかも知れません。場合によっては、それと気付けば目を背けたくなるようなものかもしれません。できれば、触らずにそのまま蓋をしておきたいと思われるかもしれません。
それでもそれに気づき、脱ぎ捨てる勇気が生まれたら、あなたはこれまでとは全く違った新しいステージに上がることになるでしょう。
そこで最初のお話に戻るのですが、この新月期は、魅力アップのチャンスでもあります。金星と木星オポジションを調停しているのが、天蝎宮土星です。
土星は時間の星、我慢の星、鍛える星です。星飛馬です。(違)
この土星は10室にいて、あなたの努力を後押ししてくれます。
だからこそ、だからこそ今頑張るのですよ。
どんなに厳しくても、どんなに辛くても、ご自分自身をしっかりと見つめてください。現実から目を逸らして夢ばかり追うようなことをしていると、土星の恩恵をいくら受けてもそれに気付かず取りこぼしてしまうのです。
どうか、どうか、すべての星の恩恵を受け取れるよう、今生きているあなた自身を大切にしてください。大切にするとは、匿って閉じ込めるということではありません。時には抱きしめ、時には前に押し出して、本来あるべき姿に、行くべき場所に、きちんと導くことです。
それを本気で模索している人だけが、すべての星の恩恵に気づき、感謝をもって前に進むことができるのです。
どうかこの新月、星達の力が、本当にあなたのものになりますように。
しっかりと、今年のラストスパートをかけてください。