2013年9月満月

9月19日20時14分、双魚宮26度41分の満月です。
この満月は、太陽とのオポジション以外に他の星とアスペクトを持っていません。
そしてこの満月の後ボイド、翌日午前2時頃に白羊宮に入ります。
現在(18日朝)月は既に双魚宮にいて、満月の気配は濃厚です。ジャスト満月を駆け抜けるようにして、この力が凝集されてきます。
この満月の夜は、いつもより以上に心が揺れそうです。
先ほども書きましたように、この満月は太陽とのオポジション以外には特に角度がありません。ここで太陽の保護を受けてキラキラと輝いているわけですが、そこから夜更けにむけて、その保護からも離れ、丸裸になってしまいます。心が、あらゆる刺激に対して無防備になるのです。
何もせずに放置すれば、ただいろいろなことが気に障ったり、昔のことを思い出しては涙したりと、この上なくせつなくつらい満月になってしまいます。
時には泣きたい夜もあると思います。
たっぷりと涙を流してください。
涙で目を洗うことはとても大切です。心がすっかり浄化されることでしょう。
翌朝起きたら、「昨夜のあれは何だったのだろう?」と思うくらいすっきりしているはずです。
いやいや、湿っぽいのは御免こうむるという方は、ここは満杯のバケツをひっくり返してその水を綺麗に入れ替えることが可能です。これは、天王星がお手伝いします。
現在天蝎宮では金星、土星ドラゴンヘッドコンジャンクションです。これが白羊宮の天王星とインコンジャクトなのです。
いろいろ我慢してきている方は特に、なんとか着地点を見つけられそうです。
それは、ジャストな場所ではないかもしれません。ようやく足の置けるだけの平均台のような場所だったり、ようやく腰を下ろせるだけの狭い部屋だったり、とにかく完全に快適ではない可能性の高い場所です。
それでも、宙ぶらりんでどこにも頼る場所がなかったり、呼吸すらできないほどの狭い場所でないことだけは確かです。
しかも、今まで思いも寄らなかった場所の可能性があります。
一つの考えにとらわれず、柔軟に考えてみてください。
あるいは考えることすらせず、流れに乗っかるという方法もあります。
いずれにせよ、今の状況は変化を見せます。
この金星、土星ドラゴンヘッドの塊は、磨羯宮の冥王星とタイトなセクスタイルを作っています。
つまり、運命の後押しがあるということです。
また、この塊は獅子宮の火星とゆるいスクエアを作っています。角度が緊密であるほど影響が大きいわけで、ここで我を張っても仕方ないかもしれません。
この火星は天秤宮の水星とタイトなセクスタイル
行った先、妥協した地点で、誰とどのようなコミュニケーションを取るかを模索するほうが正解かもしれません。
怖がらずに、新しい場所に行ってみましょう。
何しろ月はすぐに白羊宮に移動します。目を閉じて「えいやっ!」でいいのです。
そしてコミュニケーションの星、水星は、巨蟹宮木星とかなりタイトなスクエアを作っています。さらに白羊宮の天王星と少しゆるいオポジションを作るため、ここでTスクエアを作ります。
大風呂敷は良くありませんが、一段高いステージでの発言を心掛けたいですね。
ご自分のスケールアップになります。もちろん言ったもん勝ちではありません。言うからには御覚悟を。
さて、このところ我慢を重ねてきた方は、ここで何らかのものが見えてくると考えられます。
人間、生きていれば我慢とか辛抱とかいうときが必ず巡ってきます。
「好きなことをしてお金になる」とか、「もういい人にならない」とか、合言葉のように言われますが、現実にはそこへ行くまでに紆余曲折のあるのが普通です。将来の素晴らしい夢を現実にするために、すこし頑張るときだって必要なのです。
そして、今がまさにその時だという方もいらっしゃるでしょう。特に今は愛情面でそういう状況にいらっしゃる方が多いと思います。しかしご安心ください。早ければ、この満月から次の新月にかけての間に、ここしばらくの努力が報われる時が来るでしょう。
その感触を得るまでの辛抱です。
だからといって、黙って耐え忍ぶばかりでは苦しいだけです。
今起こっていることの意味や影響がわからなくても大丈夫です。川で泳ぐときと同じです。流れに乗って水をかくのです。
下流に行きたいのであれば、そのまま流れに乗りましょう。上流に行きたいなら、やはり流れに乗って、上陸しやすいところ探し、そこから陸路に変えればいいのです。何も苦しい思いをして、川を遡って泳ぐ必要はありません。
運命はあなたの味方です。
逆らうより、上手に甘えてしまいましょう。
この満月は、ここまで一所懸命辛抱してきている人ほど、強い影響を受けそうです。
一見それが良いものであれ厳しいものであれ、この時期を過ぎたときには、必ずあなたを成長させる力になります。
ですから、努力だけは一所懸命しておいて、後は運命に任せてしまえばいいんです。
何でも、きっと、なんとかなるのです。
だから、辛かったら、泣いてもいいんです。
暑いときに汗をかくのと同じです。
あ、元も子もないことを書いてしまった(汗)
でも、本当にそうなんです。ところが世の中にはそれを知らない人が多いので、誰かが泣くと慌てる。
だから、涙はお家に帰るまで、ちょっとだけ我慢しておきましょうね。