2013年8月新月

8月7日午前6時52分、獅子宮14度35分の新月です。
木星巨蟹宮の9度まで進んできており、天蝎宮土星双魚宮海王星との水のグランドトラインがやや解けかかった状態ではありますが、まだその影響力を持っている中での、サプライズ系の新月です。
サプライズ系というのは、この新月が白羊宮の天王星と比較的タイトなトラインを作っているからです。何かワクワクすることがありそうな新月ですね。
この新月とトラインを作っている天王星は、磨羯宮の冥王星、水のグランドトラインの一角の木星と、それぞれスクエア、木星冥王星はタイトなオポジションで、ここでまた、くっきりとしたT-スクエアが作られます。そしてこの木星冥王星オポジションのラインは水の大三角を切れに半分に分けて会との形になっています。
木星と同じ巨蟹宮には火星や水星もいて、まだまだ水の力の強い新月になりそうです。
そうはいっても新月の起こるのは獅子宮で、天王星のある白羊宮とともに火のサイン、新月時の東の地平線上は処女宮で地のサイン。ここには金星がいます。Tスクエアの一角をなす冥王星は磨羯宮で地のサイン。
そう、風のサインにだけ星がないのです。
しかし、このときのMCが双児宮で風のサインです。
高い目標を抱き、思想や憧れを遠くに見て、手元の仕事を黙々と片付けながら、ひたすらに情熱を秘めて進んでいくような新月です。
獅子宮新月ですから、何か派手なことを始めるのに適していそうですし、実際そういうことになっているという方もいらっしゃるでしょう。けれど外に現れることはどちらかと言えば、思わぬアクシデントであったり、ミスコミュニケーションによるトラブルであったりします。
したがって、新月だからといって、どうもスカッとしたスタートのようには見えないかもしれません。
もやもやとしたスタートという意味ではありません。
がたがたとして、スムースに行かないスタートという意味です。
しかし、心配は要りません。
この時期には、壊れるものは壊れ、続くものは続きます。
それはその時期を迎えたものがそのようにたどる道で、よいことだから続くとか、理に適っていないから壊れるとか、そういう合理的な話でもありません。
ただ、壊れるものは壊れ、続くものは続くというだけのことです。
いずれにせよ、ここで始まる事柄は、それらのことに左右されるというより、そういったことを見据えながら、水面下で着々と進められるわけです。
心配は要らないというのはそういう意味なのです。
見えることは何かとごちゃごちゃしてうまくいっていないような感じがするのですが、信念を忘れずに情熱を絶やさずにいることで、必ず前に進む力がわきます。そして必ず、このときに始めた事柄は、たとえ時間がかかっても日の目を見ることになるでしょう。どうか、現象面にだまされないでください。はるか高い目標が、あなたを待っているのです。
どうか、合わせた焦点をずらさないように、しっかりと体力をつけてください。
この新月は、長期戦になりそうです。