2012年11月満月「天使と話そう」

* 満月情報
11月28日23時47分、双児宮6度47分の、月蝕を伴った満月です。
この満月、天の真上で、しかも木星のすぐそばで起こりますね。そしてこの太陽満月の180度を白羊宮の天王星が調停。また、少しゆるいのですが、双魚宮海王星はこの太陽と月にそれぞれ90度のT-スクエア。
そしてそのほかの星は、太陽のある人馬宮の両隣、天蝎宮と磨羯宮に集中しています。
まずは天蝎宮ですが、土星と金星がここでコンジャンクション。この二つの星がここで、双児宮の月、白羊宮の天王星とインコンジャクト。金星・土星を根にした、月、天王星のヨードです。同じ天蝎宮に水星とドラゴンヘッドがあります。ドラゴンヘッド海王星とゆるいスクエアを作っていますが、水星はメジャーアスペクトがありません。逆行から順行に転じてまもなく、まだ「留」の状態にある水星の作用が、少し野放しになりそうな予感です。
次に磨羯宮のほうでは火星と冥王星コンジャンクション。この二つの星が、天蝎宮の金星・土星セクスタイル。つまり、双児宮の月とはインコンジャクトでここでも月を根にして金星・土星と火星・冥王星のヨードが出来上がっています。さらにここでは月の真向かいに太陽があるため、ブーメランという形になっています。
ヨードにしろブーメランにしろ、軽やかに動き回るというわけにはいかない配置です。
膠着して全く動けないというわけではありません。ここで展開されていることから外に出られないような感じがするのです。
さらに、ここ三週間ほど逆行していた水星がようやく順行に転じたばかりで、まだほとんど動きの見えない「留」の状態です。そこに加えて多くの天体がかかわったヨードとブーメランのできた状態では、どうしても動きの見えない、動こうにも材料や手段のそろわない感じが付きまとうかもしれません。
しかしそうは言っても、ここでできているヨードの一つの角である天王星と、ブーメランの角である火星・冥王星はスクエアです。
窮屈に見えても、視点を変えることによって何らかのブレイクスルーが得られるのではないでしょうか。
そこで味方になるのは、情熱であったり、新しい世界を求める心であったり、どこからともなくわいてくる強い力でしょう。それらはこれまで持っていた論理や、伝統的な考え方から生まれてきたにもかかわらず、全くこれまで誰も気づかなかったような種類のものです。
さらに、月、太陽、海王星T-スクエアがあります。これは若干緩めですが、たっぷりした満月の輝きをしっとりと潤すような、やさしく美しい力が味方になります。
どうか、今どうしても動かないことがあれば、無理やり動かすことは考えないようにしてください。
時間が経てば、自然にほどけてくるものもあります。また、あるときふと違う方向から動かす知恵が浮かぶかもしれません。
今まで使っていた道具では、動くものも動きません。全く違う何かが、解決の役に立つでしょう。
力任せは徒労に終わります。
 
* 天使と話そう
先日ある人に、「時々、あなたが何を言っているのかわからなくなる」と言われました。
「そうだと思います。よく言われます。」と回答しました。
何の話でそうなったのか覚えていないのですが、つまりはわたくしが何かの折には天使の助けを得ているというようなことを言ったときにそう言われたのです。
半分は本当ですが、半分はこの天使さんのお力を拝借して、ちょっと面倒くさくなった相手を煙にまこうと思ったのです。
効力は絶大で、相手はそれ以上何も追及してこなくなりました。
おかしな人と思われるのは困りますが、あまり接触したくない人にはいい方法です。
しかし今日ご紹介するのはこういう方法ではなく、本当に「天使」に役立ってもらう方法、いざというときに助けてもらう方法です。
とは言っても簡単です。
話しかけるだけ。
声はいりません。心で思うだけでいいのです。
何か聞きたいことがあれば、素直に尋ねます。
たいてい、簡単な言葉で返ってきます。
練習すれば、誰でも天使と話ができます。
天使は何でも教えてくれますが、宝くじや競馬の当たりは教えてくれません。
なぜならそれはギャンブルだからです。
良し悪しの問題ではなく、本質の問題です。
天使は物事の本質について教えてくれます。
ギャンブルは、その本質が「何の目が出るかわからない」ものなのです。
だから天使の答えは「わからない」なのです。
ですからロトの番号を聞き出そうと思っても、たぶん笑って「知らない」と答えるでしょう。
さらにまだ、教えてくれないことがあります。それは、「あなたの信じていないこと」です。
あなたが聞きたいと思っても、その回答があなたの信じない内容だとしたら、天使は口をつぐみます。天使が口をつぐんだら、「なぜ?」と聞いてみてください。
「あなたが信じないから」
と言ったら、それはあなたには教えてもらえません。いつかそれを信じることができるようになったら、天使は答えてくれるでしょう。
また、別の理由で口をつぐむこともあります。
これも「なぜ?」と聞くと、
「あなたには関係のないこと」
と、言うでしょう。
そのほかにも、あなたが知る必要のないこと、まだ知る準備ができていないことについては、決して教えてはくれません。
天使は、聞いた人の本質にかかわること、聞く準備ができていることしか教えてくれません。
もしあなたの準備がきちんとできていて、本質に適った質問が発せられたら、詳しく、丁寧に教えてくれるでしょう。
時には、自分では準備ができていないようなことを聞かされるかもしれませんが、それは大丈夫。自分で思っている状態と、天使が見ている本当のあなたの状態とは、時として違うものです。天使を信じてみましょう。
さらに、天使は質問に答えてくれるだけではありません。
いつもそばにいて、見守り、助けてくれています。
よく、守護霊とか背後霊とか言いますよね。それです。
ですから、あなたの後ろにいる天使は、ひょっとすればご先祖様かもしれませんし、仏様やそのほかのスピリットかもしれません。
なんにせよ、あなたを守ってくれていることは確かです。
あなたが毎日生きているその後ろで、天使が支えてくれているのです。
その天使と、つながる方法は簡単です。
心を静かにして、ただそこにいるということを知ればいいだけです。
そして、敬虔な気持で「いつもありがとうございます」と、手を合わせてみてください。
天使が笑顔になることに気づくはずです。
肉眼では見えませんが、わかるのです。
後は、心の中で話しかけるだけです。
ひょっとしたら、ヨードやブーメランのような窮屈なアスペクトから抜け出す方法を、教えてくれるかもしれませんね。
では、携帯やPCを切って、静かに手を合わせてください。
後はあなたの天使がすべて教えてくれますよ。