2011年5月新月

新月情報
5月3日15時52分、金牛宮12度31分の新月です。白羊宮では金星と水星が合。この金星と水星の合に新月(太陽と月の合)が少しゆるい30度。そして天秤宮土星新月と150度、金星と水星の合と180度。ちょっと緊張感のある星まわりです。
これは新入生のパリッとした緊張感ではなくって、ベテランの曲芸師が綱渡りをする緊張感です。安全ネットはありません。しかし、あなたはベテランの曲芸師です。丁寧な仕事を心がけ、難しい技も必ず成功させる自信があります。安全ネットを張ってお客様の興を削ぐようなことはしたくありません。しかし、挑戦するのは新しい技です。いつもより緊張度は高いでしょう。
白羊宮では火星と木星の合(0度)もあり、それが人馬宮ドラゴンヘッドと120度という角度で、こちらはとても安定感のある優しい角度です。
火星と木星の合はかなり激しいパッションを感じさせますが、ドラゴンヘッドとの120度は、古くからのご縁、それは子どものときから、親の代から、あるいは過去世からの大切な絆があなたに届きやすい状態になっているということを表わしていると思います。
これらから考えますと、日々の行動は緊張感のあるものですが、何か不思議なほどの優しく大きな力に守られて、しっかりと前に進めますよということが読み取れます。
このところの世の中の動きの激しさは、わたくしたちにとても大きなストレスをかけています。天災、原発の事故、外国の戦争などの、心を痛める事柄の激しさは、その影響下におられる方の受けられる打撃はもちろんのこと、TVや新聞などでしかその状況を知りえないという場合でさえ、心や体に変調をきたすほどです。
しかし、そのようなところにも救いがあることはもう多くの方の知るところとなっています。
今の星まわりはそのような状況だと思います。
どんなに苦しい状況でも、どんなに心細くても、わたくしたちは、決して孤独ではありません。
顔を上げて、地面を踏みしめて、しっかりと立ちましょう。すぐとなりに、前にも、後ろにも、そうやって立っている仲間がいます。そしてその仲間は世界中にいるのです。大切なのは、心を開くことだと思います。
この新月の次の上弦の月のころ、白羊宮では水星と金星と木星が合になります。つまり、地球からひとかたまりに重なって見えるのです。
水星はコミュニケーションの星、金星は愛の星、木星は拡大と保護の星、これらの美しい星が、かたまって地球にエールを送ってくれます。
心を開き、全ての存在に愛を送りましょう。自分の中に閉じこもったままでは、誰にも救いを求めることはできません。外に出て、両手を広げれば、あなたの愛が誰かに届きます。そして、誰かの愛があなたに届くのです。
 
*石の効用
今日は毎年天満橋OMMビルで開催される「石ふしぎ大発見展」に行ってまいりました。
石のことについてメルマガで書いたのは、もうずいぶん前になります。新月情報と満月情報をこの形にした最初のころだったかもしれません。まだブログも始める前でしたが、スピリチュアルのいろいろなことを少しでも皆さんにお伝えしたくて、一所懸命書きました。石についての考えは、大筋ではそのころと変わってはいませんが、取り組みとしてはずいぶん変わりました。
当時は石の持つエネルギーをずいぶん重宝がっていましたし、助けてももらいました。しかし、石に依存していた部分もありましたし、誤解していた部分もありました。
石を使って願いをかなえること、石の力を借りて思いを遂げること、そういうことが大変重要なことだと思っていたからです。
現在では、石の力というものがとても大きなものだとは思ってはいますが、実際にはわたくしはアクセサリー程度にしか使いません。それで十分力を発揮してくれるからです。
そのあたりのことをふまえて、今日は石の選び方について、少し書きたいと思います。
 
石の力を知る、あるいはエネルギーを感じることができれば、わたくしたちはそこからいろいろな情報を得ることができます。そしてそれだけではなく、体調や気分を整え、毎日の生活をより楽しくすることも可能です。
そういった事柄の一つの表れとして、ブレスレットやペンダントなどの商品に「恋愛運UP」とか、「仕事運UP」という「効能書」がついています。
こういう売り文句はかなり直截的で、購買意欲を刺激するかもしれません。
石の力を知り始めたころ、そういうものをわたくしは信じていましたし、今でもあながち嘘だとは思いません。しかし、メルマガで初めて石のことに触れたときには、すでにそういう売り文句に頼ることは危険だということを知っていました。
つまりそういった言葉は「あながち嘘ではないけれども、妄信することは危険だ。」という程度に理解していただければ、まず失敗はないかと思われます。
しかし、その程度の理解では不満だとお考えの方、あるいは、もっとピンポイントに恋愛や仕事に「効くパワーストーン」を選びたいと思っていらっしゃる方には、別のご説明が必要でしょう。
まず、何かの願い事にピンポイントに効く石を探すには、ご自分の願いが本物かどうかを見極める必要があります。それは誰かに聞いてわかるものではありません。
ご自分の願いがきちんと理解できており、それが本当に必要なものならば、たぶんそのための努力もきちんとされているでしょうし、ある程度の成功イメージも描けていることと思います。
そういう状態になったときに、「ほしい石」に自然にめぐり合うことがあります。それは、その時点で出会うべき石ですし、願い事をかなえる触媒の役目を果たしてくれる石です。
そういう石に出会う時は、石の効能書きなんかに気をとられず、値札の数字だけを見て、あるいはそれさえも見ずに真っ直ぐレジに向かうはずです。ちなみになぜかそういう石は、お値段も手ごろだったり、少々お高くても頑張れる範囲だったりします。
または、たまたま誰かからプレゼントされるかもしれません。
どちらにしろ、自然にあなたの手元に届くのです。
願い事がはっきりとしているときに、その願いにふりまわされずに本当にほしいと思った石は、その願いをかなえるための効果的な触媒として働いてくれるでしょう。
では、そうでないとき、つまり具体的な願い事が思いつかない、でも何らかの閉塞感がある、あるいは今の自分をなんとか変えたい、そういう時にはよい石は見つからないのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。
女性はもちろん男性の方も、「天然石アクセサリー」で、日々のおしゃれにアクセントを加えるという考えになればいいのです。
つまり、ご自分が素敵に見えるアクセサリーを何か一つお求めになるといいのです。
男性はブレスレットなどがつけやすいと思いますし、女性はそれこそ何でもいいと思います。ペンダントやイアリングや指輪など、石の意味や効能、つける場所や数など考えずに、お好きな石で、今のご自分の美しさが引き立つものを選ぶことがポイントです。
もちろん大切なのは、「これがほしい!」という気持です。
どんなに素敵なものでも、どんなに似合っても、気が進まないときはやめましょう。
何かの理由でその石はあなたに必要ないのです。
逆に、「ほしい」という気持だけでもだめです。それが単に物欲や見栄から来ている可能性があるからです。
物欲かどうかの目安は、ほしいという気持に迷いがないこと、今お財布に入っているお金でお支払いができること、そんなところでしょうか。
カードでも大丈夫ですよ。余裕で翌月一括払いができるものなら問題はないでしょう。
でも、ボーナス払いやリボ払いでなければ無理なようなら、それは今のあなたには必要ありません。
 
こういった基準で選べば、「願いをかなえる石」「自分を変えてくれる石」にはわりに簡単に出会えます。
むしろ、天然石の効能書きや、この石にはエネルギーがあるとかないとか力説する(わたくしのような)不可思議な友人の説明は、逆にあなたの目を曇らせます。
天然石は、つける薬ではありません。
石を、そのエネルギーを用いて何かに使って使いこなそうとするならば、それなりに修行もいりますし、力も要ります。
そんなことを考えずに、美しいアクセサリーとして用いるだけで、石は素直にその力を発揮してくれます。
どうか、ご自分のセンスを信じて、「大好き!」と言える石をお選びください。
そのためには、心をオープンにして、欲得を抜きにして、魂の目でご自分を見つめてください。そしてその同じ目を持って、素敵な「アクセサリー」を探してみましょう。
きっと素敵な相棒が見つかりますよ