月の動きと感情の揺れについて思うこと

このところ、毎日のツイッターでつぶやいているうちに、あることに気づきました。
 
月の動きはとても速く、2日から3日で隣のお部屋に移ります。
したがって、他の惑星とも次々に角度を作ります。
他の星同士の角度というのはそれほど毎日変わらないのに、月だけは次々にいろいろな星と関係を結び、その影響をわたくしたちに与えるのです。
 
これをわたくしはこれまで、一日のうちの起承転結というようなとらえ方をしていました。
つまり何が起こるかということです。
月というのは感情をつかさどる天体ですから、感情面でどのようなことが起こるかというとらえ方をしていたのです。
 
しかし、ここ数日、それは少し違うかもしれないと思うようになりました。
 
 
「感情面で何かが起こる」
ということについて、感情を揺るがす何かが起こるということと、単に感情が動くということとをごっちゃにしてたのです。
 
このところずっと書いていて、なるほどそうかと思ったのは、出来事と感情は必ずしもきちんと連動しているわけではないということです。
これは当たり前のことなんですよね。
同じことが起こっても、ある人は面白おかしく感じ、ある人は退屈に感じる。
ある人は希望を抱き、ある人は何も見つけられない。
 
すると、感情をつかさどる月の動きとは何かということになります。
これは、何でもない、実に単なる感情の揺れを示すものだと気づいたのです。
 
感情が不安定に揺れていれば、小さな事柄も大きな不安に繋がるし、感情が安定してその受け幅が大きければ、少々のことは安心して対処できるのです。
そう考えれば、占いでいう「いいことがある」という事柄と、自分が「いいことがある」という事柄にずれが生じて当たり前です。
月の場所によっては、大変いいことが起こっていても、それがよく見えないことがあるということです。
もちろんこれは、人によって顕われ方が異なることでもあります。
 
わたくしの毎朝の占いは、その日の全体の空気、全体のエネルギーの傾向と思っていただければいいかと思います。
感情はエネルギーの動きに影響を受けやすいものです。月の動きによって、全体に同様の感覚の反応を持ってもおかしくありません。
しかしそのなかで、「これは感情だけのことであり、事実はもう少し冷静にならないと見えない」と知っていれば、慌てて周りに流されるような行動をとることもありませんし、本来なら動くべきときでないのに動いて失敗するということも防げます。
 
月の動きを知るということは、自分だけでなく周りの人々の心もみんな、揺れやすいか、安定しているか、怒りっぽいか、疲れているかをあらかじめ想像することができるということです。
想像がつけば、慌てたときも、不安なときも、悲しいときも、それが事実そういう状況に面しているのか、単に自分の感情が揺れているだけなのか、見極めがつくということです。
 
いいことが起こるとか悪いことが起こるとかいって、自分の外部から来るものをくじ引き的に考えていては、占いを生活に生かすことはできません。
 
何が起こるかということも占いでおおよそ知ることができますが、自分が何をしがちかということも知ることができるのです。
外から来るものは変えようがありませんが、自分の行動は自分でコントロールできます。
その中でも、感情というのは、観察しやすく、コントロールしやすいのです。
 
一部のスピリチュアルな系統の書籍には「感情に忠実に」というふうに書いてはいますが、これらは揺れもぶれもしない感情の根幹のことを言っているのです。
なんでも自分の好きにすればいいということではありません。
 
 
月の動きを知って、それに影響されて揺れる感情をきちんと観察することで、わたくしたちは格段に生きやすくなると思います。
 
これからも、毎朝つぶやいていきますので、よろしくお願いします。