2011年1月新月

* 新月情報
あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、新月情報です。
2011年最初の新月は、141804分、山羊座1339分です。
この日は日蝕でもあります。しかも、火星ととても近いところで起こり、土星とは約90度です。
本当に、とても力のある新月です。漲っているといいましょうか、爆発の秒読みといいましょうか、あるいは爆発するところから始まるその爆発そのものかもしれません。
新年の幕開けそのものと言えそうですが、これから金星が7日に射手座、水星が13日に山羊座、火星が16日に太陽が20日に水瓶座。そしていよいよ13日には木星牡羊座に移動します。
そして、太陽が水瓶座に入る日の朝早く、山羊座で満月が起こります。
つまり、この満月までの約2週間は、畳み掛けるように惑星が移動し、どんどんと空気の変化が感じられるということです。
ですから、この新月前後にそれほど新年の始まりの感じがないという方でも、月の半ば過ぎからは、新しい年の新しい空気を感じられることでしょう。
どうか皆様のこの一年が、愛にあふれ、輝かしいものでありますように、お祈り申しあげます。
 
* 今年の目標
新しい年を迎えると、多くの方が「今年の目標」をいうものを掲げられると思います。
口に出して言う場合もありますし、紙に書いて部屋の壁に張ったりすることもあります。しかし、口にも文字にもせず、心の中でしっかりとその思いを持つという方も多いでしょう。
目標とは別に、「願い事」というものもあります。新月のたびに願い事を心に描き、気持を新たにされる方も多いと思います。このとき、願い事は紙に書くといいといいますし、心の中で強く念じ続けるといいといいます。
ところで、この願い事と目標は、どう違うのでしょうか。
目標と言うのは、言うまでもなく、自分自身で達成していくものです。
それに対して願い事は、自分の力ではどうにもならないことを、幾分か含んでいるように見えます。
たとえば、「結婚」ということが目標の場合、新しい生活のために必要な貯金をするとか、何月ごろまでに新居を見つけるとか、双方の良心にきちんと挨拶をするとか、そういう具体的な「行動計画」を持っているような感じがあります。
しかしこれが願い事ということになるとまったく話は変わってきます。まだ漠然として、お相手も今付き合っている人なのか、違う人なのか、いつどこまで話を進めるのかというようなことは、あまりはっきりしていないような感じがあります。そもそもお相手が見つかっていない場合もあります。そのお相手が「見つかりますように」そして「結婚できますように」というのが願い事の状態です。
 
目標は自力で計画を立てて達成するもの、それに対して願い事は天にその解決を任せるものという感じがあると、わたくしには思えます。
このように書くと、これらはかなり違うように思えます。
では、これらは本当に全く違うものなのでしょうか。
違うと言えば違いますが、まだ起こっていないことを自分の身に起こそうという点で同じともいえます。
 
つまり、何か願い事を持っている人は、それを目標というふうにご自分の中で置き換えることができるということです。
例え、自分の力でどうにもならない部分を含んでいても、それ以外のことは自分で何とかできるはずです。
すると、自分の力ではどうにもならなかったはずの事柄が、不思議と自分の思うように動きはじめます。
前にも書きましたが、本当にわたくしたちに必要なものは、すでに何もかも用意されていて、それが動くためにはそのことを知り、感謝するだけでよいのです。
実際、願い事は願えば願うほど、いつまでも願い事の域を出ません。
しかし、それを「目標」と置き換える、つまりすでに手に入ることが約束されたこととして、そのための具体的な努力をしていく、そういうことがほしいものを手に入れる、したいことをするということに繋がります。
 
どうか皆さん、新しい年の初め、今年必ずかなえたい願い事は、すでに与えられたものだということをもう一度思い出してみてください。そうすれば、それは単なる願い事ではなく「目標」として、次の具体的な行動を呼び起こすものになるはずです。
4日の新月日蝕です。今年こそかなえたい願い事、ではなく、今年こそ達成する目標を心に刻めば、必ずやよい結果を得られます。
2011年は、必ずよい一年になります。それは、もう約束されているのです。