2010年10月満月

* 満月情報
10月23日午前10時38分牡羊座29度33分の満月です。
牡羊座で今年2回目の満月です。
同じ星座で2回連続満月というのは、珍しいですね。別に論理的には不思議でもなんでもないのですが、やはり回数的に少ないのでうれしい気がします。
前回の満月から、さらに一歩前へ、一段上へ、今回の満月で、さらにグレードの高い仕上がりが見えてくるのではないかと思います。
また、今回のこの満月の直後に月はボイドになりますが、11時半ごろには牡牛座に入りますので、このボイドは1時間程度です。午後からゆっくり見直しの時間ができます。
他の星を見てみますと、蠍座の火星と水瓶座海王星が90度を形成します。この火星は魚座天王星木星と約120度、海王星は約30度になります。
蠍座の火星、魚座木星は、それぞれホームですから、とても強い力を感じさせます。地面の底から湧き出る炎が、人々の宗教心や、命をたたえる思いを沸き立たせるような、そんな感じがするのです。水瓶座海王星魚座天王星は、約30度の角度を形成していますが、ミューチャルレセプションでもありますので、よりいっそう強い結びつきを感じさせます。革命家の理想とか、夢見る宇宙人とか、次の世代への助走のような感じです。この海王星天王星のミューチャルレセプションは、2003年の春夏に一度現れ、その後2003年の年末から2010年の3月の終わりごろまで続きました。この約7年間が、新時代への助走だったのかもしれません。その後天王星は一度牡羊座まで進み、一旦逆行し、8月の中ごろにまた魚座に戻りました。一度新しい時代の予告編を見て、またもとの助走の段階に戻って最後の仕上げをし、12月には順行に戻って2011年の3月に、牡羊座に入ります。新しい時代の始まりです。さらに一ヵ月後の4月には海王星がホームである魚座に入りはじめます。これもまた出たり入ったりしながら、2012年の12月に、完全に魚座に入ります。
どちらも足の遅い星です。ひとつの星座を通過するのに、天王星は約7年、海王星は約13年です。ちょうど今はそれらの星が最後の仕上げにかかっているところです。
わたくしたちもこの機を利用して、よりよい生き方のためにひとつの段階をしっかりクリアーしたいものですね。
※ ここで「ホーム」と書いていますのは、ある星座の支配星になっている惑星であるということです。こちらに詳しく書いていますので、どうかお読みくださいませ。
 
* イライラしない生活
しばらく星占いネタが続きましたので、今日はレイキネタから。
レイキネタといっても、交流会やセミナーの話ではありません。毎日の生活の話です。
どうも、「レイキ」というとなにやら怪しげなもののように捉えられがちです。
だって、漢字で書くと「霊気」ですもんね(笑)どうみたって怪しいです。
しかし、別に霊能力的なものを使っているわけではありませんし、目指しているものも超常現象を引き起こすというものではありません。
実際にほとんどのレイキ実践者が目標にしているのは、我欲をなくして心を平らかにし、明るく楽しく人生を送ろうというものです。
これって、普通に誰でも考えることですよね。
この、普通に誰でも考えることが、レイキを実践する人の目標なのです。
レイキには「五戒」という教えがあります。
「今日だけは、怒るな、心配すな、感謝して、業をはげめ、人に親切に」
これは、今世界中で実践されているレイキヒーリングを、最初に体得し、広めた臼井甕男先生の教えとして伝えられています。(原典は大正時代の鈴木美山博士の著作「健全の原理」とされています。臼井先生はその本から原案を得られたようです。)
書いてあることは、人間にとっては当たり前のことです。
怒らないこと、心配しないこと、感謝すること、仕事や家事を一所懸命すること、人様に親切にすること。取り立ててレイキを学んでいなくても、誰もが子どものころから年長のものに教わってきた基本的なことばかりです。
しかし、よく振り返ってみると、この実践は大変困難であることがわかります。
まず文頭に、「今日だけは」とあります。これは、他の日はいいからとりあえず今日だけとも読めます。最初そう思っていたのですが、その後セミナーで習ったのはそうではありませんでした。これまで生きてきた日々、頑張ってきた自分、その成長のもっとも先頭にいる今日この一日こそ、心安らかに過ごそうというものです。
そういう意味では、未来永劫といっているわけではなく、やはり、まず今日のこの一日です。しかし、たった一日といえども、一度も怒らずに、心配せずに過ごすというのは、やはり困難なことです。
満員電車、車の渋滞、催促しても返事のない相手…。自分は怒りも心配もしようなどとは思っていないけれど、まわりは自分を怒らせる状況ばかりかもしれません。
そんな毎日の生活の中で、イライラした気分になり、腹立たしい思いに駆られ、ついには家族に愚痴をこぼして、「また、やってもた。」と、一日の終わりにため息をつくというのがよくあるパターンかもしれません。
しかし最近わたくしは、この五戒を実践する上で、とても役に立つ、あるひとつの行動があることに気づきました。
それは、「急がない」ということです。
何でもいいから、「急がない」のです。それだけです。
たとえば、駅の階段。混雑しているときに前を行く人が特別遅い気がする、この人を追い越せば、この電車に乗れるのにと思う。
たとえば、上司の印鑑。今日締め切りの書類、一刻も早く持っていきたいのに。
そしてまたたとえば車の渋滞。さっさと流れてくれたら時間通りに目的地につけるのに。誰やねん、こんな日に事故なんかしたんは。
等々…。
急いでいるとき、わたくしたちはたいてい人様の行動に対して「早くしてほしい」と思うものです。自分は時間通り、段取りよく動いているのに、周りの状況が自分を阻んでいると考えるわけです。だから、イライラしたり、腹立たしく思ったりするわけです。
しかし、イライラしても、腹立たしく思っても、渋滞が解消されるわけではりませんし、上司がさっさと書類に目を通してくれるわけでもありません。
それでもイライラしてしまうのは、「急いでいる」からです。
この電車に乗らなければ遅刻だ!
早くレジを通らないと子どもが帰ってくる時間だ!
早くはんこを押してくれないと締め切りに間に合わない!
そういう思いがあるから、イライラするし、腹も立つのです。
しかし、その前の行動を自分がもう少し早めにおこなっていたらどうでしょう。
それにまつわる周りの人の行動は想定内のことになり、急かす必要がなくなります。
また、急いでいるとはいうものの、本当にあわてておこなわなければならないことというのは、実はそれほどないのです。
会社に遅刻したからって、命までとられるわけではありません。
書類が遅れて本当に困るのは上司のほうです。
それに、本当に遅刻ができないときって、だいたい早めに起きて準備しますし、どうしても間に合わせたい書類なら、早めに出して、催促もしますよね。
本当の意味で急いでいるとき、急がなければならないとき、わたくしたちはきちんと自分で早めに行動しています。
イライラしているときというのは、本当に急ぐべき時ではないのに、つい無用に急いでしまっているのです。そしてその結果、人様に対して「早くして欲しい」という気持になるのです。
しかし人様は自分ではありませんから、その方自身のペースで動かれます。
そしてわたくしたちは、このことを忘れ、「早くしてくれへんかな。」という気持になってしまいます。それは、自分を見失ってただむやみに急いでいるからです。
これが、イライラの元です。
人様に急ぐことを求めない、自分も急ぐのをやめてみる。
急ぐのをやめた瞬間から、本当に急ぐべきものとそうでないものの区別ができます。その結果、本当に急ぐものは人様を急かす前に自分で早めに行動することができますし、「急がなければ」という思いから解き放たれ、心を見失うこともなくなります。
自分の向き合うべきものに、きちんと向き合えるため、仕事もはかどります。
実はわたくし、この「急ぐ」というのをやめてから、仕事が溜まらなくなりました。仕事の量は若干増えているのですが、次の仕事を追っかけている状態です。
ちなみに先週社長に出した伝票、今まだはんこ待ちですが、今日の午後出社してまだだったら、別の仕事をすることにします。来月役所へ出す書類はできているので、何をしようかな。することがなければ、かえって昼寝でもします()
こんなのは暇な零細企業でないとできないことではありますが、これをお読みの皆さんなら、たくさんの仕事が待ち構えていても、さらにゆったり丁寧におすすめになることができると思います。
どうか皆さん、急がずゆったり毎日をお過ごしくださいませ。
幸せの種は、ゆったりした心にだけ芽吹くのです。