2010年8月満月 満月情報のみ

*満月情報
8月25日午前2時06分、魚座1度26分満月です。
20日から水星が逆行しております。また、木星天王星海王星冥王星も逆行中ですので、10個の惑星のうち、半分が逆行という状況です。
当然のことながら、何事もサクサク進むという状況ではありません。
今回の満月も、見直し、見直し、丁寧に物事を仕上げるのに適した満月といえるでしょう。
時間をかけて、進んだり戻ったり、思うに任せなかった事柄ほど、成就に向かいやすいとも言えます。
また順行中の星に関して言えば、火星と金星が天秤座で重なっており、大変明るく元気のいい様相を呈しています。火星と金星が同じ星座、または同じエレメントにあるというのは大変収まりのいい、矛盾のない感じがして、わたくしはなにやら安心してしまいます。
実際、多くの方の出生ホロスコープを拝見しても、火星と金星が同じ星座、エレメント、少なくとも同じ区分(男性星座か女性星座)の星座であれば、ご自身の男性性、女性性に矛盾の少ない安定した感情をお持ちの方が多いとお見受けします。
もちろん、片方が男性星座にありもう片方が女性星座にあるという方であれば、そこから生み出される葛藤ゆえに、細やかで不思議な魅力をお持ちになることがあります。
いずれにせよ、どちらがいいということではなく、その方の個性がどのように出るかということですので、「わたしはどうなっているのかしら?」と不安に思われることはないわけです。
もしお調べになる機会があれば、どうか楽しみにお調べください。
なお、二区分(男性星座か女性星座)やエレメント(四素子)については「2010年7月満月」に解説させていただいております。初めてお読みの方はそちらもご覧くださいませ。
こちらです↓
 
さて、話を元に戻しましょう。
満月と同時に、火星と金星が天秤座で重なっているということでした。
この火星と金星は、太陽とおよそ45度、セミスクエアという角度になります。
(今、『セミスクエア』って入力したら『∠』って出てきてびっくりした。()
これは一般には困難を表す角度とされていますが、むしろこのような星回りの中では、精神を統一して静かに明るく困難を乗り越える様子が感じられます。
例えていえば、山の中で遭難した少年と少女が、岩陰に隠れて風雨をしのぎながら、帰ったときの喜びについて語りつつ晴れ間を待つという感じでしょうか。
力ずくで困難を切り開くというより、希望と喜びを糧に前進するという感じです。
さらに木星土星は相変わらずタイトなオポジション(約180度の角度)を形成しています。
ここでは厳しい緊張と、引っ張り合いの力が働きます。やじろべえのように真ん中でバランスを取るのではなく、両端から力いっぱい引っ張ってバランスをとっている感じです。
アクセル(木星)とブレーキ(土星)、どちらの力が強すぎてもバランスは崩れます。この時期はそのバランスが自然に取れるときです。気分的には緊張が多いかもしれませんが、自然に任せて毎日の生活を丁寧に送られますと、意外なほどよい結果を生むことでしょう。
アクセルとブレーキをうまく使いこなし、丁寧な走りを心がけるベテランドライバーのように、確実に目的地に向かっていただきたいと思います。