人を呪わば穴二つ

ここではおまじないを紹介していこうかな…というさらに胡散臭いブログに育とうとしています。

そんなわけで、まず「おまじない」をするより先にみなさまに確認していただきたいことがあります。


<その1> ここへ来るまでに普通の努力をしてきたか

たとえば、神社におまいりして「志望校に入れてください」と手を合わせる前に、勉強しないとどうしようもないですよね。
「大好きな彼と結婚できますように」ってお祈りする前に、その彼に「好き」って言わないと!(言わせるという方法もあり。ただしこれは上級編)
「上司に認められますように」ってお賽銭奮発して100円入れるより、コピー一枚お茶一杯を手抜かりなく出さないとね。
つまり、毎日の普通のことを一所懸命やってるかどうか。

神さん参りもまじないも、普通の努力には勝りません。
うわさによると、神様がたはわたくしたちの日々の努力の具合を見て、10月に出雲にお集まりになった折にその状況の報告会をなさるのだとか。
いくらお参りをしていても、努力が足りないとなれば却下されるということです。


<その2> おまじないで誰か傷つく人がいないかどうか

「彼が今の彼女と別れてくれますように」って…(汗)、違う願い方がありますよ。
「わたしが本当に素敵なパートナーと結ばれますように」って願えば、紆余曲折を経て、すべては丸く収まります。
「課長が失脚しますように」って、自分が課長になりたかったら「わたしが課長に昇進しますように」
でいいのです。

人を呪わば穴二つ
この「穴」はもちろん墓穴ですよ。
のろった相手と自分の分、二ついりますからね。


<その3> 叶った後の覚悟はあるか

「彼と結婚できますように!」って、ウェディングドレスを着て披露宴をするのが結婚じゃないっていうことくらいはわかりますよね。本当にその彼と「生活」していく覚悟はありますか?
結婚って、厳しいですよ。
安易に「一生離れませんように」なんて願うと、どうしてもだめだとなったときに離婚すらできないという泥沼を展開します。
「医者になれますように」…? おまじないでなったお医者さんって、わたくし怖いです。

場合によっては、おまじないは解消できないことがあるとも聞きます。
覚悟してくださいね。


さて、これらのことをご自分に問いかけて、それで大丈夫となったら、気持ちを集中しておまじないに取り組みましょう。
いろいろ制約があって無理な方は、氏神さんにお参りするというのはいかがですか?
わたくしはそのほうがおまじないよりずっと効果があると思います。