2018年4月新月

4月16日午前10時58分白羊宮26度02分の新月です。
新しいことがいきなり始まりそうな新月です。
天頂近くで新月天王星がガツンと乗っかっています。
今までやったことのないことに挑戦したり、誰も思いつかない目標を打ち立てたり、ドキドキわくわくの春になりそうです。
そしてその新月は、ディセンダント近くの磨羯宮の冥王星とゆるくスクエアです。
冥王星と同じ磨羯宮には火星と土星がいて、コンジャンクションとは言わないまでも、ひとかたまりになっています。
白羊宮の三つの星のグループと、磨羯宮の三つの星のグループが、団体でなんとなくスクエアを作っているような感じです。
同時に、この冥王星金牛宮の金星とトライン、天蝎宮木星セクスタイルです。
つまり、金星と木星オポジション冥王星が調停しています。
ここから始まっていく物語は、まるでハッピーエンドの約束された壮大なラブストーリーのような感じです。
もちろん、必ずしも恋愛が絡むとは限りません。
絡みそうにも見えますが、楽しいことや喜ばしいこと、大切な人との絆は恋愛以外でも感じることができるはずです。
特に新学期が始まったばかりのこの時期、入学したて、進級したてのお子様やお孫様の成長に目を見張ることがあるかもしれません。
学生さんでしたら、ご自身の努力が周囲の大きな喜びを引き出す力になるということを体験されるかもしれません。
もちろん、あなたの努力はまずはあなたの喜びに直結しています。
それが周囲に喜ばれるのですから、そのまま楽しんでしまわれたらいいと思いますよ。
また一方で、とても緩いのですが、海王星も金星と木星を調停します。
そのため海王星は、冥王星グループの火星とセクスタイルを作ります。
そのうえ、獅子宮ドラゴンヘッドが、この冥王星とグループを作る土星、さらに双魚宮にある海王星とインコンジャクトです。
ここにボヤっとしたヨードが出来上がります。
なんとなく、これでいいのかどうかわからないけど、他に選択肢はないしなぁというくらいの窮屈さでしょうか。
しかし、引っ張っているのがドラゴンヘッドで、この満月の時には1室にあります。
きっと、そのもやっとした窮屈さすらエネルギーになるのではないでしょうか。
さて、火星、海王星の調停とはまた別に金星と木星オポジションに介入する星があります。
それが、白羊宮に入ったばかりの水星です。
金星とセミスクエア、木星とセスキコードレイト。
ちょっと、斜め上からの介入ですね。
水星は、言葉やコミュニケーションの星です。
この新月の時、言葉は理想を語るために突っ走り、足元の現実を蹴散らしていきそうな勢いになります。
この時期は、水星もようやく逆行から順行に移ったばかりで停止しているような状態です。
そういうことも含めて、言葉や連絡の行き違いによる摩擦も多少あるようです。
ですから、言葉や理屈だけで解決を急ぐことなく、地道に人様に尽くす行動にも力を入れて、全身で思いを表現してみましょう。
しかし、いくら言葉での解決を急がないようにとは言っても、わたくしたちは言葉がなければどうすることもできないのも事実です。
そもそも、コミュニケーションを丁寧にとるなどというのは、どんな星の並びでも当り前のことです。
ここに書いていることは、あくまで「そのうえで」ということです。
基本的なことですけれど、毎日の生活では怠りがちになりますものね。
わたくしも反省です。
ですから、ささやかであっても、日々心を配ることによって、よりよく生きることにつなげたいと思うのです。
そしてそのような小さな営みの連続によって大きな物語が編まれているのも事実です。
この4月に始まる壮大なストーリーの主人公は、誰あろうあなたです。
どうか、約束のハッピーエンドまで、あなたらしいドラマを作り上げてください。