2018年3月満月二回目

3月31日21時38分、天秤宮10度45分の満月、ブルームーンです。
月は天秤宮、太陽は白羊宮。
その太陽と水星が重なってコンジャンクション
そこへさらに磨羯宮でコンジャンクションを作る火星と土星が、月と太陽にスクエアでTスクエアを作ります。
力強く一つの年度を終えた日。
翌週からの新年度に向かってしっかりと力を蓄えているといったところでしょうか。
しかしそうはいっても、太陽に重なる水星が逆行しており、何やら「やり直し」や「再スタート」のニオイのする満月ではあります。
また、アセンダントにほぼ重なる天蝎宮木星も逆行しています。
せっかくこの年度末に完成を見るはずだった物事が、土壇場になって見直しを迫られたり、やり直しを余儀なくされたりという状況のようです。
まぁ、水星自体は23日から逆行していましたし、木星に至っては9日からの逆行ですから、前回の新月のころにはもう、なんか怪しい雰囲気だったという方もいらっしゃるかもです。
この木星は逆行しつつ、磨羯宮の冥王星セクスタイル、月と、Tスクエアの頂点の火星・土星とそれぞれセミスクエアです。
ちょっとゆるいですけれど、太陽とはセスキコードレイトですね。
ここで起こる変化は、この木星が引っ張っているとも言えそうです。
アセンダントにほぼ重なっているということもあり、物事を大きく動かそうとしている方のとても強い味方になると思われます。
そして、その木星があなたに足踏みを要求してきているのです。
この年度末から年度初めの足踏みは大変重要です。
特に、拙速に物事を進めてきた方は、このタイミングで手を抜くことなく丁寧に進めてみましょう。
これまでもじっくり進めてきたという方も、最後の一押しで焦らず、もう一度振り返ってきちんと押さえるところを押さえておきましょう。
あなたの関わっている物事は、それほど丁寧さを要求される案件です。
そして、そのような大切な案件に携われるということを誇りに思い、丁寧に進めることができたらいいですね。
ここで立ち止まることは、とても豊かな成果につながる動きです。
しかしこの動きは、心の中では進めたくないと思っているような、これまで大切にしてきたものを失うかもしれないような動きかもしれませんね。
しかし、静かに受け止め、確実に前に進めましょう。
あなたがここで立ち止まるのは、この動きを止めるためではありません。
この動きがしっかりと、不可逆的に進むのを助けるためです。
遺漏なく、より徹底的に前に進むために、あなたは立ち止まり、全てを失い、新しく生まれ変わってゆくのをその目で見るのです。
これまで動かそうとして動かせなかったことを動かし、大きな決意をもってリセットのボタンを押すときです。
そして、そのリセットの衝撃を和らげてくれるのが、獅子宮ドラゴンヘッドです。
月と、太陽・水星のオポジションを調停、つまり、月とセクスタイル、太陽・水星とトラインです。
また、火星・土星とはクインタイルで、破壊的な力を包み込んで和らげるような大きな優しさを感じます。
そしてさらに双魚宮海王星とはインコンジャクトです。
全てを失った後にも、他には代えがたい唯一の宝物を見つけることになるでしょう。
海王星はさらに、金牛宮の金星、白羊宮の天王星セミスクエアです。
金星と天王星はサインをまたいでコンジャンクションです。
しかもサインだけでなくハウスもまたいでいます。(経過点大阪)
天王星5室、金星6室です。
あなたの喜びは周りの喜び。
それでも今この時、その喜びを手放すのです。
手放すことで、新たな喜びが入ってくるのです。
家族にとって自慢の子どもだったあなたが家を出て、社会に喜ばれる大人になる、そんな感じです。
大切にしてきたもの、温かい場所を手放すのは勇気がいります。
しかし、前に進むためにはリセットが必要です。
このリセットでは、あなたの手に握りしめているものを手放すことで、はるか高みに輝く理想に手を伸ばすことになるのです。
心配する必要はありません。
たとえすべてを失っても、あなたの経験や知識は消えるわけではありません。
頭や心に積んだ宝は、誰も持っていったりしません。
それがこれからものを言います。
あなたの身から離れない、あなたの内側に蓄えた宝物をもって、これからの人生を切り開きましょう。
これから始まる時代は厳しい時代になるかもしれません。
でも大丈夫。
あなたはここまでやってきたのですもの。
これからも、やっていけないわけなんてありません。
力強く前へ。
その一歩を、満月の明かりとともに進めてください。