2018年1月新月

1月17日午前11時18分磨羯宮26度54分の新月です。
新月が金星と重なり、白羊宮で天王星の重なったアセンダントとスクエアです。
それの新月がまた、天蝎宮で、ランデヴーを続ける木星と火星にセクスタイル木星と火星は天皇とはインコンジャクトになりますね。
新年早々、切れのいい新月です。
が、
爽やかに切れのいい感じではなくて、みっちり濃くて、ぎゅうぎゅうに詰めこんで、さらに目標を絞りに絞った感じですね。
もう、全く他の選択の余地のない、言い方を変えれば「遊びのない」感じです。
新月(つまり太陽と月)と金星は重なっていますし、そのすぐそばには冥王星、MCをまたいで水星と土星がいます。これらがすべて磨羯宮に入っています。
しかもMC周辺に集まっているわけで、このあたりで考えると、実に目標がきりりと絞られ、誰が何と言おうと狙いはこれ!という強い決断が感じられます。
さらに木星と火星が天蝎宮ですし、これが7室から8室に足をかけようというような位置ですから、パートナーとの関係も濃いものになる予感がします。
パートナーとの関係というだけでなく、皆さんそれぞれにご自分が人生をかけて向き合おうとしていらっしゃる人や物事について、深く掘り下げ、より強くコミットメントしていかれることになるのではないかと思います。
さらに、新月とスクエアの関係にあるアセンダント天王星が、この火星と木星にインコンジャクトですから、あなたがあなたであるためにどうしてもこれは譲れないという信念のようなものが、その人生をかけて向き合うべきものを選んでいるという感じです。
まあ、つまりは「わたし、これで食べてますねん」というやつですやろか。
「これで食べてますねん」というと、仕事ということになりますが、ただ、単に働いて日銭を稼ぐというような仕事の仕方ではこういう言い方はしないと思います。
自分の仕事に誇りを持ち、自分の仕事をきちんと語れる。
そして、適正な対価を得ることができている。
その集約が「これで食べてますねん」だろうと思われます。
もし、あなたが今「これで食べてますねん」と、胸を張って言えないような状況であるなら、つまり、短期のアルバイトでつないでいたり、正社員として長く勤めていても自分の仕事に愛情が感じられなかったり、そんな状況であるならば、きっともうすぐ、その状況は変わっていくことでしょう。あるいはもう、変わっているのかもしれません。
今、ここでは仕事を例に挙げましたが、いわゆる金銭を得るという意味の仕事以外に、「ライフワーク」と言われるものもありますし、直接金銭的な収入はないけれど、家事や育児や介護に従事するという場合もあります。
この場合、「これで食べてますねん」とは言えないかもしれませんが、あなたがその労働に従事することで、ご自分自身にも、周りの人々にも喜びを生み出すことができるものであれば、「これで生きてますねん」という言い替えをしてもいいと思います。
お金になるかどうかは別として、自分自身が、そのことを好きで、喜びをもって向き合うことができるもの。その結果、周囲の人々にも幸せをもたらすことができるもの。
そういったものを、あなたは今年こそ見つけることができるでしょう。
あるいは、既に見つかったそのことに、邁進してゆくことができるのかもしれません。
実はわたくし、長いこと「好き」ということについて考えてまいりました。
自分が好きなこと、好きなものがよくわからないという感覚を長い間もっていたのです。ようやく昨年ごろからなるほどこういうことかと思い至ったことがありますので、今年はそれに向かって邁進することになりそうです。
で、「好き」ということについて長い間考えていたのは、「好き」と言える具体的な物事が見つからなかったからかもしれません。
占い、ヒーリング、書道、生け花、どれも仕事としてやっているときは天職ではないかと思えたものですが、それでも、やめたければいつでもやめてもいいと思えるものばかりです。
これらは、物事自体は「好き」ではあるけれど、わたくしにとっては、仕事自体はその物事そのものである必要がないのです。
そうなんです。ある時ふと気づいたんですね。
具体的な物事の名前ではなく、それらの物事を楽しむ動作に「好き」が隠れている。
つまりわたくしの場合、創作系統にしても、事務系等にしても、ひたすら資料と向き合って何か調べたり作ったり、自分と向き合って練習したりということが好きですし、それを人様に向けて発信することも好きなのですね。特に、人前でしゃべるのは大好きなのだと、ようやく気付いたのです。
そういうわけで、総合すると、「教える」仕事が一番好きなようですが、教える中身はなんでもござれなので、結局今の状態になっているわけです。
ですから、今、「何がやりたいのかわからない」「好きなことが見えない」そう思っていらっしゃる方は、少しその「何が」の部分への視点をずらしてみてはどうでしょうか。
音楽が好き、映画が好き、ゲームが好き、アニメが好き
たくさんの「好き」があると思いますが、できあがったものを受け取る喜びの中だけに仕事を見つけることは不可能です。
あなたはそれらをどのように楽しんでいますか?
分析的に楽しんでいたり、感覚的に楽しんでいたり、紹介して広めることが好きだったり、誰も知らないようなものを発掘することに楽しみを見出したり。
そこに、仕事のヒントがあるのだと思います。
あなたはご自分の好きなことをどのように楽しんでいますか?
それが、あなたの本当の「好き」を見つける鍵になると思います。
あなたの好きな楽しみ方、あなたの好きな作業、そこからあなたの「好き」を洗いなおしてみてください。
必ずあなたが好きで好きでたまらないことを、仕事につなげることができるはずです。
もちろんそれは、単純にお金にならなくてもよいのです。
あなたの幸せになり、家族の幸せになり、世の中の幸せになること。
お金が必要であれば、その中から生まれます。
そういうものです。
どうか、この新月、「好き」ということにとことんこだわってみてください、ご自分の「好き」は、必ずご自分自身の、ご家族の、身近な世の中の幸せにつながります。
好きなことをしましょう。
好きなことを、大切にしましょう。
どうか、素敵な新月をお迎えくださいね。