2016年10月満月

10月16日13時24分白羊宮23度14分の満月です。
現実の物事はどうも窮屈で、思うようにいかず、何とかすり合わせて納めていくという感じなのですが、天の計画は着々と進んでいて、すり合わせも妥協も想定内のことという感じでしょうか。
それにしても、天王星と月、近いなぁ(笑)
満月ですし、しかも白羊宮。さらに天王星と月がコンジャンクションというと、どうも興奮気味で多少のいら立ちを隠せないという感じになるでしょうか。
天秤宮の太陽とはもちろんオポジションなのですが、この太陽が処女宮ドラゴンヘッドセミスクエア。このドラゴンヘッド双魚宮海王星オポジション海王星天王星と月のコンジャンクションセミスクエア。これらは図でいうと一つの長方形を作っています。したがって、太陽と月・天王星オポジションと、ドラゴンヘッド海王星オポジションが対角線になり、長辺は太陽と海王星のセスキコードレイトと、ドラゴンヘッドと月・天王星のセスキコードレイトになります。
こういう四角形を作ると、どうも「逃げられない」という感じがしますね。
サインとの絡みで考えますと、自由に動きたい、自分の在り方を尊重したい、しかし、人様への思いやなすべきことがそれを引っ張る、という感じでしょうか。
特に、月・天王星コンジャンクションからは、ぶつかってもどうしても、自分の思いどおりに動きたいという心の動きを強く感じます。しかし、これらの星は天蝎宮の金星とインコンジャクト。あなたに喜びを与えてくれる何かがそれを阻むという感じでしょうか。
この金星は、太陽と同じ天秤宮にある水星、磨羯宮にある火星と冥王星とはセミスクエアです。
この火星と冥王星もまた、コンジャンクションで、この二つの星と水星とはスクエアです。
こういうのを見ると、この時は愛の伝わり方が、わかりにくくて見えづらい感じなのではないだろうかと思えます。
本当ならば、愛なんてものは、わかりやすくてもわかりにくくても、伝わっても伝わらなくても、どっちでもいいんですが、わかりやすく伝わったほうがもめごとも少ないような気もしますよね。
そしてそんな気もしますが、そうとも限りません。
だから、いいんです。
愛の伝わり方なんかわかりにくくても、愛してさえいればいいのです。
そして、この火星・冥王星が、前述のドラゴンヘッドとトラインで、さらにこのドラゴンヘッド人馬宮土星とスクエアです。
見えにくくてもわかりづらくても、愛は必ずわたくしたちを助けてくれます。見守ってくれます。
そしてその発信地はわたくしたち自身です。
先ほど、自分が自由に動きたい気持ちがありながら、それを人様への思いが引っ張るということを書きました。
これも本当は、そういう思いを持っていても、気にしなければ自由でいられるのですが、人間というのは、その思いを何らかの形で表現しようとしてしまうんですね。
それが、言葉や物のやり取りをすることであったり、そばにいることであったりするんですね。
必ずしも必要であるとは思えないんですが、そういうことをすることによって、その人を愛しているということを自他に表明している場合があります。
そうしたい、そのようにするのが何よりの喜びだのなら別ですが、そうではないのにそうしなければならないと思いこんだり、それを人様に求めたりというのがあると、それは自分を縛るものになります。
自由が利かなくなる。
だから、愛なんて伝わらなくてもいいし、わかりづらくてもいいというのです。
大切なのは愛することそのものであって、それを伝えるために無理に何かをしようとすると、それが足かせになるということです。
本来ならばこんな時に想像力で助けてくれそうな海王星が、水星とはクインタイルですが、太陽とはセスキコードレイト木星とはインコンジャクトで、やはり少し窮屈そうです。
水星と他の星との絡みから考えても、少しでもこの窮屈さから逃れるには、メッセージを送ったり、声をかけたりすることが何らかのきっかけになってくるのではないかと思われます。それが、愛から発せられた正直なものであれば、なおよいと思われます。そもそも、そうでなければストレートに通じるふうには思えません。
言葉選びは常に慎重に、相手への敬意を忘れずに。
さて、白羊宮で新月が起こったのは4月ですね。
4月は新学期、年度替わりということで、この時から半年たちました。このあたりで、何か一つ目標が達せられたということはないでしょうか。
あるいは、遠かった夢や目標が、その姿をくっきり現したとか。
そこへ行くためにも、ご自分が本当に自由になるために、ご自分を窮屈にしているものの正体を、しっかり見極めておきたいところです。
それはひょっとしたら、ご自身の余分な「愛の表現」なのかもしれません。
だとしたら、どうしましょうね。
これを捨てるのは、なかなか大変ですね。
どうか、よく観察なさって、良い満月をお迎えくださいませ。