2016年10月新月

10月1日午前9時13分天秤宮8度15分の新月です。
天秤宮は、人と向き合うための場所。いまここには、太陽、月とともに、木星がいます。新月木星は大変近く、コンジャンクションと言ってもいいでしょう。
そしてこれらの星のいる天秤宮の主人は、愛の星、金星です。
この時金星は天蝎宮にいて、新月木星とはセミセクスタイル
とても豊かな実りをわたくしたちに与えてくれそうです。
さらにこの金星は、双魚宮海王星とトライン。この新月にわたくしたちが与えられる、または気づかされる大きな恵みの一つは、あなたの愛の力、それを裏付ける魂の底力のようなものでしょうか。
今いる場所、あるいはあなたの故郷、それを土台として、あなたを応援してくれる友人たちや様々なネットワークが助けとなって、あなたの愛の力を育てます。
この海王星は、新月木星とはインコンジャクトです。そして、処女宮ドラゴンヘッドとはオポジション人馬宮土星とはスクエアで、Tスクエアができています。
いろいろぶつかったり、思う場所に降りられなかったりで、新月の示唆する新しい出来事は簡単に前に進まないように見えます。
もし、そのように見えたら、あなたはご自分の行動の理由を、他の人に求めているのかもしれません。
さてこの時、Tスクエアの頂点の土星は1室です。自分自身に責任を持つこと。
あなたの行動の理由は、すべてあなた自身の中にあるはずです。
「誰かが何か言ったから」「誰かがこうしてほしいと思っているから。」
そんな理由で動こうとするから、前に進めず、八方ふさがりになるのです。
また、磨羯宮の火星と、天秤宮新月木星がスクエアです。何かしらの心のざわつき、それは、嫉妬でしょうか。自己嫌悪でしょうか。今、あなたの目の前にいる人は、あなたを映す鏡です。どうか、思いやりをもって接してください。それは、相手の言動に従うということではありません。相手を尊重し、相手を受け入れ、なおかつ、あなたの願いを原動力にして、行動しましょう。
どうか、ご自分の存在価値を他の人の秤で測ったりなさいませんように。
また、火星と同じ磨羯宮にいる冥王星が、ドラゴンヘッドとトラインを組んで、あなたの道案内をしてくれます。どんなメッセージも聞き逃さないようにご注意ください。
そしてそのドラゴンヘッドと同じ処女宮にいる水星は、少しばかりあなたに忠告をするかもしれません。
それは、機械の故障や通信の障害という形で現れそうです。
この水星は、白羊宮の天王星とインコンジャクトです。
水星と天王星アスペクトを作ると、何か起こりそうです。
少し注意すれば防げることかもしれませんし、そういうことがありがちだと知っていれば、スムースに対処できるというほどのものだと思います。
どうか、落ち着いて、ゆっくり対応なさってくださいませ。
もし、通信機器の故障などがあった場合、「もう一度ゆっくり考えてから連絡しなさいということね。」というくらいにお考えください。きっと、よりよい結果に結びつくはずです。
現実的な通信は、わたくしたちの心と心の通信の補助のようなものです。
機械の故障くらいであわてることなく、本来の通信を大切になさってくださいね。
本当の通信は、機械を通して行われることなどありません。
どうか、最も大切な、心と心の通信をお忘れなく。
そのためには、本当の愛の力が必要になります。
きっと、金星が助けてくれます。安心していてくださいね。
では、よい新月をお迎えください。