２０１３年７月新月
この新月は知性とメッセージの水星と重なり、天蝎宮のドラゴンヘッドとトラインです。何か素敵なメッセージが贈られてきそうですね。よく耳を澄ましていてくださいね。そして、白羊宮の天王星とスクエア。天王星はここしばらくずっとですが、磨羯宮の冥王星とタイトなスクエア。従いまして、新月と冥王星が緩いオポジションというTスクエアを作っています。
爆発力のある角度です。
物事を新しく変えていく力のある角度なので、今までゆるゆる進んでいたことは、ここへ来て一気に結果が見えてくることと思われます。新月が絡んでのことですから、新しくスタートさせる何かに、大きなテンションがかかることになります。地面を蹴って遠く飛ぶような、弓を引き絞って放つような、そんな勢いのいいスタートになるでしょう。
そしてこの天王星が、獅子宮の金星とトラインを作っています。この金星は、双児宮の火星とセミスクエア、愛に関して、何かサプライズがあるかもしれません。しかもそれがきっかけで始まる何かがあるようです。さらにこの金星は天蝎宮のドラゴンヘッドとスクエア。磨羯宮の冥王星とインコンジャクト。ここで始まる関係、深まるご縁は、他生の因縁やご先祖様のお導きに関連していることも考えられます。｢因縁｣などというと怖いもののように思われますが、そうではなく、何らかの原因があってその結果として生じる関係と考えていただければいいのです。もちろんそれはすべての事象に当てはまるのですが、この新月の時期に動くその関係は、それが大変色濃く出ていると思っていただいていいでしょう。また、金星は、愛の星でもあり、お金の星でもありますから、お金や豊かさに関して何か面白いことが起こるのかもしれませんね。
保護と拡大の木星、時間と忍耐の土星、芸術と夢の海王星、これらがとても強力で美しい配置で天に輝くのです。今でもかなりタイトなのですが、ピークが１８日ごろになるようです。この頃始まる物事は、長く安定的に続き、大きく発展していくことになります。
こういった角度がくると、｢何かいいことがあるのでしょうか｣と尋ねられることがあります。
いいことがあるというよりは、いいことを起こすのがスムースになる、起こした物事が安定的に続くと考えたほうがいいでしょうか。
人間の生活には、「棚からぼた餅」はありません。
棚からぼた餅が落ちてくるためには、棚にぼた餅を置かねばならず、自分がその棚の下をタイミングよく通らねばなりません。タイミングを狙って時間を計ったり、何度も往復したりという工夫をすることもあるでしょう。
あらゆる｢ラッキー｣は、偶然起こるものではなく、自分で掴みにいくものなのです。何もせずに待っていては、せっかくの時間を浪費するだけです。
まずはアンテナを張ってください。どんな情報が飛び交っているのか、何が有益か、それらの値打ちはあなたの受信力、送信力によって決まります。
そして、その意味はあなたにしかわかりません。
生かすも殺すも、あなたしだいです。
巨蟹宮に４つも星が集まり、蟹祭りといった様相を呈している今回の新月ですが、さらに、天蝎宮に土星とドラゴンヘッド、双魚宮に海王星と、主な１１の感受点の７つまでが水のエレメントに集中しています。この時期、注目すべきは感情の動きです。日ごろ我慢して爆発させんばかりになっているような感情ではありません。そういう感情は、一度静かにおさめる必要があります。静かで、平和な状態になったときにわき上がる幸福感や、愛情といったような心の働きに注目すべきなのです。
楽観的な視点、希望に満ちた心、あなたがよりよい方向を目指す力を、ありったけ使ってください。こんなときに、愚痴や文句を言うのは最も愚かしいことです。(自戒をこめております)
どうか、より大きな希望を、より美しい夢を抱いてください。今こそ天が応援しています。
