2013年3月新月「後半小ネタ、次回千秋楽」

* 新月情報
3月12日午前4時52分、双魚宮21度24分の新月です。
双魚宮、すさまじいですね。
太陽、月、水星、金星、火星、海王星と、主要な10個の惑星のうち、6個集まっています。
新月ですから新しいスタートの話になりそうなものですが、むしろ混沌としてスタートなんだかゴールなんだか途中なんだか…。
双魚宮というのは、順番で言えば黄道12宮で最後のサインになります。
黄道12宮は白羊宮から始まって、ぐるりと地球を一回り、双魚宮で終わりです。
白羊宮が始まりのサインなら、双魚宮は終わりのサイン。すべてのエネルギーの収束がおこなわれるところです。そこで起こる新月というだけで、「終わりの始まり」という感じがあるのに、その同じ場所に他に4つもの星が集まっているのですから、始まろうとしているのか終わろうとしているのかすら定かではなさそうです。
さて、そろそろ個々の星についてみてみましょう。
双魚宮で起こる新月(太陽-月のコンジャンクション)に、金星が接近しています。これらが天蝎宮ドラゴンヘッドとトラインを作っています。見えない力に引っ張られるように、美しいものごとや豊かな生活へのつながりが見えてきそうです。でもどうかあせらないでください。それらを手元に引き寄せるのは、まだまだ先のことでしょう。
同じ双魚宮にある逆行中の水星と海王星コンジャンクション圏内で、これが双児宮木星とタイトなスクエアを形成しています。さらにその木星天蝎宮土星とインコンジャクトで、この土星は件の水星とトライン。
どうも情報の混乱に気をつけたほうがよさそうな気配を感じます。
「口は災いの元。」と言います。水星が順行に転じて今の位置を過ぎてしまうまで、だいたい3月の終わりごろまでは、耳目をしっかりと開いて、口を閉じて、情報の取捨選択をきちんとしておくと、物事がふさわしい状態に収まるでしょう。
さらに磨羯宮の冥王星とスクエアを作っている白羊宮の天王星が、この水星とセミセクスタイル。水星は冥王星セクスタイルです。一見なんでもないような情報が、その裏に驚くほどの力を秘めている場合があります。どうか目を凝らし、耳を澄まして、あなたのとるべき道を見つけてください。
さて、最後に火星が残りました。この新月時点でボイドです。この日、12日15時27分に白羊宮に入ります。また、月は新月後すぐにボイドに入り、同日20時18分に白羊宮に入ります。
ボイドといっても特に怖がる必要はないと思うのですが、「ボイドはお留守」という合言葉(占星術用語ではありません。わたくしが勝手に言っているだけです。)くらいを覚えておけば、ちょっとした注意喚起くらいにはなるでしょう。
つまり、惑星がボイドになると、その惑星がコントロールする守備範囲がお留守になるということです。だから、そこにボールを投げなければいいわけですし、よしんば投げてしまっても、後片付けを丁寧にすればすむことです。
では、火星や月がボイドの場合はどんなふうになるのでしょう。簡単に言えば月は感情や気分、火星は意欲や情熱、積極性。これらのコントロールがお留守になるわけです。新月や満月は気持のゆれを大きくしますので、その後すぐの月のボイドはその揺れがさらに大きくなると考えてよいかと思われます。また、火星によってコントロールされている情熱は、燃やしっぱなしにならないように、この日は少し意識的に息抜きをして、気持を落ち着かせ、はやる気持ちを抑えるようにしてみれば、この後の大きな変革に備えられるというものです。
ところで、双魚宮に星がたくさんということで、「魚座祭り絶賛開催中」などという言葉が、ツイッターフェイスブックなどでつぶやかれているかもしれません。
先ほど書きましたように今月の12日に火星が白羊宮へ移るのを皮切りに、20日に太陽、22日に金星が白羊宮に移動します。現在逆行中の水星は18日に順行に転じ、来月14日に白羊宮に移動です。次の満月、その次の新月には、「牡羊座祭り絶賛開催中」ということになります。
春本番、正真正銘のスタートになるその前に、今回の混沌とした新月に、静かな一歩を踏み出してください。走り出す前の、状況確認、データの収集、体力のチェック、どんな小さなことでも見落とさずに情報として取得してください。必ず新しいスタートの役に立つことでしょう。
 
* 後半小ネタ、次回千秋楽
今回はまず、お知らせから入ります。
長らくご愛顧いただいております「月よ月よのお話」ですが、前半の「新月情報」と「満月情報」はそのままに、後半のスピリチュアルに関するお話を、次回の満月情報を千秋楽としたいと思います。
多くの皆様は、すでにわたくしが占いやヒーリングのセッションのお知らせの場としておりましたWEBページを閉じましたことを、こちらのブログでお読みいただいているかと存じます。
そちらにも書いておりますが、昨年来、さまざまな点でわたくしの活動内容に変化が生じ、次の段階へ移ることを余儀なくされたというのが理由です。
近々、ブログの題名も変更することになろうかと存じますが、タイミングとしましては、牡羊座祭り開催中の、次の「新月情報」のころにするつもりでおります。
実は、「月よ月よのお話」の内容変更と、ブログの題名の変更は、急に決めたことです。
いずれ変えるだろうと思っていましたが、じっとしていられなくなる時というのはあるものです。
わたくし自身が変わっているのに、その残りの力で皆様を引っ張るというのは現実に無理があると判断いたしました。
というわけで、今日のテーマは、わたくしがどのように変わってきたのかということです。
このブログやメルマガを始めた頃は、わたくしは、昔からやっている占いでお金をいただくようになり、学び始めたレイキの力にワクワクしている生活でした。
現実にそれらはとても楽しく、たくさんのお友達にも恵まれ、新しい場所へも出入りし、それこそ新しいステージに立った思いでした。
しかし、あるときふと気づいたのですが、レイキのセッションや交流会に来てくださる方が、親しいお友達や、そのご紹介の方ばかりだったのです。
そのうえ、どなたも長く通ってくださるということはあまりなく、それぞれお仕事やご趣味で日々を盛りだくさんに過ごされるようになってしまい、わたくし自身もなんとなく交流会もセッションもしない時期が続いておりました。
わたくし自身はこの収入で生活しているわけではありませんから、別に何の問題もありません。
むしろ、悩みや苦しみを携えてこられる方と出会うこともなく、ただ、近しいお友達のちょっとした不調の調整や、前に進むためにちょこっと背中を押すということをしていればよいだけで、とても気楽にしておりました。
考えてみれば、当たり前です。
ブログも、メルマガも、WEBページも、わたくしの書くもの作るものすべて、毎日を意欲的に楽しく生きようとお考えの方へむけて書いているのです。
「あたたかく気持のよいレイキのエネルギーをシェアしたい」
「新しい一歩にむけて、占いを通して勢いをつけて進んでほしい」
という気持でおこなっているわけです。
人生に悩んだり、原因の見つからない体の不調に苦しんだり、そういう方のことを念頭に置いていなかったのです。
さらに、できればそういう悩みは自分の守備範囲ではないと考えてもおりました。
そういうお悩みをお持ちの方で、唯一わたくしがお手伝いできるとしたら、「絶対立ち直る」「必ず治す」という強い決意をお持ちの方だけでした。
現実に、同じところを堂々巡りしていらっしゃったクライアントさんに「自分で立ち直る意志がないのなら来ないでください」と言ってしまったことがあります。
もちろん「決意ができたら、一緒に考えましょう。精一杯お手伝いします。」と付け加えましたが。
現在ではその方は、当時お持ちだったお悩みなどすっかり卒業されて、更なるステップアップを目指されているのですが、最近次の新しいステップについてご相談にこられたときに、「言ってもらったとおりにしたら、本当にそうなるから不思議やわ。」と言ってくださいました。
しかし彼女を救ったのはわたくしではなく、強い決意と努力で悩みから抜け出した彼女自身です。わたくしは横で旗を振っていただけです。どんな苦しみも、そこから抜け出す助けになるのは自分自身の決意と努力だけなのです。
さて、こうしてみると、わたくしは本当に悩んでいる方への配慮に欠け、自分で努力できる人だけを応援しているということになります。
ちなみに、そのことを反省して活動をやめようとしているのではありません。
その態度をいっそう推し進めようとしているのです。
以前、ここでお地蔵様のお話を書いたことがありました。
いずれはお地蔵様のように、たくさんの方のお手伝いができればいいと思った時期もありました。
けれど、ここでいろいろなことを書き、その間にさまざまなことを調べ、自分自身の体や心に不調をきたす時期をも経て、それは自分のすべきことではないと気づいたのです。
不特定多数の方のお手伝いは、その力をお持ちの方にお任せすべきだと思いました。
わたくしの活動については多くの方がお気づきだと思うのですが、最初は「スピリチュアル」というのを前面に押し出して始めた活動ですが、徐々に毎日の生活を重要視する活動になってきました。
現在でははっきりと、「スピリチュアル」な考えよりも、毎日の仕事や生活のほうが大切です。」と言うことができます。毎日の生活をきちんと過ごしたその上で、楽しみや潤い、考え方のヒントとしての「スピリチュアル」に触れるのはとてもいいことだと思います。しかし、そこに依存し、生活がおろそかになり、自分の足で立ち上がるための努力を怠るようになれば、「スピリチュアル」は何の役にも立たないどころか、毒にしかなりません。
もちろん、そのような時期も必要かもしれません。しかし、時期が過ぎればそこから卒業しなければなりません。
わたくしは、昨年来、その時期に来たことを知りました。
働き、体を鍛え、学び、その上で自己の精神を高めるような考え方のヒントを手にしようと考えるようになりました。
そう思うと、もうここで書くことがなくなってしまったのです。
とはいえ、星の動きは興味深く、日々同じことはありません。新月や満月など、月の形は人間の心や体に影響を与えますから、これは生活のヒントにとても便利だと思います。
したがって、この部分を残し、すでに自分がお伝えする意欲を持たない事柄については、これでおしまいにしようと考えました。
長くお読みいただき本当にありがとうございました。
次の新月からは、「月よ月よのお話」は、新月と満月のときの星の配置やその影響についてのみお伝えいたします。もちろん他の書庫につきましては、これまでどおり、生活のあれこれについて休み休み書いていく所存です。
なお、次回の天秤宮満月は、最後にわたくしが今このときに最も皆様にお伝えしたいことを書きたいと思います。
新しいブログのタイトルも、そのときに決まっていればお知らせいたします。
では、次回千秋楽、よろしくお願いいたします。