2009年4月新月

* 新月情報
4月25日土曜日12時24分、牡牛座5度4分の新月です。
なんだか牡牛座というだけで、豊かさ感バリバリな感じなんですが、その感じってわたくしだけでしょうか(笑)
牡牛座の新月は、お金に関する願いごとや、物質的な願い事がよくかなうといわれます。
もちろんそれだけではなく、生活全般の豊かさや、五感を存分に使って楽しむための心の豊かさを願ってみると、さらに広がりが出るかもしれません。

* お金、豊かさ
以前にも豊かさということについては書きました。
お金にしても物にしても、必要なときに必要なだけあるというのはとても便利なものです。
わたくし自身は拝金主義者ではありませんし、逆に清貧でなければ人間はだめだとも思いません。

以前、フランスだかどこだかの大統領選挙のときに各候補者の財産が公表されました。
各候補者それぞれがかなりお金持ちだったのに対して、一人だけ家一軒と車一台だったというのがありました。
庶民的で良いという評価が下るのかと思っていたら、「50歳以上にもなってこれだけの財産しか築けない人に大統領を任せてよいものか。」という、かなり厳しい評価が下ったことを覚えています。
また最近、テレビ番組を見てわたくしが目を丸くしたのは、金融工学を元に作り上げられた新しい種類の金融商品をめぐって動く富の多きさでした。
その金融商品が現在の不況の大きな要因になっていることはそのテレビ番組を見ておぼろげにつかめましたが、あまりにも複雑で、途中からわけがわからなくなってきました。

さて、わたくしは個人の出生図からその方の生涯のお金の動きのあらましなどを読むことがあります。
星占いでは、手持ちのお金やすぐに動かせる銀行預金は第二宮で読みます。牡牛座の定位置です。
また、そのちょうど真向かいの部屋である第八宮では、遺産や配偶者の財産など、自分では動かせない、または表にあらわれない財産について読みます。蠍座の定位置です。そのほか、蟹座の定位置の第四宮では不動産のことについて読むことができますし、乙女座の定位置の第六宮は雇用関係を、山羊座の定位置の第十宮は社会的な立場や成果について読むことができます。
惑星では、金星や木星土星の配置を見ればお金の使い方やため方が見えてきます。

おもしろいことに、占星術で見る限り、ある人の生き方とお金の動向はそれほど矛盾するものではありません。
努力しているのにお金がたまらないとかお金が儲からないという方は、たぶんお金に対する姿勢が、本来のご自分のあり方と違う考え方に拠っているのではないかと思います。
つまり、ご自分自身の感覚ではなく世の中の判断でお金をためたり使ったりしているから、努力が実を結ばないのです。
お一人お一人の出生図を詳細に見ると、必ず人それぞれに何らかの傾向が見て取れます。
例えば、どんなに節約しても、肝心の収入が増えないためなかなかたまらないという方がいらっしゃいます。こういう方は、ためずに使ったほうが収入が増えるということがあります。
また逆に、節約すればするほど入ってくるものが大きい方もいらっしゃいます。こういう方は、少し無駄遣いしてしまうとそれに見合う収入が得られないので、常に預金通帳とにらめっこです。

実はわたくしは自分の出生図で、一生お金に困らないことを発見しました。
うらやましいと思われますか?
でも残念ながら、お金持ちになれるということではありません。
わたくしの出生図にはお金がないから困ったという考えそのものがありません。つまり、一日百円でも陽気に暮らせるということを物語っているのです。

お金や豊かさというのは、客観的なものではありません。
最終的な判断基準は、本人が生きやすく幸せを感じるかどうかということが大切なのです。
幸せかどうかはお金の多寡ではありません。
それでも、お金がたくさんあると幸せを感じる方のもとにはお金が集まり、お金があると不安を感じる方のもとにはお金は集まりません。
すると、お金がなくても幸せな方のもとには、必要なときに必要なだけのお金が集まります。

ですから、ご自分にとって本当の幸せは何かということを見つけると、手持ちのお金も財産も情報も愛も家庭も、すべてのことがそれに連動します。
ですから、お金、豊かさを引き寄せるには、まずご自分の本当の理想の姿を見つけることが大切です。世間の基準や人様の判断でご自分の姿を見ていると、そこのところを見誤ります。その結果、「人様の言うことを素直に聞いて、世の中のために働いているのに何も得られない。」という厳しい学びに出会います。

どうか皆さん、お金や豊かさに恵まれたいという思いをお持ちなら、まずはご自分の心の声をよくお聞きになってください。
その上でご自分とお金の関係をよく見つめなおしてみられると、必要なだけのお金が自動的に入ってくるようになるのです。

これをお読みの皆さんが、どうか真の幸せに近づいていかれますように。
そして、その幸せの実現のために必要なお金や豊かさに、十分恵まれますように。