揺れる

マントラ教室で、マントラの楽しさを学んでいる。

このクラスは、歌ったり踊ったり、盛りだくさんで楽しい。

昨日も、そのマントラ教室でマントラを唱えていた。

サラスバティー(弁天さん)のマントラを108回唱える。

途中で体が揺れてきた。

ものすごく揺れる。

こんなときは揺れに身を任せることにしているのだが、揺れている自分が可笑しくて仕方がない。

笑いがこみ上げて、マントラを唱えることができない。

我慢するのが精一杯になる。


笑いをこらえていたつもりだったのだが、ばれていた。



「だって、笑うねんもん(笑)」

と、突っ込まれた。

突っ込んでる本人も笑っている。


わたくしが笑かしたのか(汗)


みんな目を閉じていたはずなのだが。


「揺れるねん。」

と白状すると、「憑依」ということかもしれないということになった。

「いつも後ろにいてる「何か」が、肩をつかんで揺するねん。」

と、正直に言った。

「おもしろいねぇ。」

という結論になった。

と、思う。

みんな楽しく笑っていたのでよく覚えてない。



書いていて、ふと思った。

「憑依」するんだったら霊媒師にでもなれるかも知れない。



いやいや、やはりそういうのはごめんこうむりたい。

友達の家にお住まいの「何か」をなだめるお手伝いをしたことはあるが、その「何か」は非常に「しんどい」エネルギーである。

マントラを唱えるわたくしを揺すっていたのは、いつもわたくしの後ろで、わたくしを守ったり景気付けたり慰めたりしてくれる存在である。

予言とかもしてくれたら便利やのに、それはない。


ひょっとしたら、揺れているときに話しかけたら何か予言してくれるかも。

なんて考えていると、

「そういう下心があかんねん。」

と、後ろから笑いを含んだ声がする。