２００８年８月満月

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「月よ月よのお話」は、こちらでもお読みいただくことができます。そしてメールよりも少しだけ詳しくさせていただいております。今後ともよろしくお願いいたします。

さて、満月情報まいりましょう。
明日、８月１７日午前６時１８分水瓶座２４度２１分の満月です。

せっかくの夏、獅子座の太陽が微笑む満月なのですが、水星･金星･火星という生活に近い星たちや、努力と忍耐の土星が乙女座に入っているため、あまり華やかな感じがしません。どちらかというと、清らかで堅実な感じのほうが強いです。
また、木星と金星が１２０度という大変調和的な角度を取りますので、全体にやさしく安定した空気も感じられます。
月の位置自体は水瓶座です。これらの状況から考えますと、情におぼれることも派手にはじけることもなく、広く世界に目を向ける姿勢が、宇宙に調和するのではないかと思われます。

と、書いておりますと、「え～っ、今夜はパーティーなのにぃ。」なんていう声も聞こえてきそうです。
そうですよね。久々に会う郷里のお友達と楽しく過ごそう、あるいはお盆休みの最後の週末をカラオケやクラブで盛り上がって過ごそうという方が多いのではないかと思います。
そういう方はぜひ今夜こそ、参加している皆さんや、快く送りだしてくださったご家族への思いやりと感謝の気持ちを持って楽しまれてはいかがですか？
普通に楽しむよりも、きっと充実した夜を過ごせるのではないかと思います。


「ドラゴンヘッド」
地球から見た目で太陽の通り道（黄道）と、月の軌道が交わる点をドラゴンヘッドとドラゴンテイルといいます。これは、実際の天体ではなく計算で出されるもので、ノードとも言います。
日蝕と月蝕は、このノードの近辺に月と太陽が来たときに起こります。
占星術では実際の天体でなくても、材料として使うことがあります。
このノードの場合、いわゆる「縁」や、「前世」に関係があるといわれています。
わたくしも時々クライアントさんと周辺の方との「縁」を調べるときに使ったりします。

携帯の占いサイトや雑誌の占い特集を見たりしますと、「運命の恋人をGET」とか「彼は運命の人？」とかいう見出しがあったします。
また、「前世で約束されたあなたの恋」なんてあると、つい目を奪われたりします。
ロマンチックですよね。
とてもロマンチックです。
彼との相性を見て「前世からの深い縁がある」なんて書いてあると、すごくうれしいですよね。

でも、わたくしはそれを目的として占うということはしません。

「運命の人の生年月日」とか、「前世の恋人と出会うシチュエーション」とか、ネタ的には面白いんですが、地に足つけて生きようとする人には若干邪魔になるような気がします。

確かに、ホロスコープをみれば「縁」ということについては大体見えます。
「前世」の情報は、現在の自分を見つめる上で、とても参考になります。
しかしそれは、あくまでも「今」をよりよく生きるために、「前世」とよばれる世界を参考にするために使うのです。

大切なのは、「今」この人生であると、わたくしは考えます。

コマーシャリズムに惑わされず、「今」を見つめて、近しいご縁を大切に生きることができたらいいなと思っています。