２０１１年１０月 新月情報と、「超能力のこと」
＊ 新月情報
動きの速い星が天蝎宮にごちゃごちゃ～と集まって、火星以遠の遅い星がバランスよく散らばっています。
また、太陽と火星はミューチャルレセプションで、ここにもアスペクトと同じ関係が生まれます。
全体として内部での動きが活発な感じがします。
思いを伝えたい、気持をわかってほしい、そういう心の動きがすんなりとは外に出にくくなっています。
むしろ今伝えたい思いは、心の中でじっくり育てましょう。ことさらに隠す必要はありませんが、表立って動いてもあまり役に立ちそうにありませんし、摩擦を呼ぶ場合もあります。今は伝えるときではなく、守り、置いておく時です。
あなたの思いは、お千代さんが一豊のために鏡の裏に隠し持っていた十両の金子なのです。
もし今表面化して大きく動くことがあるとすれば、その表面化自体、「自分しか知らない」「出た成果の発表待ち」というようなもので、すでに長い時間の熟成を経てきたもので、世に出るのを待っている状態です。
時を待ちましょう。
しかし、頭の中で妄想に走るのと、心の中で思いを育てるのは違います。
妄想はいくらでも大きくなりますが、冗漫に広がるだけです。それが現実になるように育てるためには、集中力が要ります。
今は心の中で育てることができる思いには、制限がくわえられることはありません。さらに、それを育てるための集中力も与えられています。
どうか、今このときを、どんどんご自分の思いのままにお使いください。
あふれそうな思いは、今はご自分の心の奥深くで守り育てることで、いつか必ず素晴らしい花を咲かせ、実を実らせることができるのです。
＊ 超能力のこと
超能力って…（汗）
せっかくこのブログも、世の中のどんな方に読んでいただいても「怪しい」というふうには見られなくなるくらいに実生活に即した内容になってきたと自負してきたのですが…。
そうなんです。今日は新月の日の星の動きを見ていて、皆さんが実は隠していること、隠していることすら気づかないことに焦点を当ててみようと思いました。
そうですね、「超能力」とか書くからあかんのですね。「潜在能力」ですかね。
でもこれも怪しいな。
事実、わたくしたちは、現実に自分の手で作ったり動かしたり、あるいは研究者の手や工場でつくりあげられてきたものは、どんなに不思議なものでも普通に受け入れています。
考えたら、テレビとか、ＰＣとか、電話とか、不思議とちゃいますか？
昔、うちで飼ってた猫が、テレビのドキュメンタリー番組でペンギンの子がかもめに襲われる場面で、テレビに飛びかかってました。
ちなみにわたくしはテレビに向かって「なにゆうてんねん、おっさん」とか突っ込んでますし。
こういった科学技術の結集したものであればどんなに不思議なものでも、わたくしたちは自然に受け入れるようになってきました。
しかしひとたび科学の域を超えると、「インチキだ」「何かタネがあるのだ」「偶然だ」という声が聞かれることもまた、珍しくありません。
ヒーリングとか、スプーン曲げとか、チャネリングとか、実は練習しだいで誰にでもできるものを、「怪しい」という一言で片付けてしまうのも、この感覚です。
たぶん、科学が発達することで、人間が持っている本来の力が失われただけで、練習しだいでかなりのところまでよみがえるのですけれど。
そうは言っても、現実には毎日の生活では科学の力が広く使われていて、練習してまで世の中に「怪しい」と思われることなどしなくていいのではないかとも思ったりします。実際、練習せんでも生活できたら要りません。そんなことをするより、目の前の伝票を片付けたり、エクセルと闘ったり、栗の皮むきをしたり、ガラス磨きをしたり…。山のようにすることがあります。
それでも、そんな力がほしいと思う人もいるのも事実で、ヒーリングやチャネリングの教室はたくさんありますし、そっち系のイベントでは、「誰でもできるスプーン曲げ」なんていうブースもあります。
よほどでない限り、言われたとおりにすれば基本的なことはできます。
もしできないとすれば、「こんなのできるはずない」という疑いの思いがどこかにあったり、「これは正しいのだろうか」という自己批判の気持があるためです。
けれども、よく考えれば、わたくしたちはチャネリングやヒーリングの力はいつも使っているのです。
たとえばみなさん、いつもと別に表情の変わらない上司を見て、「あ、今はこの書類出すのやばいな。午後イチにしよう。」とか、にこやかに談笑している友達にただならぬ気配を感じながらそばを通り過ぎると、その会話が誰かの悪口がだったりとか。
そんなことは日常にありますよね。
「勘」というヤツです。
このレベルのものならば、実に普通に毎日使っています。もちろん、人によって強い弱いはありますが、これを育てると、テレパシーやチャネリングに発達します。
また、肩もみのとても上手な人っていますよね。いたいところや押さえる加減がたちどころにわかる人。さらに押さえながら、「あんた、病院行ったほうがええんちゃう？」なんて言ったり、「昨夜寝てはれへんのとちゃいますか？」なんて、見てきたようにわかっちゃう人、いますよね。そして、聞き上手な人。この人に聞いてもらうだけで、何をアドバイスしてもらうわけでもないのに気持がすっきりする人っていますよね。何の訓練もしなくても、話を聞くだけ、そばに座ってるだけで、気持がすっきりする人、肩もみの上手な人ともに、皆さんのお友達に、一人や二人いらっしゃるのではないでしょうか。
こういう力はヒーリングです。少し練習すれば、立派なヒーラーになれます。
実際、マッサージの先生や、整体の先生にはこの種の能力がとても高い人もいますし、ヒーリングそのものを学んでいる人もわりに多いようです。
最後に、スプーン曲げですね。わたくしは瓶の蓋を開けるときにその力を使います。ちなみにスプーンは今まで一回しか曲げたことはありません。あまり生産的ではないので、練習しないためです。
しかし、瓶の蓋を開けるときにこの力を使えば、食事の支度をするのにも便利ですし、瓶をあけるのに腕力や握力に頼らないので、女性は便利です。サイコキネシスの一種ですよね。少し訓練すれば、力の要る作業なら何にでも使えて便利だと思います。
手を使わなくてもできるようになれば、ハンバーグの種を作っているときや、クッキーの生地をこねているときにスパイスの瓶を汚さなくてすむのでとてもいいですよね。（最初に全部入れるのを忘れる人向けですが。）
もちろん、簡単にスプーンを曲げることができれば、生産的ではないといえ、宴会の余興にはうってつけですよね。もちろん、宴会で曲げられるようになるには相当の練習が必要だと思います。スプーンはもったいないですが、お友達に喜んでいただけるならそれも楽しいですよね。
たぶん、これらの練習は、わたくしたちが日常に何かを練習するのと同じことだと思います。毎日一所懸命やっているのになかなかできなくて、ある日ふと何かがつかめる、そして、つかめたらあれよあれよという間に上達する、そんな感じですね。
それじゃ、ちょっとやってみようかと思われた方は、図書館や大手の書店に行けば、チャネリングやヒーリングの本に出会えます。
習うために大枚のお金を支払って教室に赴くということも方法としてありますが、たぶん、本当に習うべき人は、それほどのお金もかけず、時間や場所も苦労のいらない状況で習えるところが簡単に見つかるはずです。
もし、お小遣いの範囲内で学べないとか、大好きな仕事を辞めないと通えないとか、そういうのはどこかに無理があります。家族や仕事の関係の人が歓迎してくれるのでなければ、適切なことではありません。
もし、仕事を辞め、大金をはたいてでも学ばなければならないとしたら、必ずスムースのその状態に移ることができます。もし、どこかに軋轢があったら、それは遠回りです。
どうしてもまなぶチャンスが訪れなければ、それは今そのときではないか、それ自体あなたに必要がないかのどちらかです。
最後にはっきり申し上げて起きますと、三度三度の食事がおいしく、健康で、家族が円満で、仕事が楽しいという方、さらにそれが毎日向上しているという方には、ヒーリングもチャネリングも必要ありません。逆の言い方をすれば、ヒーリングやチャネリングは生活をより心豊かに幸せにするための能力の一つで、絵を見て美しいと思う感受性や、本を読んでワクワクする想像力と同じようなものです。ヒーリングやチャネリングの力を持つことそのものが目的になってしまっては、何の意味もなさなくなるのではないかと思います。
実はそういう力を求めることばかりに心を砕いている方に限って、練習が思うに任せなかったり、意識レベルの低い「モノ」にとっつかまったりしやすいのです。
まずは毎日の生活を見直していただいて、明るくにこやかに過ごすために、ご自身の隠れた能力を上手にお使いくださいませ。そうすれば、それほど練習などしなくても、人様の気持を理解し、ご自身の希望にかなった生活を自然に手に入れることができると思います。
もともとこういった能力が突出して高い方は、子どものころから人と交流しづらかったり世間とのギャップに悩んだりということもおありだったと思います。
そういう方は、ヨーガの教室に通われたり、レイキを受けられたりして、ご自身の能力を上手にコントロールすることを学ばれることをおすすめします。
どうか皆様、ご自身の状態を良く見つめられたうえで、最も良い状態を心に描きながら、隠された能力に磨きをかけ、日々の生活をお楽しみくださいませ。
