2009年7月満月

* 満月情報
7月7日18時23分山羊座15度24分、山羊座の満月です。
七夕ですね。
そして、月蝕です。18時40分ごろ半影蝕になります。
が、調べたところによると、今回の月蝕は日本では観測できないようです。
星占いは、「自分のいる位置から観測できるかできないか」ではなくて、「地球から見た星の状況がどうなっているか」で見ますので、別に肉眼で観測できなくてもいいわけです。

* リラックス
で、七夕とか月蝕とか書いておきながらテーマは違うわけですね(爆)
というのも、いつか書こう書こうと思いつつ、機会がなく、流れてきたのです。

「リラックスをしてストレスを軽減する」というのはよく言われることです。また、このメルマガやブログでよくテーマにしている「願い事をかなえる」ということの大きなポイントになります。
実際どんなことでも、必死になって望めば望むほど遠のいていくものです。
しかし、自分の意図をはっきりさせたうえで、その願いにとらわれずにリラックスして普通に日々の生活を過ごすことができれば、願いというものはすぐにかなうものです。
ところが、この「リラックス」こそが曲者なのです。
リラックスしている状態のときには、もちろん力は抜けています。
しかし、完全にダラリとしているわけではありません。
実は完全にダラリとしている場合、意外に妙なところに力が加わっているものなのです。

ヨガのポーズに、寝転がって全身の力を抜くポーズがありますが、あれがとても難しいということがわかってきたのは、つい最近のことです。以前は、それまでしんどいことをやってきた後なので、ただダラリとしているだけでした。ところが最近になって、ダラリとしているにもかかわらず体のあちこちに力を入れている自分に気づいたのです。
そして、力の入っている部分に気づいたら、その部分を意識して力を抜くという作業を繰り返しているうちに、「力を抜く」という「行為」の面白さ、難しさに気づいてきたのです。

力いっぱい物事を行うことよりも、よく意識してそこに加わっている力を抜くことで、その行為を丁寧に行なうことができます。
そしてそれができるようになると、思いがけないほど大きな力を発揮します。
ただ、残念なことに、「力を抜く」ための「コツ」にあたるような簡単な方法については、わたくしはここでご紹介することができません。
何故かというと、「力を抜く」ことができるようになる最も大切な方法は、「秘伝」とか「秘術」とかいうものではなく、「慣れ」と「練習」しかないからです。
いえ、ひょっとしたら特別な方法があるのかもしれません。
しかし、わたくしにはわかりません。
わからないので、ヨガや詠春拳のクラスに通うのです。
そして少しずつ、体や心に力が入っていることがわかってきましたし、少しずつ力を抜くこともできるようになってきました。
「リラックスすること」「力を抜くこと」は、今のわたくしの最も大きな課題になっています。

あす、満月、月蝕です。
前後何日かのあいだに、何かひとつの「実り」が得られるのではないかと思われます。
「何もなかった」とおっしゃる方、ひょっとしたら「実り」とか「願い」という言葉への思いに力が入りすぎてはいないでしょうか。
一度すっかりと力を抜いて、ご自分の心にずっと纏わりついている「願い」を脱ぎ捨ててみてください。
ひょっとしたら、「ああ、こんな実りが得られたのだ」という、素晴らしい実感を得られるかもしれません。
力を抜くことはとても難しいものです。
でも、それさえできれば何とかなることが、いっぱいあります。
ぜひ、夜ベッドに入ったときにでも、体の部分一つ一つの力を抜いてみてください。
だんだんできるようになってきたら、仕事やデートのときに心の力もうまく抜けるようになるかもしれません。
どうか皆様がうまく力を抜いて、大きな成功を手にされますように。